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クレジットカード会社JCBとは?VISA・Master等のブランドと楽天・三菱UFJ等の発行会社の違いは?

2023/11/11に、全国のスーパーやJRの駅などでクレジットカードの決済ができないトラブルが発生しました。

その後にトラブルは解消して、クレジットカードの決済システムを運営している「日本カードネットワーク」は詳しい原因を調べています。

「日本カードネットワーク」はJCBの子会社です。今回はJCBについてと、クレジットカードのブランドと販売会社の違いについて解説したいと思います。

JCB・Visa・Mastercardなど、クレジットカードのブランドとは?

VisaやMastercard、JCBなどの名前を聞いたことがあると思います。これらはクレジットカードにおける国際ブランドです。

国際ブランド毎に、決済ネットワークを保有しており、ネットワークの使用ライセンスを各カード会社に発行しています。

Q1.クレジットカードの国際ブランドとは?
国際ブランドとは、その名のとおり世界中の国や地域で利用できるクレジットカードのブランドのことです。国際ブランドごとに独自の決済システムネットワークを保有しており、ネットワークの使用ライセンスを各カード会社に発行しています。
例えば、Visaと提携している三井住友カードを保有している場合、Visaのアクセプタンスマーク(ロゴマーク)がある加盟店の支払いで利用できますよ。

三井住友カード

日本発唯一の国際カードブランドJCB

JCBは日本発唯一の国際カードブランドです。日本におけるシェアは約28%となっています。

三井住友カード

そしてカードブランドのビジネスモデルは以下画像の通りで、カード加盟店から支払われる手数料を原資に、クレジットカードの決済システムが維持されています。

JCB

クレジットカードの発行会社とは?楽天カードや三菱UFJカードなど

上記画像のイシュアがカード発行会社にあたります。楽天カードや三菱UFJカードなどが該当します。

三菱UFJのような銀行、楽天のようなネット通販、イオンのような店舗小売、ANAのような航空会社など、クレジットカードの利用手数料を稼ぐ他、自社商品の販売促進のためにカード発行しています。

発行会社(イシュア)が発行するクレジットカードには、VisaやJCBなどのカードブランドが記載されています。

通常カードブランドは発行会社・クレジットカードの種類ごとに決まっていますが、発行会社によって、カードブランドを選べるところもあります。

決済トラブルを起こしたのは?

改めて今回のクレジットカード決済トラブルを振り返ってみましょう。

記事によると、トラブル発生の影響範囲は明確にされていませんが、トラブル解消を発表したのはJCBの子会社です。よってJCBの決済ネットワークで問題が発生したと思われます。

また記事にてJRでのトラブルが報じされていますが、これはJRのビューカードがJCBブランドなため、JRでの影響が大きかったと思われます。

Viewカード

クレジットカードの発行会社は数多くありますが、クレジットカードの国際ブランドの数は7つしかありません。また日本ではVisa・JCB・Mastercardの3つで95%以上のシェアを占めています。

日本で実質3つしかない決済ネットワークの1つでトラブル発生した場合はどうしても、広範囲に影響が出てしまうことになります。

仕方のないことですが、できる限り決済トラブルは起こってほしくないですね。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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