これまの人生で一番良い年だって思える2015年、その大トリをgoatに託すべく馳せ参じた大晦日。結論から言うとこの選択、間違いじゃなかった！

[goat]

8/13＠渋谷wwwのレコ発以来。2015年に一番音源を聴いたのはたぶんgoat。一人残って残業してるときとか掃除してるときなんかに聴くとすこぶるはかどる(笑)今一番暗黒を感じさせるバンド。そのリズム、鳴り、闇の温度がたまらない。

On Fire

Solid Eye

NEW GAMES

std

曲間の静寂。間。パーリーピーポーの喧噪もおかまいなし。

1.2.3.4…っていうスティックのカウントから始まる儀式。dadada dada dadada da dadadada dadadada…みたいな小刻みなリズムで繰り返されるドラムの反復、ボロボロになったスティックが物語る短くキレのある乾いた木の鳴り、ギターで奏でるゴィンゴィンの小刻みな硬音とアジアのどこかの寺院で鳴ってそうなタブラみたいな響きの音、ボォ…ン ボォンボン …梵…凡…盆…煩…みたいに不気味な重低音を鳴らし続けるベース、山羊のように小刻みに啼き続けるサックスからはコーラが蒸発して暗黒物質の煙が立ち込める。　

正直NEW GAMESまでは「おお！！」とは思いつつもなんとなくノリ切れずにいた。ほんとなんとなく。圧巻だったのはstdから。曲間の静寂から狼煙を挙げたのはドラムのスティックではなくsaxかなにかの不穏な戦慄き。それが響きわたると同時に両サイド上空から大量のスモークが吐き出された。そこから暴力的なまでに暗黒な蹂躙が始まった…。もう怒涛の展開としか言いようがない。超っっっ………絶ブチ上がった！「おお！！」が「うおおおおおおおおおあああああああああああああ！！！！！！！！！！！！」に変わった感じ。

この1曲だけでめっちゃ汗かいた。それくらいやばかった。暗闇に金色や緑や赤の照明もいい。けど、まさかの極彩色レーザーが以外にもめっちゃ合ってて驚いた。最前中央付近で観てたんだけど、あのサイケで彩光な光景クッソやべぇ！！普通の照明以外にレーザーがステージ上空左右に1台ずつ、あとフロア後方にもいくつか設置されてたと思う。スモークが漂う空間が三角に切断されてその断面が見えてたり（しかもその中心に自分がいる）、スモークで光線が湾曲して曲線を描きグジャグじゃになってたり、クリアな視界でドラびでおバリのレーザー光線で自身が切り刻まれてたり…。あれだけ人を狂わせる音を奏でながら演奏する姿はクールっていうたまらない不気味さ。そんなgoatを拝みながら闇に塗れてあの音と光のシャワーを浴びれる至福…。超絶トリップしたわ…。一気にスイッチ入って踊り狂った。

で、さらにヤバかったのがstdの終盤ね。超絶ブチ上げてからの暗転。浮かび上がるレーザー文字の電子カウントダウン（これまためっちゃカッコいい）。ひとしきり踊り狂ったのでここからはもう見守る体制に入った。なぜならこの日はカウントダウンLIVEだから。本当にヤバイLIVEでは写真とか撮ったりしない、というかそんな余裕なくなってるけど、こんな日くらいは思い出も残したい。邪魔になって床に放り投げといた携帯を拾い、2分くらいかな？繰り返される反復と暗闇から溢れ出てくる闇の奔流に酔いしれその瞬間を待った。溜めて溜めて溜めて溜めて…カウントが減っていくのと反比例して昂まっていく昂奮。あんなエキサイティングなカウントダウンないわ！あの2分間ほど濃密で幸せな時間はそうそうない。次第に熱を帯びていく演奏。それに呼応するように沸き立つフロア…

…3.2.1.0　暗転からの二つの太陽ビッカー！！！　2016　

最高な演奏で2015年を締め、さらにそこで終わらなかったのが超最高！

そこからさらに演奏を続けレザー乱射、2016年初めに最高な演奏を聴かせ、バッチシ決めて改めて　2016　に色つけて　バン！　で終了クッソやべえええええええええええええええ！！！！！！！！！

正直言うとあんなに最高なカウントダウンLIVEは後にも先にも二度と味わえないと思う。まず自分の好きなアーティストがカウントダウンやることからして稀だし、UNITの音響も照明も最高だったし、自分が観てたのも今だからこそ得られた最高の場所だったから。goatはきっともっともっと観客が沢山入るバンドになる、というかもうずっとそれだけのバンドなのにまだ知られていないだけ。そういう意味でも今しか観れないLIVEだった。そういうの、いっぱいある。

