ザナックスとアメリカのティーンエイジャーたちの抗不安
というタイトルで原稿を書きたいと思ってるので、なんとなくのメモ。
ザナックスは抗不安薬。日本では「ソラナックス」という名前で普通に心療内科で処方されている。リル・ピープの死は鎮痛麻薬のフェンタニルと抗不安薬ザナックスの過剰摂取によるもの。これが2017年。
リル・ウージー・ヴァートの「XO TOUR Llif3」は、いわばザナックスについての曲。これも2017年。
Xanny help the pain, yeah
Please, Xanny make it go away
そしてここから2018年。リル・ピープの死をうけて「#stopdoingxanax2017」というハッシュタグを作っていたXXXテンタシオンは、新作で、腹を括った気がする。
そしてザナックスを自らの名に冠したLil Xan。「Betrayed」はザナックスについての曲。
Xans don't make you
Xans gon' take you
Xans gon' fake you
And Xans gon' betray you
ディプロの新曲「Color Blind」に参加し、彼のファーストアルバム『Total Xanarchy』でもこの曲がハイライトになっている。
ずーっと気になっている。「エモ・ラップ」みたいなジャンルの括りよりも、これが間違いなく「抗不安」の表現であること。そしてアフリカ系ではなくホワイト、もしくはヒスパニック系も含む移民のラッパーがそれをやっているということ。ミーゴスが『カルチャー2』で高らかに「俺達の天下」を歌い上げている一方で、ホワイトのティーンエイジャーたちは鬱々としているのだろうか。
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