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映画感想

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映画感想まとめ
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久々にB級映画を見て無駄に考察してみた。

「CABIN」を観ましたのよ。 なんかもう、ホラー映画ファン向けギャグ映画でしたわね。人が死んだり、結構なスプラッターではありましたが、もうギャグでしょ。 というか、どんぐりころころでカエルに封印される幽霊ってなに!? 何なの!? あらすじはもう、ウィキペディアでラストまで書いてあるので、ネタバレ配慮なしで書き散らしていきます。 とりあえず、世界中の科学者たちが封印しているのが「旧き神」で、それを鎮めるのに最低でも5人必要で「淫婦」「戦士」「学者」「愚者」「処女」の役

「ヴァチカンのエクソシスト」を見てその後の冒険譚に想いを馳せた話。

Twitterで話題になっていた「バチクソ」こと「ヴァチカンのエクソシスト」がアマプラにあったので見てみました。 Twitterでは「面白いけどホラーだから気を付けて!」って言説であふれていましたが、ホラーかホラーじゃないかと言ったら「寺生まれのTさん」的な感じでしたね。 ジャンルはホラーなんですが、どちらかとアクション主体だし、悪魔より神父たちの過去の闇が見え隠れする……みたいな。 でも、シンプルなストーリーなので、その分没入感もありました。 個人的には映画シリーズ

ゴールデンカムイを観に行ったら2.5次元の神髄を見せつけられた話

私、実写化を見てもないうちに文句言うのはよくないとおもっているので、なんでもまず見に行くし、基本的に人間を信じているので期待もしていく。 実際、マズかった実写化に当たったことはこれまでありませんでした。 でも……。ゴールデンカムイは今まで見た実写化とは違った。 本人だった。 今までの実写版も「この剣心は佐藤健くんだな」とか「この新一は染谷くんだな」とか思って見始めて、だんだんと「剣心だ!」「新一だ!」って納得していったんですが……。 ゴールデンカムイ見たら「す、杉本

哭倉村に入村して目玉のおやじに撃ち抜かれた話

見ました? ゲゲゲの謎。私見ましたよ。 やばい……ヤバイヤバイヤバイ。 何から話したら良いのかわからない……。 とりあえず、目玉のおやじのかつての姿ことゲゲ郎のアクションシーンにまんまと撃ち抜かれましたよ。なにあの作画ヤバイ! そしてあの戦い方さぁ!! 私の青春は3期の鬼太郎なんですが、なんとなく彼の戦い方の上位互換って感じしません!? あのややオラついた感じの戸田鬼太郎の! さらにタッパもあって、手足も長いので映える映える……! とか思ってたらさぁ! あなぐらの

「レジェンド & バタフライ」を観てラブラブ夫婦分を補給した

「これは、織田信長と濃姫のラブロマンスである」 この前提があったか、なかったかで多分評価が分かれると思う。骨太歴史映画ではない、夢まぼろしの恋愛映画だから。 幸い(?)私は歴史上のラブラブ夫婦が大好物なので、十分楽しめた。 ものすっごい上質なツンデレケンカップルをお出しされたので満足。以下ネタバレってほどでもないが少しばかり配慮して感想を書く。 ・濃姫(帰蝶)・信長という名前がセリフとして一切出てこなかった。 下手に名前を呼び合わなくても、濃姫と信長であるという前提

『シン・ウルトラマン』を観て異種間の友情の描写に想いを馳せた話。

年末にアマプラで『シン・ウルトラマン』を観た。本当は劇場で見たかったけど、去年はやたら忙しかったから……。 私は実は『ウルトラマン』は履修してないし、『エヴァンゲリオン』も世代なのに見ていなかった。ただ、同じように『ゴジラ』を履修していなくても『シン・ゴジラ』はめちゃくちゃ面白いと感じたので、期待はしていた。 結論としては「『シン・ゴジラ』の方が面白かったなぁ~」というところだ。 『シン・ゴジラ』は人間が頑張っていたけど、『シン・ウルトラマン』はウルトラマンだけが頑張っ

キングコング 髑髏島の巨神を観て、タコを食べようとするグンペイにドン引きするマーロウのシーンがあったような気がする話

6月27日の土曜洋画劇場の「キングコング」を見たわけですけども。 まぁ、まず未見の人は見て欲しい。 というわけで、以下はひたすら既に視聴済の人に向けて書く。 ネタバレ? ネタバレかなぁ……まぁ、バレっちゃバレかな? 私、見たんですよ…… マーロウがグンペイの刀を携えて、息子を連れて日本に来るシーンを……… グンペイが語っていた故郷の地名をたどたどしくたどっていたんだけど、途中で「青梅と青海(仮)」ぐらい間違えてたことが発覚したシーンがハイライトw そうだなぁ…

