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丸山部長と #003 たかはしさんのとあるやりとり

こんばんは。
WORLD CAFE by まちの企画室
チームA 副部長シバタです。

先日、第1回目の壁打ちの会を
無事に終えましたが、とても見応えのある内容でした。
(シバタの進行はグダグダでしたが、、、)

そんな、記念すべき第1回目壁打ちの会の
プレゼンターのお一人として参加された、
#003 たかはしさんの
エントリープレゼンの会から、
先日行われた壁打ちの会に至るまでの、
丸山部長とのやりとりを
公開いたします。



↑↑こちらは
9月29日に行われた
壁打ちエントリープレゼンの会での
#003 たかはしさんのプレゼン資料です。

そのプレゼン直後、
丸山部長から出された宿題から。



丸山部長:
たかはしくんへ
たかはしくんの場合、
・コンセプトや方向性が決まっていない
・一方で物件及び開業時期は既に決まっている
という状態です。

コンセプトや方向性が決まっていないという状態は、一見ふんわりしてて大丈夫?って思われがちですが、高橋君の場合、ただただ自分が「やりたいこと」や「やれること」を闇雲に真っ先にやるではなく、
街のニーズや近隣住民の声を聞きながら街にとって必要な最適解を考えたいというスタイルでもあると。
実はそれは丸山メソッド的にはアリで、飲食店の開業や、新規サービスや新規事業を立ち上げる上でも、創業理念とする意味でも、むしろとても良いスタンスと言えます。
特に飲食店の開業では、その視点が抜け落ちてしまっていて悪く言えば自分のエゴだけの店になってしまい失敗するケースはよくある話です。

ただし、自分がなさすぎるのもよくないし街のニーズや声ばかりを頼りにし過ぎても、それが具現化出来ないと意味はないので、自身の能力で出来る範疇やチャレンジ出来る範囲で、且つ高クオリティでそれを実現させる必要があります。そして、そんなこんな最後は自分が好きなことであること。
やっぱり続かないと意味ないのでね。
それらが絶妙にバランス取れていることが大切です。

その上で、高橋君の事業を進めるためには、
最初の一歩は「背景」を探ることです。
もっと言っちゃうとこの場合の背景とはほとんどの場合「課題」のことです。
街の課題=例 不足している、無くて困っている、など

そしてそれを探る具体的な手法としては「市場調査」かと思います。マーケットリサーチとも言います。
たまたま遊園は開発エリアでもあるので、ある意味やりやすいのかなと思います。街としてどんな未来を目指しているのか、現実とのギャップは何か。
街のリアルな声としてはどんな声が多いのか。
その声と自身が提供できることで重なる部分はなんなのか。

調査の仕方はいろいろありますが、そこは考えてみてください。
さらに、そこから自分なりの仮説を立てること。それがコンセプト・方向性を決める第一歩となります。
第1回壁打ちの会までに上記をなるべく進めておいてください。

市場調査は今回の場合は開業地である遊園、登戸エリアを中心に調査することになると思いますが、そこに固執しすぎない観点も必要で、似たようなエリアとか、同じ状況にあるエリアなども含め時代の流れや多様なニーズを俯瞰して捉えていくことが重要な段階です。狭い視点での調査にならないよう、そういった大きい意味での背景を探るという理解で進めてもらえたらと思います。


たかはしさん:
市場調査の件で、現状報告いたします。

調査場所として、物件地域の他に、似たような条件の地域をいくつかピックアップし、 

・人口
・現状のターゲット人口
・人口推移予測
・最寄り駅の乗降客数
・現状想定客単価の飲食店
・近い業態の飲食店

を、
・e-stat
・Wikipedia
・各市町村のサイト
・グルメサイト
・その地域の不動産サイト

から調査し、
それを踏まえて現地調査をやっていこうと思います。
今のところの候補地としては、立川、国分寺、仙川、あとは溝の口も候補に入ってくるかなと思っております。
また、丸山さんからアドバイスをいただいた、地域の困っていること、問題を調べ、自分の状況で何かできることがあるか、考えていきます。

