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BRM721宇都宮300km水上(山岳)完走レポート

【スマホからの場合は横にすると読みやすいです】

ブルベ21本目、毎年恒例の宇都宮山岳を走ってきました
ルートラボで獲得高度6308m
数字単体ならアオバ酷の伊豆300より+1238m
麦草400より+10mという香ばしいプロフィール
注:どちらも過去に参加して死にかけております

いつも通り車載で前入り、22時に森林公園着
朝練と仕事でクタクタだったので熟睡できると思ったら
キャンピングカー(ディーゼル車)の爆音で1時に起床
移動して二度寝すると今度は参加者の騒音で4時に起床
顔面蒼白であくびをしながら受付へ

ふぃりっぷさん竜胆さんに御挨拶しkotonohaさんと合流
何もなければ15時間後半かな~と大体の予測を立てる
できれば明るい内にいろは坂下りきるのが今回の目標
Yahagiさん、オフロスキーwさん、Vさん、たけさん達と談笑
挨拶したい方々が多数いたんですが誰が誰だかわからず出走
降水確率30%、路面ウェット、雨は降ってるかな?レベル

森林公園をゆるゆる下ってアップがてら30kmちょいで
前が詰まった所で後ろから1名飛び出たのでついて行ってみる
集団は6~7人程度、Yahagiさんと3人でローテしながら進む
ふと思ったけどみんな装備が軽い、大丈夫?宇都宮だよ?
過去参加した7本のうち、降らなかったのは僅か2回
標高1800mの土砂降りに備え600の装備+雨具を搭載しといた
フロントは雨用のキシエリ、新品のブレーキシューも携帯
重たいけれど降らなければトレーニングだと思えばお得

鹿沼から古峰ヶ原街道を進み、まずは粕尾峠へ
登り開始は30kmから、そこまでは一緒に行こうと協調するが
Yahagiさんの引きで1名、また1名と振り落される。朝練かな?
最後のkotonohaさんにも別れを告げられ2人で大鳥居をくぐる
古峯神社を過ぎると斜度13~15%が続いて脚に堪えた
下りは荒れていたけど林道好きにはご褒美区間だった (楽しい)
ディスクブレーキで安全に下るYahagiさんに追いつき合流
ローテしながら70km地点のPC1へ、山奥なので品揃えが独特
「プロテインが無い…」Yahagiさんの一言が印象深かった
次第に後続が来て混雑してきたので出発、滞在12分

渡良瀬渓谷を下り県道257号へ右折、この辺りから霧雨
ここも斜度10%越えの連続、90km手前でYahagiさんを見送る
根利八木原大間々線とかいう道を突っ切って山を抜けるのだが
ルートラボが侵入を拒む道だったのである程度覚悟はしていた
フルウェット+苔びっしり+13~15%の斜度で滑る滑る
シッティングでも滑るのでケイデンス50とかでやり過ごした

山を抜けると霧雨は止んだが今度は気温が上がってくる
沼田への下りで自販機を見つけたので補給し望郷ラインへ
眺望を期待していたが下界はガスてって何も見えなかった
水上までのアップダウンは追い風基調で爽快に進む
150km地点のPC2に到着、Yahagiさんの姿こそ無いものの
ゴミ箱に入っていたザバスプロテインが痕跡を留めていた
軽めに補給、ヘルニアの痛み止め飲んで出発。滞在11分

上越線、奥利根湯けむり街道を辿って坤六峠へ
道中30名近いロード乗りが下ってきて何事かと思った
TRCヘビーライドというショップ企画の走行会だそうな
ある程度登ると車通りはほとんどなくなり森閑としてくる
川のせせらぎと鳥のさえずりだけが耳に入り心地よかった
後半ヘルニアがズキズキ疼き出したので15分程歩いて登る
来週の練習に響くので出来るだけノーダメージで帰りたい

