見出し画像

余白をつくる その①

どうも、いわみです。

この度、私、シェアスペース的なものを始めることにしました。
シェアスペース的な空間の名前は、「余白(仮)」です。
私は、この空間で「余白」を育てるって決めました。

 このnoteは、シェアスペース的なものを始める理由やその空間でどんなことがしたいかについてお話します。どうぞ、お付き合いください。
今度の私はほんとにやりますよ。

【「余白」を作ろうと思ったきっかけ】
 2018年12月頃から、大学の友人とシェアスペース的な空間欲しいよね、作ろう!って話はしていました。

だって、私が在学している島根県立大学浜田キャンパスのある島根県浜田市には、学生が居やすい拠点というか、居場所がほとんどないのです。
(これは浜田に限った話ではないかもしれないけど…。)

例を挙げると、
 大学の学生会館、図書館(ラーニングコモンズ)は、夜8時には閉館。
早すぎる。
 最寄りの24時間営業のファミレスには、車で10分。車持ちがいないと行くことさえできません。あと、出費がかさむ。
 電源の充実しているカフェは、夜11時には閉店。学生にとってはまだ早いよ。こちらも出費がかさむ。
 居酒屋、カラオケは夜遅くまでやってるけど、集まって話ができる空間とは少しコンセプトが違う。
 レンタルスペースがあるとは聞くけど、レンタル料1回千円以上するから、ずっと払っていたらバカにならない。あと時間制限もある。
 友達の家でもいいけど、キャパの限界があるし、いつも使えるわけじゃないしなあ。

 こう、もっと学生がお金と時間を気にせず、オールする勢いで、いろんなアイディアや表現があふれて爆発して、それらがちゃんと形になって伝わっていくような場所がないものかと、
私はずっとそれを欲し、それがないことに悩んでいました。

でも、その時は結局タイミングや金銭的なハードルがあって、友人と一緒にシェアスペースを作ることは無しになり、私は気を落としていました。

そんな中、私が大好きで大尊敬している、PakT代表松榮秀士さんのFaceBookのこの投稿を目にしました。


【申し訳なくなった話】
病院への送迎で車を運転していた帰りに、道路でキャッチボールをしている少年2人がいた。キャッチしきれず、そのボールが車に向かって飛んできた。これは当たるだろうぁ~と思ってたら見事に「ドン」って当たった。

ボールを潰しちゃうと申し訳ないので、窓をあけてボールの位置を確認すると、二人の少年が、とても悪いことをしたかのように、頭を下げて「本当にすいませんでした。」って謝ってきてくれた。

遊ぶ場所がないのは、絶対に少年のせいじゃなくて、遊べる場所をオトナが無くして来たんだろうなって思う。
にも関わらず、申し訳なさそうな少年に胸が痛くなった。
遊ぶ場所、遊べる余白が社会にあればいいな。

遊べる余白が子どもたちに届くように
ここ遊べるよーみたいな場所は、でも確かにあると思うからそういった情報が、子どもたちにも届くように。
《リンク:しゅーしさんの投稿

しゅーしさんのこの投稿と出会い、
「ビビビビビビッ!!!!!!」ってなりました。
こんなふうに脳が活性化したのは生まれて初めてです。

「そうか!私は、浜田で学生仲間にとっての余白を作りたいんだ!そしてそれを作れば絶対にワクワクできるぞ!!!!」って。

前まで、浜田にある数々の空間・居場所に愚痴ってただけだった。
こんなんあったらいいなって理想を語るだけだった。
でも、しゅーしさんの投稿がきっかけで、既存の枠内だけが私たちが動ける場所じゃないと気づいた。
その枠外や枠内に点々とある、「余白」に目を向けてみればいいのだって考えるようになりました。


【いわみにとっての「余白」とは】
 もう既に何かが表現されている場所では、その表現に縛りができると思います。そのカタチや色、質感さえもを制限されてしまうかもしれません。
 それが一概に悪いとは思っていませんが、私達には自由に思考し、表現するチカラがあります(特に学生は、俗にいう「学生らしさ」ゆえ)。
 私はそれらがハッキリと遮るものなく生き生きとしているところが見たい。表現者とその表現を五感で感じたい。
だから、余白を育てたいと思います。

余白は、真っ白です。なにも記されていない白い部分ですから、何でも書けます。どんなカタチでも色でも、質感でも、表現することができます。


思い返せば、中高生時代のあの日、授業中、教科書の余白に落書きをしたり、ノートの余白で隣の席の友達と会話したり。
大学の授業でも、レジュメの余白には、先生のどうでもいい話さえメモったり、講義内容に授業そっちのけで反論を試みてみたり。大学生になっても、余白に落書きしたり、されたり。
これは余談ですが、私はノートは必ず無地のものを使います。罫線が入っているのもとても見やすくて良いのですが、横書きしても斜め書きしてもみやすい無地のノートが大好きなんです。ページ全部が余白なんです。無地ノートは。

余白は、私達になんでもやっていいよっていう器の広さと無限の可能性を与えてくれます。
遊んだっていいし、真面目に考え抜いてみてもいい、真っ白なまま何もしなくてもいい。余白がそこにあるってわかっただけで、心は落ち着くし。余白はそれを許してくれる。

だから、私は、浜田で学生にとっての居場所や拠点の「余白」を作ることにしました。
県大生の皆さん、「余白」をみんなで一緒に育てましょう。



以上、私が、シェアスペース的なもの「余白」を作るきっかけでした。
次回のnoteには、このシェアスペース的な「余白」でどんなことをしたいのかについてお話していこうと思います。

余白をつくる その②をお楽しみに!!

サポートしていただいたお金は、知見を広げるための本の購入費や都心への交通費に充てさせていただきます!