今のところの調査で多摩区としての問題点としては、
・人口は増加しているが、単身世帯が44.9%(内25才未満12.7%)と多いことと、高齢化が進んでいる。
 →婚活や健康促進に関わる事業(婚活イベント企画や場所の提供、健康にまつわる食のセミナーや料理教室)
・子育て世代の増加
 →子育て支援事業(子育てサークルの設立や場所の提供など)
・生田緑地や文化施設を生かした、外国人を含めた観光や行楽需要の取り込み
 →その地域だけの特別な食体験の支援事業

という感じです。



丸山部長:
今の時点で3つ質問です。
一つは多摩区エリア以外の候補地(立川、国分寺、仙川、溝の口)について、そのエリアを選んだ一番の理由は何でしょうか?
また、そこを調査していこうと思います、とありますが具体的にはそこでどんな調査をしようと思っているのかお聞かせください。
具体的になければイメージでも良いです。
また、出店場所となる多摩区エリアの調査で、今のところの調査というのは具体的にはどんな調査をしているのかお聞かせください。
調査手法という点と、主に何を調べたいのか、
という点をお聞かせください。
それらの考えも踏まえてフィードバックしたいと思います!


たかはしさん:
以下、回答致します。

最終的に、今回の立地条件に近い店舗、成功事例を2〜3件探し出し、因数分解していって成功要因を見つけていき、コンセプトを明確にていくことを目的としております。 

来店動機を2つ考えており、
1.地域のあの人がいるお店やあの人と会えるお店
2.居住もしくは仕事場の沿線にある、ちょっといってみたいお店
も、念頭に置いております。

①地域選定理由
・区画整理をしている地域を探してみましたが、似たような規模や状況のところは見つからず、ここは外しました。
あとは、都心にアクセスしやすい郊外で、鉄道路線が交差し、乗降客数か近いところを選定しております。

②調査内容
・今回のお店は、目的利用を目指していくため、通りの通行量などは考慮しておりません。
上記の地域から、世帯年収、年代別人口、人口動態を調べ、
乗り換え駅から10分圏内or急行停車駅から5分以内のエリアの中で、
駅近、空中階、13坪程度、夜客単価5000円以上
のお店(飲食店が基本ですが、違う業態でも参考になれば入れても良いと思います)を探し出し、実際に何度か伺って、体感し、お店の人と話をしたりして、成功要因を探していきます。

③調べること→多摩区や街の問題点
今はネットで、議会の議題を見ており、今後は街の人、区役所、川崎市の方に伺って、問題点を聞いていきます。
問題点の解決と自分の店でできることの重なるところを探し出し、そのためにお店のコンセプト、レイアウト、空間作り、反映していきます。

これで回答になっておりますでしょうか?


丸山部長:
それを踏まえてフィードバックです。

まず前提として、
市場調査は本来は開業予定立地場所をターゲットにそのエリアを様々な角度でリサーチしていくものですが、そこに加えて、他のエリアでも似たような状況や事例があれば参考にするのも一つというくらいの感じです。
優先は当然、開業予定場所である遊園エリアを重点的に調査することと、
さらに余裕があれば(または遊園のみでは足りない場合)他エリアという順番です。

今回の場合は遊園というエリア特性的に、現在駅前の大規模な区画整理・開発中という特殊な状況から、同じ状況にあるエリアも参考になればという意味で、遊園だけに固執し狭い視野にならないよう補足として伝えましたが、
逆に少し混乱させてしまったかもしれません、上記優先順位の認識で改めてセットできれば。

その上で一応、他エリアを調査する場合の話も軽くしておきます。
まず、候補地選定について、そこは「どんな調査」によるか、それ次第で決めると良いかと思います。
ここで一番大事なのはリサーチ対象となる街の選定を間違わないことです。
調査の目的次第で、選定はかなり変わってきます。
ここを間違ってしまうと全く意味はないどころか、その調査結果を事業に活かすことでマイナスになりかねないので慎重に選ぶ必要があります。

