フラグメント(10)

BOX 2 ブームは来た域

僕は箭内先生の元に呼ばれたために職員室へ向かった。先生は奥の席で僕を待っていた。
「まあ、掛けなよ」
「はい」
「jubeatだけどね」
「はい。近頃じわじわ来てますね」
「わかる?」
「はい。ブームは来た域かと」
「そうだね。全然eSportsの狼煙は上がっている。もう気付いてるんだろ。僕の企みに君は」
「はい。eSportsの選手に僕をするんですよね」
「そういうこと。この学校からjubeaterが生まれれば志望者が一気に集まる。もうそういう時代になっちゃってるよね。君には白羽の矢が立った」
「はい」
「どうも舞台度胸が君はすごい。だからこそeSportsの選手になれるってわけ。もうすぐ、師匠紹介するから。」
「師匠ってeSportsのプロですか?」
「そうそう。音ゲーのプロフェッショナル呼んでるから。先生に後は任せろ」
「はい!」
「じゃあそういうことで」
「失礼します」
eSportsの師匠?胸が高鳴ってきた。

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