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【「音楽と私」藤井風"満ちてゆく"を聴いて心がすっかり満たされた】

週一note投稿、あっという間にやってきました。
今週もよろしくお願いします。
前回は「志庵の読書ブログ」というコーナーをスタートし、私の好きな本について書かせてもらいました。
”読書”は私の暮らしに欠かせないもののひとにもつなのですが、その他にも必要不可欠なのが”我が家の犬と猫””ひとりの時間”珈琲”そして”音楽”

音楽のお話しは以前にも何度かnoteに書いたことがありますが、最近とても素敵な1曲に出逢ったので、これを機に推しの1曲をご紹介していくコーナー「音楽と私」も始めてみようと思います。

今回ご紹介する1曲は、藤井風さんの『満ちてゆく』です。

藤井風さんの音楽を聴くようになったのは、4年くらい前からでしょうか…まだ屋久島に住んでいる頃、ちょうどコロナ禍で仕事もお休みの日が多く、家で観ていたYouTubeでたまたまみつけたのがきっかけでした。
凄い人がいるなぁとどんどんはまっていき、それから暫くして発売されたアルバム『HELP EVER HURT EVER』に収録されていた「帰ろう」という曲が、
昔から多分人よりも少しだけ、生きること死ぬことについて考え込んでてしまう私の心を、ふわっと救い上げてくれたようでした。

ああ 全て与えて帰ろう ああ 何も持たずに帰ろう
与えられるものこそ 与えられたもの ありがとうって胸をはろう
待ってるからさ もう帰ろう 幸せ絶えぬ場所 帰ろう
去り際の時に 何が持っていけるの 一つ一つ荷物手放そう
憎み合いの果てに何が生まれるの わたし わたしが先に忘れよう
あぁ 今日からどう生きてこう

藤井風 帰ろう

私にとっては今もお守りのような曲で、いつか元いた場所へ帰る日まで、いままで与えてもらったものを与えられるよう生きて、重たい荷物を何も持たずに終わりを迎えたいと思えたのです。
”手放す”ということの大切さを知ることができました。

「帰ろう」という曲に出逢ってから4年が経ち、”手放す”ことの大切さを知ったはずなのに、手放すどころか手から溢れるほどたくさんのものを握りしめて、どうにも生きづらい日々がいまだ続いていたりしていました。

どうしたものかなぁ…なんて思いながら日々をすごしていたところ、先日「満ちてゆく」がリリースされたのです。

開け放つ胸の光 闇を照らし道を示す
やがて生死を越えて繋がる 
共に手を放す 軽くなる 満ちてゆく
晴れてゆく空も荒れてゆく空も 僕らは愛でてゆく
何もないけれど全て差し出すよ
手を放す 軽くなる 満ちてゆく

藤井風 満ちてゆく

”手を放す 軽くなる 満ちてゆく”
このフレーズを聴いたとき、胸がぎゅーっと締め付けられました。
あぁ、そうか、ちゃんと手放さないからずっと苦しくて、いつまでも満たされないんだ…と。

一度手にしたものを手放すのは、とても勇気のいることです。
どうしても、執着してしまうから。
でももう自分には必要のないものまで、実はぎゅーっと握りしめてしまっているのかもしれない。
与えてもらったものを手放して、誰かに与えることで軽くなり、そしてようやく満たされる。
私にはこの「満ちてゆく」という曲が「帰ろう」からずっと地続きのような気がして、またお守りの1曲が増えました。
いつか旅立つ日その日まで、少しづつ手放していこうと思います。

「満ちてゆく」は先行で配信があり最初は曲だけを聴いて、そのあとMVを観てさらにこの曲の世界観を知ることができたのですが、それからしばらくして「tiny desk concerts JAPAN」というNHKの番組でのパフォーマンスが唄は勿論、演奏もコーラスも本当に素晴らしく、いつのまにか涙が零れていました。

番組の配信は終わってしまっていますが、YouTubeで「満ちてゆく」のパフォーマンスは観ることができますのでぜひ!!

余談ですが…藤井風さんを聴き始めた頃、大好きな石田ゆりこさんも風さんのファンだということがわかり、それに加えて私が神と崇めるB'zのシンガー稲葉さんがファンクラブ会報誌のQ&Aのコーナーで最近聴いているアーティストは?という問いに「藤井風さん」と応えていらっしゃって、しかも2人は同郷で、好きと好きが繋がってなんだかとても幸せで、おもわずガッツポーズをしてしまったという謎の過去があります。

ということで、今回から始まった「音楽と私」
推しの曲を紹介するコーナーの1曲目は、藤井風さんの壮大な愛の唄「満ちてゆく」でした。
もがいて足掻いてカッコ悪くても必死で生きていれば、こんなに素敵な曲に出逢えるのだから、人生は捨てたものじゃないなって思います。
またこれからも推しの1曲、紹介していきます。


今週も最後までお読みくださりありがとうございます。
また来週。

こちらは以前藤井風さんのLIVEに行ったときのことを書いたnoteです。
もし良かったら読んでみてください。
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