では、どんな調査がしたいかという点ですが、
これはメインである遊園エリアの調査としても一番重要です。それは高橋くんのお店をどんなお店にすべきか、その判断材料をマーケティング観点から導き出すための調査かと思います。超端的に言うと「街の課題を探りニーズを把握する」ということです。街の課題やニーズの捉え方としてポイントは、マクロとミクロと2つの視点を持つことです。
どちらも重要です。マクロ視点は、例えば人口減少や少子高齢化が進んでいるとか、世の中全体の話です。
これはもちろん全てにおいて関係なくはない話ですが、逆を言うとその街に限らず日本全体どこでも言える話なので、ビジネスの軸にするにはぼやけます。大きい時代背景としては掴んでおくくらいは必要かと思いますが、今回はどちらかと言うとミクロ視点が必要です。要は全方位ではなく、方向性を定めフォーカスしていくと言うことです。

その話の前に大前提として、高橋君の場合、事業の骨格となるのは飲食店ビジネスかと思います。ジャンルやコンセプトは現状曖昧だったとしても飲食店であることは間違いないですかね?(一応確認)売上としては飲食店としてお客様に飲食サービスの提供をしてその対価としてお金をいただくというモデル。基本はそこで、コンセプトや特徴、付加価値などはその後に重要です。まずはその基本のビジネスモデルであるということが、若干ふんわりしていそうな気もしたので触れておきます。

フォーカスの話で続きます。
その場合、端的に言うと「街や住人はどんな飲食店を望んでいるか」この期待を掴む必要があります。街全体の全方位の課題やニーズを把握することは良いですが、その上でどんな飲食店とするかが肝です。
しかもたまたま街として生まれ変わろうとしている状況なので、これからのこの街にはこんな飲食店が必要だという、既成のニーズのみではなく「未来的な予測」も含めた提案が必要となります。この未来的な予測が難しいのですが、そこを掴むことが調査の狙いでもあります。

そしてそれは既に進行中の街としての開発計画の狙いにヒントがあるはずです。既存の課題リサーチはもちろん、時代の流れや街としての今後の動体など、それを踏まえこの開発で明確に意図していることなどは既にあるはずです。例えば、これからこの街に住んで欲しい層や、その層が住みたいと思える街としては、もっとこういった要素が必要だ。こういった街にしていきたい。など。街としての考え。

また、そいいった意味では、遊園だけだと開発中=まだ実体がないので見えにくいこともあるかなと言うことで、ここではじめて他エリアも参考にしてみるのも良いと言う感じです。その場合は遊園と同様のポジション(位置付け)にある街で、且つ同様の課題感があり、且つ同様のコンセプトで開発をして生まれ変わろうとしている状況にある街に絞ると良いかと思います。当然、現在進行中だけではなく近年開発済みの街も含みます。逆を言うと、上記のような狙いがなく、パッと見の街の規模(人口数や世帯数・駅の乗降者数など)だけを軸に候補地を決めると失敗しがちです。

と言うことで、まずは遊園をしっかりリサーチしてみてください。
それでも足りない場合は、他エリアも視野に入れるくらいな感じでいきましょう。

特に高橋君の場合、物件契約済みなので時間は有限です。
限りある時間の中で何をすべきか、その一歩がこの市場調査となります。
その一歩目を早速間違わないためにも目的を明確に、慎重に踏んでいきましょう。

参考に、改めて調査計画をしてみてください。


たかはしさん:
細かいところまで、丁寧にご説明いただき、ありがとうございます!
ご指摘通り、確かに思考方向がずれておりました。飲食店をやるということは間違いないです。今、上記を何度も読み返しております。正直、全然やってこなかったことなので、頭を整理して改めてこちらで報告させていただきます。



丸山部長:
高橋くん、市場調査の進捗はその後いかがですか?
日も無いので一つ一つ具体的な行動が重要です。
遊園エリアの今後の大きいビジョンや都市開発の狙いや展望などは先日来てくれていた区画整理事務局の方や開発を先導で取り仕切っている井出コーポレーションさんなどに相談すればまとまった資料が出てくるかなと思います。そこから必要な情報をまとめるくらいで良いでしょう。
また、その上での街のニーズおよび街の声をいかに拾うかは、手始めに多摩区役所の地域振興課などに相談してみると良いのかなと思います。あるいは、近辺で既にお店をやられている方や古くからその地でお店をやられている方なんかに話を伺うのも良いかと思います。ただしその視点は断片的かもしれませんが。
あと分析のやり方で参考までにですが、昼シーンと夜シーンで分けて考えるのがよいかなと思います。
さらに平日と週末でも変わるのであればそこも分けた分析、クロス分析などもニーズやターゲットを整理する上では有効かと思います。
既にやっていることもあるかと思いますが、参考に動いていきましょう。宜しくお願いします。