ミッドサマーを観に行ってホルガ村の魅力にとりつかれそうになっている話

私、いわゆる考察厨なんですけど、「この考察noteがすごい」と評判だったので、このnoteを読むために、観に行きました。 どの程度のグロ耐性があればOKかインスタ映えするグロという噂にたがわない「インスタ映えするグロ」っぷり。 私、グロ耐性は中の下か下の上ぐらいで、一瞬見えてしまう分には、すぐにシャットアウトして見なかった事にできる程度です。 ただ、映画や物語をよく見るひとにはわかる、「これからこの人に惨劇が起こりますよ~」「はい、もう大丈夫ですよ!」というサインが解り

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映画『キャッツ』を観たら、猫に洗脳された話。

映画『キャッツ』がアメリカで公開され、その散々なレビューがSNSで話題になりました。 私は劇団四季のキャッツは履修済みです。その世界観に魅了されました。 ちなみに私の推し猫はラム・タム・タガー。 何も知らない初キャッツで、私の座った席の隣が空席だったから「こんな良い席なのになぁ」と思ったら、劇中でラム・タム・タガーが私の隣に座ったんですよ。恋に落ちた雌猫になるしかありませんでしたね。 それはいいとして、このレビューを読んで私が思ったのは、「このレビュアーはミュージカル

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「白ゆき姫殺人事件」を見て、他人から見た自分に思いを馳せた話

Amazonプライムで「白ゆき姫殺人事件」を見た。 公開当時、気にはなっていたんだけど映画館では見る機会を失っていた。 公開されたのは2014年3月。私はTwitterを始めて3年目ぐらいの頃。何呟いてたかなーと思ってたら、ひたすらアナ雪が良かったと言っていたw 当時もTwitterやってたけど、個人アカでバズとか炎上とか、よっぽど下手打たなきゃないと思ってたし、5年前より今の方がよりこの「炎上」が「誰にでも起きる事」という恐怖に感じると思う。 Twitterでの炎上

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『引っ越し大名』を観に行ったら鷹村様応援団の一員になっていた話

私、時代劇ってわりと好きなんですよ。コメディ系だと特に。前評判も好評だったので、期待していました。 ただ、一点「高橋一生が脳筋バカ役」ってのが気になっていました。 高橋一生のイメージって、なんというかどちらかというと主人公の片桐っぽい役のイメージがあったし、あまりアクティブな筋肉キャラってイメージもありませんでした。 ん~、なんでかなぁ……もっと筋肉筋肉している役者いるよねぇ……と思ってたんですけど……これは……! この「脳筋」は、たしかに高橋一生のイメージ……! あ

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名探偵ピカチュウを観に行ってケモナー心に100万ボルト喰らった話

私、ギリギリ ポケモン世代から外れてて……ドンピシャ世代は1コ下ぐらいな感じ……。同学年でポケモンやってる人とそうでない人が半々ぐらいで、私はやってない方だった。 でもアニメはたまに見てたし、初代ポケモン全て言えなくても、まぁなんとなく話題のポケモンは知ってるさーぐらいの認識でした。 その程度の認識だったのに…… 何故かライムシティの様子に涙がウルっと来た。 ポケモンが、”いる”って感覚に、「何このユートピア……」ってなった。 それはたぶん、ポケモンたちの動きが動物

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翔んで埼玉を神奈川県民が神奈川県で観た話

*ちなみに私は横浜市出身で現在は座間市住居です。 原作漫画を一度読んだことがあって、めちゃくちゃ面白かったので、映画を観に行きました。 二階堂ふみちゃんがメッチャ可愛くて、Gacktがエロかった。 ぱるるのツッコミ力がすごかった。 そして笑った。 面白かった。面白かったけど、埼玉県民や千葉県民ならもっとゲラゲラ笑えたのになーって、ちょっと悔しかった。 初めて埼玉と千葉に神奈川が嫉妬した。崎陽軒のひょうちゃんネタ面白かったよ!? 実際、うちのじいちゃんも、ひょうちゃん

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アクアマンを見てきたらトライデントで貫かれた話

アクアマン、見てきました。 あらゆる分野のオタクを全方位一斉掃射するような映画でした。 ぐうの音も言わせないほどの圧倒的映像美に差し込まれる、オタクにぶっ刺さるトライデント。 まず冒頭10分で、夫婦好きをぶっ刺してきたしかも異類婚姻譚と身分差とロミジュリという欲張り三点トライデントセットで。 そして、ふわもこ仔犬。えっ、これって海映画だよね? なにこの仔犬の可愛さ。ここにステータス割り振ってて大丈夫?? 戦う美女っていいよね槍アクションかっこいい。ママのアクションが1

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