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2018.1.8.Sun

①[下北沢440ランチライブ 勝井祐二×U-zhaan×石若駿(ゲスト)]

特筆すべきは今回のゲスト石若駿。2016.1.18のランチライブで勝井さんから発表されたとき、若くてえらいドラムの上手い人と紹介されていたので期待していた。『題名のない音楽会』に出演したつながりかなんかでユザーンが引っ張ってきたらしい。勝井さんと同じ札幌出身にして勝井さんの長女と同い年、石若くんのお父さんは勝井さんと同い年らしい。はじまる前にそれを聞いた勝井さんが「…よろしくお願いしまーす」とかちょっと改めて挨拶してたのがなんか父と子世代のはにかんむようなよそよそしさ感醸し出してて笑った 笑

勝井さんとユザーンがやるのを観るのは2015.5.29にスーデラでやった[灰野+石橋 / 勝井+ユザーン]のときが初めてで、それぶりかな?あの日のデュオも拍子抜けするくらいゆる~い感じだった。これがこの二人のデフォなんだな。もちろん、演奏はスゲー。

1曲目、石若くんのドラムが「ちがう」のはすぐわかった。自分の拙い知識・経験から察するにJAZZのドラムだったから。今24歳か?どういう来歴をたどったらこのドラミングを身につけられるんだろと思って帰ってから調べてみたら、音楽高学歴のエリートでなんか納得。cf.石若駿BIOGRAPHY

他の演者の音量への配慮が行き届いた絶妙の力加減、力みがなく軽快にして流れるような音数を叩き出してくる感じ。てか今プロフィール見てたらノイタミナでやってた「アニメ『坂道のアポロン』 の川渕千太郎役ドラム演奏、モーションを担当。」とかあって驚いた。俺あれ見てたし、JAZZいいな!って思ったきっかけの作品だったから。

勝井さんがMCで「お父さん音楽学者?(高校の先生らしい)家で毎日こんなこと(セッション?)やってるんだったら凄いなぁと思って…」とか神妙に言ってたけど、3人の演奏は勝井さんからそんな感想が出てくるようなすばらしいセッション?だった。

流線状の波紋のような勝井さんのヴァイオリンと10指+αから繰り出されるユザーンのタブラの淀みなさから比べるとそれでもドラムの音数の足りなさを感じることはあったし、もっと遠慮しないでエモーショナルに感情出したらずっといいのに!と勿体なく思うこともあったけれど、ユザーンがチューニングしてる間に勝井さんと二人で盛り上がってたところとか、本編最後とか、ECの抑圧されたというかなんというかエモがギュッと凝縮されたような爆発感はハラショーーーー!!なったよね。期待の若手

途中ユザーンが題名のない音楽会で教えたけど放送されなかったやつといって11連符?(滅茶苦茶たくさん打つ)を披露してたんだけど、石若くん覚えてなくて、石若くんもやってみるんだけど、どうしても手数が足りなくてそれを見た勝井さんが「先輩の意地ってやつね」とか言っててウケた 笑

先輩らしいとこ見せつけたかったユザーンの気持ちはわかる。それくらいの若手ってことだろう。80分強、終わってみればけっこうやってたんだなって感じ。どんどん良くなってくからもっと観ていたかった。

余談だけど、ランチライブなめてた。今回で2回目。前回の勝井さんソロの客の入り具合なら余裕だろと、12:30会場・13:30開演だから13時過ぎにいったら人パンパンだった。折角なので一番後ろから観てみることにしたんだけど、やっぱり前の方がいいわ 笑 モニター2つ付いてるけど、画質悪いしね。あ、あとNさんとHちゃんがいたので年始のご挨拶ができてよかった。