たかはしさん:
市場調査の件で、確認したい点です。
今進めている形として、

・遊園エリアの区画整理がどこを目指しているのか
(どう発展させ、どういう人に今後住んでもらいたいか)
・今の地域の居住年齢層や生産年齢層の人口、家族構成
・今後増えていく年齢層の数、家族構成(何年後にどのくらいになるか)
・周辺の施設、店舗
(人が目的としていくための場所。区役所や病院、美容室、スーパーや飲食店)
・周りの飲食店の相場感

上記をふまえて
平日、週末とランチ、ディナーのニーズ をクロス分析
ここに自分のやれる事とやりたい事を当てはめて、重なるところを見つけると考えているのですが、方向ずれてないでしょうか?


丸山部長:
髙橋くん、進捗ありがとうございます。おさらいですが、市場調査は、どんな調査としたいか、あるいはどんなデータが必要かにより調査方法や調査項目が異なります。そして今回の調査の狙いは、街の課題把握や、街の人々のニーズ発掘です。この場合は最終的に遊園エリアの人々がどんな飲食店を望んでいるかを掴むための調査なので、区画整理事務所や井出コーポレーションなどがそういったデータを提供してくれるならそのままそれを活用していくのでも良いかと思います。(こちらが望む都合の良いデータがない場合は、方法はまた考えましょうか。)

髙橋くん的にそろそろ一つまとめが必要なのが、いずれにせよ、遊園の区画整理及び再開発のコンセプトや、街の願いや想いなど、それらがおそらく住民の共通認識としてみんなが普通にイメージしているものがあるんだと思います。まずはそれをスタンダードレベル以上の解像度で髙橋君が語れなければいけません。

その上で、その資料なりデータから具体的には何を掴むかが重要ですが、この場合の観点として、「顕在ニーズ」と「潜在ニーズ」と分けて考えるのも一つです。どちらもニーズではありますが、種類が異なります。
まず、「顕在ニーズ」とは「既存ニーズ」や「既成ニーズ」とも言います。
簡単に言うと、顕在化=つまり目に見える(すぐそこにある)わかりやすいニーズのことです。これは例えば現在の街を見渡すことで繁盛店の傾向などから掴むのもよいかと思います。では、潜在ニーズとは何でしょうか。(全て答えを言うのもつまらないので問題です)。顕在ニーズに対して、潜在ニーズの把握は難しいとされています。しかしそれを掴むことができると一つ勝機が見えてくるというものです。
しかも、今回のように再開発で生まれ変わろうとしている街においては潜在ニーズはより一層重要です。潜在ニーズとは何か、そしてどうやったらそれを掴めるか、、そのあたりを宿題とします。


↑を踏まえインラインでコメントです。最初の項目は良いとして、それ以外はやや見えないかなと。
・遊園エリアの区画整理がどこを目指しているのか
(どう発展させ、どういう人に今後住んでもらいたいか)
→これはokです。

・今の地域の居住年齢層
や生産年齢層の人口、家族構成
→このデータから何を掴もうとしているかによる。

・今後増えていく年齢層の数、家族構成(何年後にどのくらいになるか)→同様にこのデータから何を掴もうとしているかによる。
・周辺の施設、店舗
(人が目的としていくための場所。区役所や病院、美容室、スーパーや飲食店)
→上記の何を調べるという意味?
このデータから何を掴もうとしているかによる。

