「ふちがみとふなと2days」(二日目)2018.3.10.Sat@風知空知 ふちがみとふなと/マヒトゥ・ザ・ピーポー/池間由布子

cf. https://twitter.com/SHIBAINUKUZIRA/status/972379571151552513

 仕事の後だとクタクタになってライブの感想とか残せないことが多い。けど今日は運よく休みの日で余裕をもって観れたし、とてもいい「おんがくの時間」だったから記す。

 マソロの終演後、余韻に浸っているとフロアに出てきて西山さんと談笑するマヒト君を見かけたことが何度かある。一番上の文字だけのフライヤーを配りだした2017.12.5@bushbashuのマ×池間さんの2マンwithシンボパンの日もそうで、確かにそのチラシをマヒト君に褒められていた。

 テニスコーツのお二人や池間さんとかと話しているときもそうなんだけど、そういうときのマはなんか自然体というか、素でいいなと思う。そしてその感じが人間味となってLIVEにも滲み出る。そういう日はすてきな「おんがくの時間」になる。今日もそうだった。年に数回あるかないかのご褒美みたいな特別な日。これまでの人生がおんがくで報われるような、救いみたい日。

[1] マヒトゥ・ザ・ピーポー

ぴかりのヒビ

ことのは

ちょうせいぎ

MC①今日の夕焼けくらい眩しい人(西山さん)

しっぱいのれきし

MC②旅は良い(ふちがみとふなと)

へぶんせぶんでいず

こうらのないかめ

MU-MIN

endroll

 終始ガットギター、60分予定だったけど、マが持ち時間とか把握してなくてたぶん50分くらい。

 MC①、マがフィッシュマンズ@Zepp大阪を観に行ったとき、2階の関係者席から見下ろしたらパンパンのフロアの中から西山さんを見つけられたらしい。光が集まってまぶしかったとか。それも一つの才能って言ってた。

 照明はほぼ夕陽のみ。振り返ってみたら西日が眩しくて後ろの席の人の顔が見えなかった。その天然の照明がまたとてもいい味だったんだけど、それも西山さんが連れてきてくれたのかなと、そういう感謝の気持ちも2%くらい入れてやりますみたいなこと言ってて可笑しかった 笑

 あと超正義からの西山さんの話からの失敗の歴史の順番なんかよかった。

 MC②、ふちがみとふなとは下山が1stアルバムを出した時のBUG ME TENDER vol.1に下山の後の大トリとして出て貰ったくらい昔から好きなんだとか。で、そのとき船戸さんが物販の蛍光黄緑"お"T-shirtsを着てくれて嬉しかったそうな。あとクラシックギターはちょうどその頃大阪で拾ってソロをやるようになったとか。そして今日こうしてまたやれてる。

 物理的に遠くへ行かなくとも、好きな人と時を経てまたこうしてLIVEができたりするのも旅だし、脳のチューニングを合わせればうたの中でも旅へ出れるし、何が言いたいかというと、旅はいいなという話。からのヘブンセブンデイズ、この流れもよかった。

 ちょうどこのMCらへんで日が沈み(それでもマソロは最後まで明かりつけなかった)マのテンションも若干暗くなっちゃったんだけど、それでも穏やかなのが今日という日だった。

 こうらのないかめって曲、自分は初めて聴いた。観れてないときにできてた新曲っぽい。甲羅の無い亀ってタイトルからしてなんか切なくなるし、いい曲だった。

 あとムーミンが超ムーミンだった(ノリ的に)。てか全感覚祭2016後の吊るし上げ事件で誰かの正義が暴力となって別の誰かを傷つけることを身を以て体験したからか、それ以来観れていなかった超正義をやったのがもう特別。(その後できたのがGEZANのきるゆあじゃすてぃす?でそっちはたぶんスキルキルスレコ発2017.2.16@吉祥が初披露。ちなみにその曲も自分は去年の2017.3.26@磐田FM STAGE以来観れてない。)

 日が沈んで落ちるどころかそれでも気分を持ち上げるマのプロフェッショナル的なアレを観た気分。最後の3曲、穏やかな音色の内に力強いパンク魂を感じた。首のリズムのとり方がめっちゃパンクスだったわ。シャーク脱退の前、2016年1月のFLOWER ME TOURの頃らへんに昇りつめてた無敵感が蘇ってきた気がする。

 これだけ太陽がでてこういう時間にいられると自分がすごく良い人間のようとか、最後の曲の前に30年ぶりくらいにいい気持ちですとか、終始いい気分って言ってたけど、それが歌声やギターの音色に現れた、とてもとても、とってもいい「おんがくの時間」だった。