②KiliKiliVilla pre 「不安と遊撃 vol.5」@新代田Fever

夜シェルターへ行くつもりではいたけど、ツイッターで情報をキャッチしたので急遽行くことに。正直言うと、出るなら予約する、当日券じゃ余計な出費もかさむし、スケジュール組むのも大変だし、何より観たいのに観れなかったら凹むから、シークレットはもっとちゃんと落ち着いてきてからやってほしいっていう気持ちはある。NWが俺ら一番だと思ってたのに…的なモヤモヤMCしてた気持ちもちょっとわかるよね。

新年だから、新しい気持ちでやるために、ロスカルが加入してから作った新曲だけでってことで4曲。

1曲目、めっちゃLOSTAGE感、いや、なんとなくなんだけど。

2曲目、メリーゴーランドみたいな曲。

3曲目、ヘビーロック?なゴルイ感じきてウホッ!?なったらラップ 笑

4曲目、ロスカルが入ってから初めて作った曲。シャークが抜けて、LIVEできなくなって、他のバンドのLIVE観にいって悔しくなって、想像するしかできなくて、イマジネーションで越えていこうみたいな、そんな曲とか。「愛とー勇気イマジネーション愛とー勇気イマジネーション」のコーラス、正直言うとツイッターに上がってた全感覚祭2017の非公式動画でみたときは全然響かなかったんだけど(笑)、LIVEでその場にいるとめっちゃyeah!!!なるぞ。ラストめっちゃ拳突き上げたよね。「OOO」も「blue hour」も「wasted youth」も、「School OF Fuck」の頃くらいからかな?それくらいからの曲のコーラス?とか、フロアに対する「お前も来いよ!」感、拳突き上げちゃう感、ほんとエモい。

ライブ中のMCのなかで2017年、KiliKiliVilla(レーベル)から何かしらのリリースをすることが決まった。

THE GUAYSまで観といてよかった。去年ベースが変わってからの、新生グアイズが旅して見てきたもの、手に入れてきたもの、それが凝縮されているようなキラキラした目と汗、LIVEとフロアだった。

グアイズ観たの、振り返ってみると2016.3.11の十三月の甲虫×KiliKiliVilla pre『BUBBLE BLUE』レコ発ファイナル以来だ。あの日はベースが変わった新生グアイズの初ライブ&大トリでスンゲ~良かったし、新体制のBOMBORIもまだいてマジ最高だったし、GEZANもシャークいてバリバリだったんだよな。

ほんとたまたまなんだけど、グアイズ3人体制のラストLIVEを目撃していたり、その他いろいろ縁があるようで、LIVEには全然行けていないけど何かと気にしてはいる。パンクのノリを教えてくれたのはグアイズであり、グアイズのLIVEにおけるフロアのキッズ達だから。勝手なこと言うけど、辞めずに続けて言ってほしい、いつまでも。

帰り際、思いがけずSくんとKちゃんに遭遇、新年のご挨拶できてよかった。Nさん、Hちゃんといい、みんなLIVE大好きだな 笑 「そんなあなた達が大好きです」と、心の中で言っておいた。

手売りチケット買えばよかった 笑

FEVER、LED照明?めっちゃ輝度高ぇ。これは確かにステージ映える。最近LED照明導入するとこ増えてきたな。

イーグルの足元なんか増えてない?なんとなく、アレ?イーグルのギターこんな戦慄きかたしてたっけ??って気になった。めっちゃいい

③[踊ってばかりの国、マヒトゥ・ザ・ピーポー with NEVER END ROLLERS]@下北沢SHELTER

初めてのネバエン↓

2回目のネバエン(マヒソロだったのがシークレットてかカルロスとイーグルもやっぱりLOSTAGEの生活に出たい!!ってことで)↓

最高だったらしい 笑

↑2016年めちゃポジ音源ベスト候補

その後のテニスコーツとの九州ツアーやDO ITは観れてないけど、生活のネバエンまじ最高だった。シャーク大好きだし、イーグルもカルロスもマヒトも、GEZANのことが大好きだ!て思えたから。もうそういうところまできてしまったんだってことを、確認できたから。

いろいろ迷うし、わからないことだらけだけど、LIVEに足を運べば心と身体が教えてくれる。自分は何が好きで、何が正しいのかってことを。それもすぐに忘れていって、不確かな記憶になってしまうのだけれど。

(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)

じゃあ2017.1.8の、ロスカルが入ってからのネバエンはどうだったか?