・周りの飲食店の相場感
→このデータから何を掴もうとしているかによる。ただ相場を調査したとして、そこからどうなるのか。


たかはしさん:
区画整理事務所と井出コーポレーションさんには、資料がないか問い合わせており、返答待ちの状態です。顕在ニーズに対して潜在ニーズとは、隠れて見えていないが、顧客が意識していないけど実はもっているニーズで、欲しいという欲求の根本的な理由であり、ここを掘り下げる事で、根本的なニーズが見えてきて、そこに向けたサービスを提案できれば、顧客の欲求を満たすことができ、つまり街の役に立つことがで、成功につながっていると解釈致しました。

ということは、今まで会った街の人に聞いていた「こういうお店が街に欲しい」「こういうものが食べられたら」は、潜在ニーズではないので、
「では、なんでそういうお店が街にあったら良いのか」「なんでそれを食べたいのか」というふうに掘り下げていくこと→インタビューしていく。

これが、潜在ニーズを見つける1つの方法であると考えます。

何を掴もうかとしているというところですが、
今と今後の人口予測を知ることで、まずはどれだけ自分が提供しようとしているものを食べてもらえそうな人が近くにいるのか把握できるかと思いました。

周辺の施設等を把握することで、そのサービスの利用前後に飲食ニーズが出てくると考え、どういう施設やお店があるのか把握しておく必要があると思いました。

同業の飲食店の単価を知っておくことで、価格だけが来店動機ではないですが、長く続けているところは特に、要因の一つとしてその価格帯のニーズがあるから続けていることが考えられ、自店の価格設定の参考にできればと思いました。


丸山部長:

髙橋くん、良い回答ですね!潜在ニーズとはまさにそのことです。
街が動けば人の流入も激しくなり、時代と共に変化していく流れの中での未来的なニーズでもあります。過去から現在まではこうだったけど、現在から未来にかけてはこういったニーズが膨れ上がってくるだろうという予測をしておけると良いですよね。
溝の口を例にあげると、私がこの街に来た7年前は、昼間はナショナルチェーン店しかなく、夜はタマイ系列の激安ホルモン焼肉が会社帰りのサラリーマンターゲットに繁盛していました。
顕在ニーズとしてだけを考えると、昼間はファーストフードか牛丼かラーメンでもやる、夜はやはりホルモン焼肉しか勝たないという分析にしかなりませんが、目には見えていないこの街の隠れたニーズがあるのでは?という視点で考え抜き、当時の街には皆無であった健康的なカフェ食堂であるTETO-TEOを開業しました。
同じようなジャンルは0だったと思います。ちなみに客単価は相場の2倍近い設定をして臨んでみました。、、
と、まぁそのあたりの話は長くなるので省きますが、当時顕在ニーズに沿うではなく潜在ニーズを見極めた勝負をした訳ですが、少なくともその判断は間違いではなかったと思っています。むしろそれがあったからこそ今の存在を確立出来たのだとも思います。参考になれば!


たかはしさん:
ありがとうございます!
そのあたりの話、ぜひ伺いたいです!!
そういうところで言うと、まだ深掘りはできていないのですが、
前回プレゼン時の生活クラブの方のお話や、別途グルテンフリーや野菜にこだわったお店が無いから欲しいという意見をいただき、そこには子供や家族が少しでも健康に生活できるような食事を外食でも摂れれば。
病気したく無いし、体を壊したら生活が不自由になって、他者の介護か必要になるのがヤダ。みたいなところも心理としてあり、ニーズとしてあるかと思います。

現在勤務している店舗も深く考えてはいなかったのですが、端的に
成城→所得が高い→でも高齢化の街→健康に気を使っている→普通の街よりもこの点にお金を使う人が多いのでは無いか→では、ノンブランドの店だけど、野菜に拘って、安くは無いけど少しでも安心して1人でも家族とでも食事ができるような店にしていけば喜んでもらえるかも。

こんな感じで考えて改革していき、ここが要因かは確証は無いですが、今もお店が存続しているのは事実です!