[2]ふちがみとふなと

 50分強。前日のアンコールにやったという「僕に宛てて」という曲以外は2daysカブリなしでやったみたい(光輪は除く)。今日は二人してGEZANに寄せてみましたという衣装は渕上さんが赤いタートルネックの半袖、船戸さんがアノ"お"T-shirts!なんでも船戸さんのステージ衣装は洗濯して重ねたものを順番にとってくるだけらしいのだが今日は偶然このTシャツだったとか。

 マとのセッションのとき、マがそれ↑なのに俺今日赤着てない…とかいってバツが悪そうに笑ってた 笑 それはそうと今日のマのセーターめっちゃいいな!山の自然そのものみたいな素敵なセーターでとてもよく似合っていた。渕上さんが今日リハのときマヒト君きたらなんかいい匂いがした(シャンプーらしい)って言ってたのもそうだけど、マヒトつれない態度とってても(告知しない)いつも普段着のままなのにいっちょうら着てきたりしてやっぱり西山さんやふちふなのお二人のこと好きなんだなぁ。

 そういえば、かとうさんの個人企画2016.10.20にじのほし7宇そら宙@渋谷7th FLOORで精一さんがマヒト君と2マンやったときの精一さんもかとうさんへの礼節からか、帽子をとって演奏してたのを思い出した。たまたまかもしれないけれど…

 ウッドベースってすごい。ドラムとベースとギターやヴァイオリンまで全部こなしてた感じ。あと響きが独特でなんかこうむずがゆいというか、たまらない。それに対し渕上さんは声色もだけどタンバリンやピアニカや鍵盤リコーダー?や小さなラッパみたいな明るい音色を彩ってくる。どちらも温かく「この二人」ならではだな~って思った。

 渕上さんもMCで西山さんのこと触れまくってて、赤ちゃんのぷくぷくの指とか、好きだけど食べる訳にもいかんし、どうしようもないものみたいなカテゴリーに入れてて可笑しかった 笑 っていう西山さん話からの「さいごのいっこ」?みたいな曲の流れがマの失敗の歴史の流れとハモってる気がしてなんかよかった。

 ふちがみとふなとも日々の生活や人間味がそのまま音楽になってる類の化物だなと。とらおばさんヤバい 笑

知久さんとかテニスコーツとか池間さんとかそういう類のおんがく。ワンマンもそりゃ素晴らしいのは当然として、そういう類のおんがくの掛け算はすんばらしいおんがくの時間になるってことを、西山さんみたいな企画までやっちゃうくらいのLIVE好きは知っているんだね。

[3]ふちがみとふなと×マヒトゥ・ザ・ピーポー

ヘブン(ふちがみとふなとの曲)

blue hour(GEZANの曲)

 休憩挟まずそのまま呼ばれたもんだから口をもぐもぐしながら登場マヒト君。途中奥の通路でニコニコ笑いながらふちふな観てたけど、引っ込んでなんか食ってたらしい。曰く、ふちふなは観るのも聴くのも情景とかイメージするからカロリーを消費するらしい(言い訳)

 ヘブン、マは立ってエレキ。ご機嫌なすばらしい音色なんだけど、深く没入しているときのとは違ったなんか素な感じのふわっとした淡いエレキ。こういうライトな寄り添い方は珍しいというか初めて観たかも。

 で、今日のハイライトはこのblue hour。直前に渕上さんがリクエストしたらしい。曰くこの曲はヘブンと似ているとか。マはガットギターにチェンジ、これが肝だった。バンジョーみたいな音色と軽快なリズムなのに熱く拳を突き上げたくなるような「blue hour feat.ふちがみとふなとver.」。ウッドベースの存在感がたまらない無二のセッションblue hour。初めは渕上さんがコーラスだったんだけど、次はマがオーオーオーのコーラスしててぶち上がってぶっ飛んだ。初めて観たよマのコーラス!あとイーグルのギターのところ渕上さんがラララーラララ ラララーラララって声でカバーしてんのもやばかったしとにかくめっっっちゃ燃えた!!!渕上さんの言葉をかりるなら「赤ちゃんのぷくぷくの指」みたいな好きだけどどうしようもなくて悶える感じで心の中で両手の拳突き上げるしかなかった 笑 しあわせ

[4]ふちがみとふなと×マヒトゥ・ザ・ピーポー×池間由布子(シークレットセッション)

坂をのぼる(ふちがみとふなとの曲)

こんなひ池間由布子さんの曲)

