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舞台「キングダム」を見に行った

帝国劇場でキングダムを上演するということで、漫画も最新刊まで読んで準備して、キングダム展にも行って、気分を最高潮にまで高めて見に行きました。

一番最初に見た感想としては、期待値あげすぎたなということだった。
戦う描写が漫画の中ではたくさんあって、勝手に脳内で人外の動きを想像して、その想像を実際に目の当たりにすることができるんだとワックワクしながら帝劇へとむかってしまった。
もちろんお話も役者の方達の殺陣もアクションも全てが素晴らしかったんだけど、一番端の席で登場人物たちが何をやっているのかわからない瞬間があったことや私に向けられてこの舞台は発信されていないのかもという疎外感を感じてしまった。
疎外感というのは、目の前で繰り広げられている舞台を観客という当事者として楽しむのではなく、会場の外から舞台の様子を勝手に立ち見しているような感覚で、あくまでもこれは会場内の人に向けられた舞台であって、あなたに向けて上演しているんじゃないですよという感じ。
だからいつもであれば、舞台を見るときは会場と一体となってその世界に没入していく感じを覚えるのに、1回目は人ごと感があった。


なんか可愛い

だからと言って、この舞台が楽しくなかったわけでは決してない。
これまでどこか気品のある役を演じているなと思っていた三浦宏規が信という下僕の少年を演じるということで、政の間違いではと思うくらい衝撃だった。だから、どんな信が見られるのかとても楽しみにしていた。

実際の三浦宏規の信は、三浦宏規自身が自分の奥底に持っている若さと若さゆえの生意気さ・まっすぐさが違和感なく信というキャラクターとマッチしていて、「三浦宏規演じる信」ではなく、「キングダムというお話の中に登場する信」ということが説得力を持って伝わってきたように感じた。
彼のことを私は詳しく知っているわけではないが、自分の悔しさをバネになんとしてでも這い上がってやるんだという心意気が泥臭く最後の最後まで自分の信念に基づいて粘り尽くす信というキャラクターに見事にはまっているなと感じた。
また、下僕の出という身ながら天下の大将軍になるという夢を持っていることもなんだか三浦宏規を思わせた。
三浦宏規にどのような野望があるかは知らないが、その身には現在の私には考え及ばないような野望をいっぱいに満たしているような気がして、夢を追いかける信と重なって見えてしまう。


さらに今回の公演で一番綺麗だなと感じたのが、政だった。
幼い身ながら自分の責務や役割について考え、自分の道にひたすらに突き進もうとする姿はカッコよかった。
また、小関裕太さんの殺陣もひらひらの衣装も相まって、とても綺麗だなと感じた。
重力を感じさせず、王の舞のような殺陣で政の高貴さが体現されていた。
地に足がつきつつ優雅にキレよく動いていて、ファンになりかけています。
王騎将軍のアクスタを買いましたが、小関さんの政と三浦宏規の信のアクスたも欲しくなっちゃった。
どうしてくれるんだ。多分、次見にいくときには買っているとおもう。

次もまた見れるということで、とても楽しみ。
2回目見たときには、真ん中あたりから観劇することができて、その迫力も臨場感もそのままに受け取ることができて、1回目の観劇よりもさらにさらに楽しかった。
神里さんのせいきょうとても好きだった。
また見たい。


日比谷に住みたい

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