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永遠の女子中高生たちとグループ魂

はじめに

なんのまとまりも、結論すらもない記事であることを念頭に置いた上でお読みください。自分の好きなコンテンツ同士のつながりを見つけた、そんなちょっとしたうれしさを言葉にしておきたかった。
また、私はグループ魂について本当になんの知識もないので、的外れなことを言っている可能性がなきにしもありません。

initial step in NIJISANJI

10/31にぴあアリーナMMで行われたにじさんじ元一期生のライブ『initial step in NIJISANJI』をネット配信で観た。
(※initial step in NIJISANJIはスクリーンショットOKのライブだったので、記事中にスクショを使用しています)

「にじさんじプロジェクト」は多種多様なインフルエンサーが所属するVTuber/バーチャルライバープロジェクトであり、各種イベントやグッズ・デジタルコンテンツの販売、楽曲制作などを通じて次世代のエンタメを加速させていくことを目的としています。現在、約100名の所属ライバーが個性を存分に活かし、YouTube等の動画配信プラットフォームにて活動しています。(公式サイトより)
「1期生出身」とは、にじさんじの発足時のライバー8名(月ノ美兎, 勇気ちひろ, える, 樋口楓, 静凛, 渋谷ハジメ, 鈴谷アキ, モイラ)を指す。この8名は全員そろってのコラボを複数回行なってきた。本ページは主に、そうしたコラボを行うユニットとしての「1期生出身」を扱う。(にじさんじ非公式wikiより)

上記にある通り、今や100名を超えるにじさんじ所属ライバーの先駆けとなった8人の集大成、といったお祝いムードの溢れるライブであった。

セットリストは以下の画像の通り。

スクリーンショット 2021-11-13 15.06.41

1年前ほど前に追い始めたばかりの新参者の私でも思わず泣いたり笑ったりしてしまった、素晴らしい選曲とパフォーマンスだった。
にじさんじの魅力を語る上で欠かせない「関係性」を踏まえた、配信での常連コンビやユニットも多く見られて満足感があった。

ただ私の力量と知識では8人とファンの歩みについて多くは語れないので、こちらの記事を貼っておきます。

永遠のJKたち


特に印象に残っているのが、アンコール1曲目の月ノ美兎・樋口楓・える(ユニット名:みかえる)による『君にジュースを買ってあげる♡』。

スクリーンショット 2021-11-13 15.21.16

みかえるとは、月ノ美兎、樋口楓、えるのコラボ名称である。名前の由来は、"み"と+"か"えで+"える"から。
1期生出身の仲良し3人組。デビュー当初から交流があり、オフコラボやイベントでの共演などを重ねている。
三人はそれぞれSACRA MUSIC (ソニー・ミュージックレーベルズ) , ランティス (バンダイナムコアーツ)、UNIVERSAL MUSIC JAPAN に所属しているアーティストでもある。(にじさんじ非公式wikiより)
樋口楓、月ノ美兎、えるは仲良くおやつ中♪
冷たくて美味しいアイスですが、溶けやすいのが厄介なところですよね…。そんな時!関西弁でなんて言う?
具体的なシチュエーションをふまえ、樋口さんが優しく教えてくれます!
さあ、みんなで復唱してみましょう!あれ?えるさんの様子が…?
このほか、映画のような場面でも使える言葉もご紹介!
月ノさんのような完璧なイントネーションを目指しましょう!
---------------------------------------------------------------------------【ぷちさんじ】は、にじさんじプロジェクトに所属するメンバーの配信から一部を紙芝居にした動画です!
今回の動画は「月ノ美兎/樋口楓/える」の配信から!(概要欄より)

ちなみに「みかえる」のうち、月ノ美兎と 樋口楓の2人は『永遠のJK』である。

年齢:16歳
誰がなんと言おうと16歳である。加齢はされない。(にじさんじ非公式wikiより)
年齢:17歳
デビュー以降、加齢はしていない(にじさんじ非公式wikiより)