 池間さんはやばい。LIVEを観ればわかる。さやさん級のうたの権化。ときにハスキーな歌声とマッチするハードボイルド?な感じのギターもいいけど、圧巻はうた。入り込み方が尋常じゃないから一気に引き込まれる。名女優の域。ある意味魔性の女。おっさんはイチコロ。

 でもこのセッションで一番ヤバかったのはマね。[4]はエレキにチェンジ。しゃべんなくなったと思ったら完全にギターに没入、エレキの音色が明らかにさらに別格になってるから気づいたけど、下手端っこでスイッチ入ってた。隣が船戸さんのウッドベースだったのも影響したのかも。声も穏やか音楽に夢中な少年モード、真マヒトモード、素マヒトモード、呼び方なんかどうでもいい。こんなにすばらしいエレキの音色を奏でられる人をマヒトゥ・ザ・ピーポーの他に知らない。ソロのときのMCで夕陽はすごい、毎日昇ってくるのに毎日新鮮でまるで飽きない、憧れる、そういう風になりたいと言っていたけれど、そこを目指してやっているからこそ、やってきたからこその音色だと思う。ほんとうに、ほんとうに素晴らしかった。

 てか「坂をのぼる」ってとてつもなく良い曲!やられたわ…。渕上さんのピアニカがもうほんと陽だまりとたんぽぽみたいで、そこに船戸さんのウッドベースがやさしく寄り添って、マのエレキは穏やかなやさしい光そのもののようだったし、池間さんのうた声が絶妙にマッチしてた…

 んでもって「こんなひ」もやーーーーーばかった…。マヒトもうエレキもうた声も穏やかでやさしすぎるだろ…ていう、めったにおめにかかれないマヒトが出てきてた。曲自体とんでもない名曲。ふちふなの「坂をのぼる」、池間さんの「こんなひ」、この2曲に出会えただけでも十分すぎるほどに幸運なのに、それをこんな最高のカタチで出会わせてくれたのだから西山さんには感謝してもしたりない。たった1曲、たった1曲あるだけで、ずっと好きでいられるという曲が世の中にはあって、そういうおんがくに出会えることはとても幸福だ。LIVEもそうだよね。あの日のあの1曲があればずっと好きでいられるとかある。その日のその1曲は確定した時点で以降決して変わらない永遠みたいなものだから。忘れさえしなければ人は思い出の中でも生きていけるのかもしれない。しらんけど

 ちなみに、1日目はマヒトくんがシークレットだったらしい。


[5]アンコール

光輪(某二人組の曲)

 何をやろうかと、決めていなかったらしい。全員が共演したある二人組の曲を内緒にして…と 笑 もはや語る必要もないほどに聴こえてくるでしょ。この4人で光輪だよ。時空も物理的な距離もすべてが歪む。おんがくで旅に出れるってことをまざまざと味あわせてくれた。てか光輪って本当にすごい曲だな…植野さんはすごい。 

 マのエレキがやばすぎた。池間さんの硬質なギターの音色も。あと船戸さん以外の3人が全員ボーカルをとったのもすごくすごくよかった。後日知ったことだけど、1日目の「こんなひ」と「光輪」はマがギターに徹していたらしい。それを一晩でこうも仕上げてくるとは、うたをうたう鳥たちの音楽的自由さは本当に素晴らしいな。そしてそれはきっと独りでは成し得なかった景色なんだと思う。西山さんが想い描いてその想像を超えた景色を魅せてくれたんじゃないだろうか。

[6]主催者あいさつ

 かとうさんもやってたけど、西山さんもやった。まぁ西山さんはラジオもやってるし顔出しNGでもないようだ。いやほんとすごい。一人でこんな企画できちゃうんだから。思えば自分の人生で一番感動したLIVEはかとうさんの個人企画でのマヒトくん×ダイローさん×中山さんだった。お二人とも足を使って現場に足を運び関係性を築いてきたからこそ成し得た企画だと思うし、そりゃそこらの企画とは積み重ねたものの重みが違うのも頷ける。その恩恵にあずからせて頂いたのだから感謝してもしたりない。

 思えば今日のフライヤー、いろんなLIVE観に行った先で西山さんから貰ったし、今日の折り込みにも入れてくれてたのとかもLIVE好きな人ならではの心配りだと思う。あと風知空知もホスピタリティ高いしロケーションもいいんだよな。

 西山さん、どうもありがとう。お疲れ様でした!

↓あの光輪の直後にこの笑顔ってのがすべて

↓ 家族みたいないい写真&いい笑顔 笑


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