ACO「未成年」/ポーティスヘッドとアデルをつないだ線の先にある日本語の詩情


ACOのニューアルバム『Valentine』からのリード曲。デュエットの相手は岸田繁(くるり)。これが絶品の曲。ツイッターにも書いたとおり。

『Valentine』も、しびれるような一枚なのですよ。


もともとACOは唯一無二の歌姫だったけれど、むしろこんなアコースティックな音楽を追求している人じゃなかった。もっとエレクトロニカの人だった。

ドラゴンアッシュの名曲「Grateful Days」にフィーチャリング参加したことをきっかけに大きく世に知られた彼女。

しかしデビュー当初のR&Bテイストからエレクトロニカの方向性にシフトし、砂原良徳プロデュースによる「悦びに咲く花」がヒット。その後もエイドリアン・シャーロッドをプロデューサーに迎えたりベルリンに移住したりと最先端の電子音楽を取り入れてきた彼女だが、今回の作品は完全なる生音志向。中尾憲太郎(B)、岩谷啓士郎(G)、柏倉隆史(Dr)、塚本亮(Key)というメンバーが奏でるゴージャスで強靭なバンドサウンドが骨になっている。

ほんと、今、ポーティスヘッドとアデルをつなぐ線の先にいるのは彼女だと思う。デビュー20週年を迎えて、こういう地点にたどり着くとは思わなかった。ちょっと感動的。

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柴 那典

コメント1件

ステキですね。エレクトロニカでいえばmumとも絡んでいますし、アデルというのも言い過ぎではない気がします▽・x・▽(今の時代の象徴としてという意味)
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