コミュニケーションで勝とうとする心理

勝とうとしてしまう時の心理

コミュニケーションにおいて人に勝とうとするが第一になる人間は一定数多いけれど、その前提として「負けることで自分が無能になる」ということが挙げられるからだ。

人と議論が割れた時に「勝ち負け、自分の意見を通すため」という軸に傾くと、その時点で「お互いの意見のうち片方は崩れる、論破する」という前提になってしまうから、相手を受け入れるという心を無くしてしまう。

恋人同士の関係でも同じで、自分が正しいと思った瞬間相手への攻撃が始まる。多くの場合はビジネスよりも感情論になることから傷つきやすくなるだろう。また、過剰攻撃によりモラハラになるケースも多いだろう。相手より優位に立つために正論で畳み掛けることは、得るものよりも失うものが多い

勝とうとすることの悪いところ

殆どの場合は一人で勝つことになってしまうからだ。
自分が正しいと思ってしまった瞬間に「勝者と敗者が存在する勝負」になってしまう。本来ならば「双方納得のいく道を作るために議論する」のがあるべきであるが、勝とうとした瞬間その心が失われてしまう。それだけは避けないとならない。

議論が始まりそうになったときの対処

議論が始まりそうになった時には
・相手といい答えを出すために行う
・否定しない、自分が正しいと思わない(ルールに則ったとしても、それだから自分の意見が正しいという論法は避ける。)
・相手が気にしてることを受け止める。聞くではなく受け止める

そのためには人は悪意を持って関わってこないという前提で行かねばならぬのだが、そのための訓練は必要になる。
そのためにスキーマ療法を学ぶのは一つの手段かもしれないね。

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