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映画シティーハンター見たら冴羽リョウの女になって、リョウ香過激派になった話

シティーハンターは、小学生の頃の夕方の再放送を見ていたという思い出。
当時のクラスメイトは全員見ていたんじゃないでしょうか。

国語の教科書に工藤直子さんの「ふきのとう」って詩があったんですよ。
ふきのとうが、がんばって雪から顔を出して春を告げるって詩なんですけど。

ふかれて ゆれて とけて ふんばって もっこり
ふきのとうがかおをだしました
「こんにちは」
もうすっかりはるです

これを みんなで 朗読するんです。

「もっこり」を みんなで

当時、リョウちゃんの「もっこり」は何がもっこりしているのかは分かりませんでしたが、いやらしいスケベな意味だってことはなんとなくわかるじゃないですか。
みんな笑っちゃって……担任の先生はなんで笑ったのかわからずに「ちゃんと読みなさい!」って怒ってたんですが。

大人になって読み返すと、更にヤバいですわ。
「もっこり」したあと顔をだして「こんにちわ」で「もうすっかり春」なんですよ。

冴羽リョウだってここまでやってないですよ!
汚れちまった悲しみに小雪が降りかかります!!

まぁ、それは置いといて。
シティーハンターのアニメの話に入りましょう。

アニメで印象に残ってる回

特に覚えているのは、黒いチューリップの研究をしている祖父と孫娘の話で、新種として認められる3世代目の黒いチューリップを病床の父の元に持って行ったんだけど、咲いた花は黒くなかった。

しかし死の直前だった祖父は目が見えない。
「教えてくれ、何色だ?」

孫娘は言葉につまりながら「黒よ……」と答える。
祖父は「そうか。おまえの髪の色のように美しい黒なのだろうな」と止め絵で行ってゲットワイルド……

「嘘はついちゃいけない」と教えられてきた幼心にとって、
「ついて良い嘘」というのもあるのかと衝撃のラストでした。

私、当時見てた時は、海坊主が好きだった記憶があるんですよ。
だってリョウちゃん、戦ってる時はカッコいいけど普段はスケベでかっこ悪いし………。

あと冴子さんも好きだった

だから映画も「小さい頃見てたぐらいの記憶しかないけれど、まぁ懐かしいからちょっと見て来るか~」って感じで観に行ったんですよ。

まんまと冴羽リョウの女になりました。

いや、違うんです。冴羽リョウの女になったというのは、冴羽リョウの恋人になりたいとか、冴羽リョウの相棒になりたいって意味じゃないんです。

冴羽リョウの依頼人の美女になりたいって意味です。

私も命を狙われた末に、新宿の掲示板にXYZと書いて、現れたリョウちゃんにドン引きして、でもだんだん仕事中のリョウちゃんのイケメンっぷりに、うっかりキュンキュンしつつ、リョウちゃんと香の仲を見せつけられて最後に身を引きたいという意味です。

香ポジションになりたいんじゃなくて、アイちゃんポジションになりたい。

っていうか、アイちゃん「映画シティーハンターの依頼人」として完璧じゃない? 依頼人としてやりたい事全部やってくれた。

完璧。完璧なるもっこり美女。
私、アイちゃんを目指す!!

でも私は「もっこり美女じゃない」

まぁ、そこは……シティーハンターの世界、女はもれなく「北条美人」なんで作画でがんばってもらいたい。

もしくは、レアケースである「リョウちゃんの心を震わせる依頼」を目指すしかない……。あれなら作画担当に無理をさせなくても、依頼人ポジになれる……。

どんな依頼をするべきか

最大の問題は、現代日本のフツーの一般人である私がどうやって命の危機に陥るか……。

あれだな。住んでる場所にアメリカ軍の基地があるから、周辺のバーでひと悶着に巻き込まれてくるか。相手は軍人だ。リョウちゃんの相手として不足はない。

ひと悶着巻き込まれて、スパイのぬれぎぬを着せられそうになっていると。
本当はマイケルって不良軍人の現地彼女、もっこり美女のユカリがスパイとして利用されてて、バレそうになったから、たまたまそこにいた私がその罪を着せられるの。

そんで新宿の掲示板にXYZを書いて、リョウちゃんに助けてっていうんだけど、私もっこり美女じゃないから断られそうになったところを香が「人の命がかかってるんだ、しっかり聞かんかーい!」って怒ってくれるの。

で、本当のスパイであるユカリがもっこり美女だから、やっとリョウちゃんやる気を出してくれるのよ。
でも私はもっこり美女じゃないので、リョウちゃん護衛をやる気ナッシング……と思いきや、陰でキッチリ仕事してくれるわけよ。気づかない所で。

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