正直迷ってる。わからない。それでも、雑然とした思いを記しておこうと思う。

ドラマーとしてはたぶんまだまだ未熟、ところどころスカスカだし、キレや手数はシャークと比べると圧倒的に劣る。でもそんなことはたぶん問題じゃない。シャークだって3年位前まではよくステージ上で思いっきりマヒト君にどつかれてたし、これから上手くなっていけばいいことだから。

シャークはアスリート系っていうか、筋肉の質が違ってた。いくら食っても太らない、細いくせにしなやかでスマートな、遅筋と早筋のいいところが絶妙に混ざり合ったピンク筋の率が多いタイプっつーの?イチローもそうなのかな。ピンク筋の量は基本増やせないので、これはもう才能としか言いようがない。それだけに、例の件で肩を壊してしまったシャークが、いろいろあるんだろうけどそういうのをひっくるめて、脱退の道を選んだのも、その気持ちも、なんとなく、ほんのちょっぴりだけど、わかるような気がする。以前のように叩けず醜態をされしてまでやりきる道も、JAZZドラマーのようなスタイルへの変更の道もあったのかもしれないけれど、それはシャークにしかわからないことだ。

GEZANってなんだろう?ネバエンってなんだろう??マヒトもイーグルもWe are GEZANって言っちゃったりN.E.R.って言ってたり、まぁごちゃまぜになってたけど、そういうことではなくて。

GEZANってなんだろう?バンド名?曲?メンバー自身?まぁそういうもろもろ含めた複合的な総体なんだろう。自分にとってのGEZANってなんだろう?って考えてみる。GEZANは時間をかけてGEZANになっていった、自分にとってはそういうものだと思う。何言ってるか自分でも整理ついてないけど。

2015年、2回目の全感覚祭、あそこはGEZANの一つの到達点だったんじゃないかと思う。バンドとしてのGEZANが、スゲーとこまできたって感じたし、「blue hour」からは曲としてのGEZANが、すげーとこまできたって感じた。「ooo」には胸じんの全てがというか、レーベル十三月の甲虫のいいところが、凝縮されてるようで、こんなバンドは他にいない、ほんとスゲーバンドになった!って感じた。そういういい時のバンドやメンバーのコンディションやメンタルって、そのときに作られた曲にまざまざと表れる。この頃から2016年上旬あたりに生まれた曲やマソロのLIVEは本当に素晴らしいものだったから。FLOWER ME TOURらへんの穏やかさとか、「超正義」みたいな根拠のない圧倒的な無敵感みたいな。そうやって振り返ってみると、ああいういい状態までくるのに、それまでの、それだけの年数がかかったんだってことに気づく。余談だけど、そうして辿り着いたのがはじまりの曲の「blue hour」と「END ROLL」だっていうのは、なんというか、『青い鳥』のような話だよね。

だから、ロスカルが入ったN.E.R.もきっと時間をかけてGEZANになっていくんだと思う。それを彼らはそんな時間かけてらんねーってスピード感で2017.2.28には羽化しようとしているみたいだけど。俺はもう3人のことは信じているし、ハナからドラムの上手い奴を入れるより、一緒にGEZANになっていくことを、その過程を重視する3人が選んだドラマーなんだから、まぁ大丈夫だろう。まだ2回しか観れてないし、今はまだロスカル君のドラムに魅力は見いだせていないけどね。観続けていくなかで、彼にもGEZANになってほしいと思う。