MC一切なし。演奏だけでアレだけのカウントダウンを炸裂させるんだから本当に凄い。めっちゃ昂奮した！2015年の大トリがgoatで本当によかった。ありがとうgoat。最高！

[SENYAWA]

前回観たのは2015.5.21＠スーデラ。あのときはMAHANYAWAだった。ジャワの怪獣とbonanzasの対バンみたいな感じだったけど、今にして思えばあの怪獣ヴォイスは原田仁さんとこそその対決を観てみたいなって思う。UNITでSENYAWAとか超レアじゃない？

ヴキール、今回使ってた楽器はこの二つかな？↓デッカイ竹の子みたいなのと三味線のバチを長くしたみたいな弦楽器。あー打楽器の音ほしいわーとか思わせといて自作の弦楽器で打楽器の役割までこなし出すとことかやべーなって思うけど、考えようによっては売ってる楽器を使うことの方が不自然なのかもしれない。

ルリーのバンダナ巻いてジャケットと手袋脱いでバンダナ外して最終的に上のシャツも脱ぐっていあの流れ、前回もやってたけどアレは儀式みたいなものなのかな？インドネシア語の歌詞の響きとか独特なリズムと舞踏、カッケー。自分達の演奏に納得したのか、フロアの昂奮を見てとったのか、曲が終わると「ウン、ウン」とか頷いててしかもその声をマイクが拾ってたのなんか可愛くてウケた。笑　マイクスタンド2脚使っての2マイクとか、ちょっと灰野さんっぽい。今年なんかいろいろやりそうだよね。

.｡oO（十三月との絡みとか…

[EYヨ]

ヴィジュアルからして反則。レジェンド、かっこよすぎ。

[RASHAD BECKER]

戦慄のダークネス。goatがダントツブッチギリで最高だったけど、RASHAD BECKERもやーばかった。私が観た限りでだけど、この方だけカウントダウンイベントとか関係なし。最深階Saloon、UNIT何度も行ってるけど初めて訪れた。煌びやかなシャンデリアが吊るされた小さく真っ暗な空間を　ゆ　っ　く　り　と浸蝕するおどろおどろしい黒い電子音。静なる暗黒が魅せる重厚かつ厳かな音像世界。脳ミソも身体もグニャングニャンに溶けて闇に取り込まれてしまうかと思った…。音源絶対買うわ。

追記：関連記事

他にちゃんと通して観たのはタイムテーブルにLIVE表記のあったAM7:00台のNHK’koyxen（おもしろかった）くらいで他はつまみつまみウロウロ。転換一切なしで切れ目なく進行していくし、観た限りどの出演者もMC挟んで煽るDJみたいなこと一切せずにストイックだったからドミュン生で観てるみたいで飽きることなく楽しめた。客層はオシャレな人たくさんいて場違い感満載だったけど。笑

追記：というか調べてみたらFREEDOMMUNE 0＜ZERO＞の出演者多数だった。

年跨ぎgoat、からのSENYAWAとかいうイカしたセンスのイベント企画するDJ NOBUがどんなもんか観てみたかったけど、RASHAD BECKERとカブってたので観れなかったのがちょっと残念。

目当ての出演者でもいなければ行くこともない世界だけど、それだけに普段は観れないリズムのとり方があっておもしろい。探検しながらタバコの煙がない場所探してたら結局メインフロアの最前付近だった。その辺りで踊ってる人は楽しそうだったりエモい人もいたけれど、カッコよかったのは後ろの方で淡々と踊ってる人たち。日野さんクソかっけーわ。私が同じように踊ってもああはならないね。イケメンはずるい。

私はリズム感ないし身体も固いので自分にないリズムのとり方を吸収しようとヘンテコなりに踊ってたんだけど、1出演者1時間、人によっては2時間とかどこのブートキャンプだよｗｗてことで9時前に帰った。昼くらいまでやんだろーなって思ったけど、後でみたら終わったの18時過ぎで笑ったわ。あのとき帰っておいてよかった。笑

あけおめ！

[物販]

[記事（イベント詳細）]

・けてぃっく「DJ NOBU主宰UNITカウントダウン第1弾にEYヨやgoatら」

・けてぃっく「FUTURE TERROR 2015-2016、全ラインナップ解禁！」

[メモ]

・フライヤー

・外国人・イケメン・美人たくさん別世界

・11時間近くいたのに誰ともしゃべってない