(ちなみにもう一人は、長生きなエルフ)

年齢:283歳(2021年現在)
サザエ時空式ではないタイプのエルフのため歳を重ねる
肉体年齢:17歳(にじさんじ非公式wikiより)


さて、本題に戻る。3人が歌ったのはこちらの曲のカバーらしい。

導入のコントをもカバーする徹底ぶりへの反響。
カバーなのに、彼女たちのオリジナル曲ではないかと思ってしまうほど歌詞がぴったり合っていた。

今日はウキウキ初デート
君にジュースを買ってあげる
月収10万以下だけど
君にジュースを買ってあげる
時々暴力ふるうけど
たまにジュースを買ってあげる
食事は君が払いなよ
僕はジュースを買ってあげる
(中略)
エレベーターに乗るときは
僕がボタンを押してあげる
そのかわり、家賃とか光熱費は全部払ってよ!お願いしますよ!
僕がボタンを押してあげる


ただこの3人、曲がりなりにも全員がメジャーデビューしているアーティストで歌唱力は抜群である。
1番サビ前の月ノ美兎委員長の叫びに痺れてしまった。

恋ってやっぱり ギブ&テイク
求めてばかりじゃ切ないね

そんなおふざけと真剣な歌唱とのギャップが、彼女たちを体現していると感じた。



カバー曲とにじさんじ


そもそもこのライブに限らず、にじさんじに所属する複数人のライバーによる合同ライブはカバー曲がメインになることが多い。
オリジナル曲を持っているライバーも少なくないが、全てのライバーがオリジナル曲を持っているわけではないからだ。
だからこそ、逆にカバーの妙を楽しめるのが魅力だと私は思っている。

カバー繋がりで、他にこんな出来事も。

こんな鋭いツイートもされていた。

永遠のJCたち

原曲を知らなかった私だが、グループ魂の名前を聞くのは実はこれが初めてではなかった。

この曲のことが思い浮かんだ。

私立恵比寿中学の生徒ですが
ご覧の通り中学生ではありません
そうです 一文無しのアイドルです
(中略)
私立恵比寿中学の生徒ですが
教育実習の先生よりは
酸いも 甘いも噛み分けています

2019年3月13日に発売された、私立恵比寿中学(通称エビ中)の5th full Album『MUSiC』に収録されているこちらの曲。
グループ魂の宮藤官九郎が作詞を手がけ、MVには港カヲルが登場している。

かつてエビ中が参加した、グループ魂の港カヲルソロアルバム「俺でいいのかい」収録の「女子力発電おじさん ~私立恵比寿中学に迷いこんだ港カヲル~」の作詞を宮藤官九郎が手がけており、今回はそのアンサーソングとなっている。
「前回は“おじさんに元気になってもらう曲”でしたが、今回は“ちょっと元気出さないとおじさんになっちゃうよ”という曲」(宮藤官九郎)とのことで、曲中“おじさん”には2年前に続き、港カヲルが登場!
(概要欄より)
2021年5月、新メンバー3名が加わった、「永遠に中学生」9人組グループ。通称「エビ中」。
アリーナコンサート・主催フェス・ドラマ・舞台など縦横無尽に活躍。
結成10周年イヤーとなる2019年には2枚のオリジナルアルバムを発売。
6th full Album『playlist』はビルボード週間アルバムチャートで1位を獲得。
(公式サイトより)

メンバー9人中6人が成人しているが、それでも彼女たちは『永遠に中学生』。

おわりに

ここ1年で追い始めた永遠のJKたちと、それこそ8年くらい前から長く細く追っている永遠のJCたちがグループ魂の曲を介して繋がった気がして、なんだか嬉しかった。

一見女子中高生とおじさんは全く異なった属性に見える。
しかし、エビ中とにじさんじ1期生(みかえる)の両者に共通する自由さを引き出すのが、グループ魂の楽曲であるというのはなんだかとても面白いなと思った。

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