マヒト君が落ち込んだ後にマソロのLIVEがあるとき、よく自分の曲におしえてもらって救われた、この時間(マソロ)は必要な時間だったみたいなことを言う。ロスカルの入ったネバエン観てて、そのことを思い出した。GEZANがGEZANであった頃のGEZANが、その頃の曲に宿っていたから。

1発目のFEVERには正直拍子抜けしたというか、戸惑った。N.E.R.の新曲だけだったから。ロスカル加入後の新曲が悪かったということではなく、俺はやっぱりなんだかんだGEZANに会いに行ったつもりだったんだと思う。

2発目、SHELTER。そんな感じだったもんだからいつもより遠巻きで観てたんだけど、いや、よかったよね 笑 それはやっぱりGEZANの曲をやってたから。40分強。シャークと共に、この4人ならいけると信じてやってきたものが、ちゃんと曲に宿ってるんだって思った。曲に救われた、そんな想い。「blue hour」、「今日も4人でここに立ってる」の「も」が「は」に変わってたな。いや~…よかったよね。未来の白地図じゃないけど、この先のことはまるでわからないし、いろいろ迷いもあるけど。そこはこれからわかっていくことで、結果もまた道程でしかないのかもしれないなーと。もう訳わからないので思考を放棄します。

で、なんか長文書いてきて疲れてきたからすっげー雑なまとめする。

死ぬ気と殺気と狂気をぶつけてくるようなヒリヒリしてた頃にしかかけない曲、孤独の海の底から空を見上げていた頃にしかかけない曲、同じ青を探す同志と出会ってからの曲、今しかかけない曲、今しかできない・観れないLIVEってやっぱりあるし、それを残せる音源は本当に大事だって思う。いつかそれに救われるときがくるかもしれない。で、今しか観れないと言いつつ、10年20年と続けていくうちに、それをスキルと表現力で凌駕するようなカタチでLIVEにできるようになることがあるってことを、2016.11.6のモーサムが教えてくれた。まぁモーサムの場合メンバーチェンジしてないけど。あの日、東京へ出てくる前のモーサム、博多時代のモーサムに時空の壁を越えて出会えたような気がしたんだよね。

1.言いたいだけのVoid

2.wasted youth

3.LOSTAGE感ある新曲

4.待夢

5.TEEN BEAT (マ、ダイブべちゃ)

6.ゴルラップな新曲(アンビリーバブルビリーバー?)

7.blue hour

[メモ]

・待夢から3曲連続だったか?シングルギター編成

・イーグルめでたい2017年1発目を記念し左右で紅白ソックス

・めっちゃダサいとマ

・片方下がってるから上げて気になるとカ

・イめっちゃいいMC、からの「裸のつき合いしようぜぇぇぇ!」からのなぜか間(シーン)

・ひどくね?笑(おちょくってる訳ではなく)

・イーグル大好き

・FEVERもSHELTERも個性がちゃんとある(後者なんかすっげ懐かしかった)

最後、踊ってについて少しだけ。悔しいけど、やっぱ下津すげーわ 笑 年に2~3回くらいしか踊っては観てないのにこんなこと言うのアレだけど、メンバー変わろうが毎度ちゃんと踊ってだ。これはなんでだろ?下津ありきだから?曲がしっかりしてるから??で、毎回感心するのは、PAに対する音の指示がほんと的確。どんだけ音わかってんの?ってビビる。あと曲がほんとうにすばらしい。マヒトと同じ、「当たり前に毎日は奇跡的」であることを知る音楽しかできないダメ人間(褒めてる)。ありふれた人の生活の真に迫るものがある。ECの「ほんとごめんね」は正直嬉しかったし、めっちゃよかったわ、悔しいけど 笑 

あと昨日はやってないけど、「それでしあわせ」はマジで素晴らしい、くやしいけど!2015.7.10 GEZANとの2マン「彩色 vol.1」@UNITで観たの、今でも覚えてるよ。くやしいけど 笑


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