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威圧感を出す人

職場において、お偉い方が入ってくるとピリッとした空気になるって、よくあると思います。

私も職場でリーダー的立場にあった時、威厳を保たなければと、わざわざしかめっ面して近寄り難い感をつくっていたことがありました。

でもね、なんか違和感を感じていたんです。
何でこの空気感をつくる必要があるのかと?

その雰囲気をつくって支配したいのか知らんけど
この威圧感を醸し出す人って何なの?
っていつも思ってたんです。

偉い立場にあれば「従わせたい」という気持ちはわかりますが、軍隊じゃあるまいし、上司が威厳を保ってないと社員が仕事をしないなんてことはないわけです。
まあ、上司が見ている時だけやってる感出す人も確かにいます。

人間の集団心理として、2割が熱心に働き、6割が普通に働き、2割が怠けるという現象があります。
熱心な2割が抜けた場合、集団の中において新たにこの割合が再形成されると言われています。

上司が威圧感を出さなくても、8割の人はちゃんと仕事をするし、2割の人はテキトーにやってるわけです。

てことは、この威圧感を醸し出す上司は、あくまでも自分の威厳を保つ為にこの空気をつくっていると思われます。
人は得てして偉い立場にある場合、従えたい、尊敬されていたいと思うものです。

その空気感をつくったからと言って人が従おうと思うか、尊敬するかは別で、その上司の普段の姿を見て判断すると思います。

リーダーになったなら、みんなの前で威圧感を出せるかどうかよりも、裸の王様にならないように常に自分を省みることが大事なんじゃないかと思います。

真のカリスマ性は、表面的に繕う風格とかではなくて、中から滲み出る人間性によって生まれるものだと思います。


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