おやつを食べながらハイキングしていると後ろから声掛け
振り返るとYahagiさん、水上でモツ煮を堪能していたらしい
トボトボ歩いてたので大丈夫?と聞かれるが食事休憩と返事
登頂したが展望台など特別何もないのでPC3までさっさと下る
尾瀬の入り口は観光名所のはずなんだけどだいぶ寂れていた
PC3手前でロード乗りが登ってくる、誰かと思ったらYahagiさん
どしたの?(思わずタメ口)と聞くと忘れたー!と返事
財布でも忘れたのかと思ったらPC素通りしたと勘違いしたらしい
PC3で合流、初対面の天城越え400でも最終PCを共にした間柄
後続は来ないし今回もワンツーいけそうですねとフラグを立てる
時刻は16:08、このさき何もなければ14時間半くらいかな
Yahagiさんがお店から出てこないのでゆっくり先行、滞在11分

ラスボス、金精峠の西側アプローチは想像よりキツかった
あっと言う間にYahagiさんに追いつかれるが後を追う脚がナイ
昨日朝練に参加したことをこの辺りから後悔しだす
中盤から背筋と腰がズキズキ、斜度8%越えると痛みが走る
陽暮れまで貯金はあるので歩く。タイムは二の次、仕方ない
ログを見返したら25分程歩いてたらしい(体感はもっと長い)
上の方は深い霧に包まれて静寂な雰囲気だったのだが突然
音も無くぬうっと後続がきて、思わず声出して驚いてしまった
ペコりと頭下げられたけどできれば声出してこうな!(危ない)
満身創痍だったけど、ここで追えなきゃロード乗り失格だなと
ピークまで残り3.5km、体に鞭入れて振り絞った
金精トンネルが視界に入った時は思わず泣きそうになったのぜ

金精峠からゴールまで75km、全体的に下り基調なんですが
一面広がるはずの奥日光がガスってて見えない、嫌な予感
しゅばばーんと下っていくと中禅寺湖からポツポツ
かろうじてまだ明るいものの、霧で眼鏡が濡れて見えない
いろは坂は濃霧がひどくだいぶ神経を使ったが
幸い車が1台も通らなかったので端まで大きく道を使った
最終CP(チェックポイント)まで2kmって所で土砂降り
シューズカバーまで持ってきたのに靴が浸水してしまう
272km地点、ちょうどCPを出るYahagiさんとスライド
先程抜かれた若者も前が見えないと嘆きながら突撃していった
上下雨具にテムレスを装備しいざ出発しようとしたら
眼鏡のフレームを破損してしまい涙目でCPを去る、滞在15分

街灯のない林道は20km走行、左のクリートは外したままで
いつどんな理由で落車してもいい気構えで進んだ
腐ってもキャノンボーラーなので15時間切りは意識したが
グロスAV20.3kmキープできてたのですっかり油断してしまい
280km地点の右折箇所を見逃し前進、道に迷い7分のロス
(510Jの線だけナビだったので側道への分岐に弱い)
信号の灯りが見えた時は「助かった」という気持ちだった
ゴールまで残った脚でもがいたけれど僅かに届かず
15:03にて3番手、無事にここまで帰れたので花丸です(泣)

コースプロフィールだけを見ると躊躇してしまいそうですが
最終CPが時間制限ないので完走率は結構高かったみたいです
気温も安定しておりベストコンディションに近かったと思います
雨は余計でしたけど、あそこまで持ってくれた事に感謝感謝
最悪半分くらいは降られる覚悟で臨んだので

ゴール地点で1時間近くくっちゃらべって駐車場へ
6L水を持ってきていたので自転車や装備の泥を洗い流し
小雨の中ドボドボ水を浴び着替えてサッパリしたら22:38
ふぃりっぷさんに23時まで受付してる温泉教えてもらったけど
間に合うか微妙だったのでそのまま帰路へ
帰りの運転で腰痛が限界だったので道の駅下妻に避難
後部座席がお布団なので歯を磨いてぐっすり仮眠
翌朝もグズついた天気でしたが何とか無事に帰宅できました
運営の皆様、参加者の皆様、本当にお疲れ様でした。

ブルベは純粋に楽しいので今後も継続していきたいのですが
少しでも腰を改善したいので今期はもう自粛する方向です
暴君の凱旋など、お祭りイベントがあれば別の話ですが
来年また面白いコースで皆様とご一緒できればなと思います

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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