丸山部長:
その調子で調査を進めてみてください!
一点だけ注意がこの時点(調査の前段階)では、まだ自分の考えや何となくの見込み、やりたいことは極力出さないようにグッと堪えながらやりましょう。どうしても、人間は自分の仮説を信じたくなる生き物なので、自分よりヴァイアスがかかってしまうものです。そうすると本当は少しズレてるのにも関わらず、およそあっているでしょうと正当化したくなるなど、正しい判断に影響が出てしまうので、焦らず冷静にフラットにまずはしっかりとファクト=事実と向き合うと言う強い意識が重要です。参考にお願いします。


たかはしさん:
現状の調査結果をご報告いたします。
登戸遊園エリアとしては、「ウォーカブル推進都市」→車ではなく人中心の空間を作り、多様な人びとか交流し、発展していく都市。が、ひとつのキーワードとなっているようです。

その中で、今回の物件の通り「区役所通り商店街」としては、登戸遊園エリアの中でも「生活軸」を
担う商店街として発展していき、生活者に「あの商店街にいけば何か見つかる」といわれるようなエリアにしていくという展望があるとのことでした。

実際、アパレルは皆無、ニトリや電気屋など生活用品を買えるところや飲食店も上質なお店があまりなく、洋服を買いたい!生活用品を見にいきたい!ハレの日に使えそうな飲食店がなかなかない。などの課題が出てきました。

自然や文化施設もあり、周辺には区役所や図書館、ホールギャラリー、病院やスーパーなど、生活自体に困ることはないのですが、もう一歩先の生活を豊かにするためのものを購入したり、ちょっと良いものを食べたい時には、近くだと溝の口や新百合に行くしかないのが現状です。

商店街に求めるニーズとしては、「商品、サービスの充実」「安心安全」「個性」「地域コミュニティ」
があり、これは、

・遠くに行くのが面倒くさい
・質の悪いものは掴みたくない。逆に、良いものかあれば、行く動機となる。
・安心、信頼できるお店(店主やスタッフと仲が良く、安心してサービスを受けられる)
・特別なサービスを感じたい(そこにしかないサービス)

というような欲求かあるようです。

周辺に大規模マンションも数年後に建つにあたり、30〜40代人口(年収1000万円クラスのファミリー)が増える可能性は充分にあり、現状居住している方たちも含めて(ここは、高齢化の一途を辿っています)、結果として単価が少し高めの飲食店でも需要があると思われます。

ただし、これは近い未来の話しで、あと2年ほどで区画整理に目処ごつくようですが、まだあまりお店が揃っていない現状で、尖ったお店にすると、現状の需要は取り込みにくく、リスクがありそうです。

来週の壁打ちでは、上記の内容に数字などを加えて肉付けし、パワポで資料。作って臨むという感じでいかがでしょうか?

現状、壁打ちにどういう準備から必要なのかまだ理解しきれていないので、ご教示頂けますとありがたいです




丸山部長:
髙橋くん、いい感じじゃないですか!街の目指している方向性や街の人々のニーズが見えてきましたね。ちなみにこれらの情報のソースはどちらでしょう?


たかはしさん:
アドバイスいただいた通りに、区画整理関連の方から資料をいただき、井出コーポレーションさんの方に直接話を聞いてきました。あとは、リアル住民の方々に少しずつお話を伺っているところです。



短編小説並みに長くなってしまいましたが、
10月26日に開催された、たかはしさんの壁打ちの会までに
このように市場調査のブラッシュアップがされていました。

高橋さんは2024年5月に開店日が先に設定されています。
今後の動きにドキドキワクワクハラハラしてしまいます。

そんなたかはしさんの壁打ちの会2回目は
11月30日(木曜日です)


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合わせて、11月のWORLD CAFE by チームAのスケジュールです。

【共通情報】
◼︎時間:18:30~開場
◼︎会場:ノクチラボ
◼︎参加費:一般 1,500 円/1drink
       29 歳以下 1,000 円/1drink
                 学生 無料(25 歳以下大学生、専門学生は含まれます)

当日は、おいしいフードとドリンクを用意しています♪

観覧希望の方は各日程の以下 URL の調整さんにて参加表明お願い致します。

【チーム A 11 月スケジュール】

◆11月3日(金)18:30~
壁打ちエントリープレゼンの会
プレゼンター:#004 坂本さん、#005 中川さん、#006 飯野さん
https://chouseisan.com/s?h=8fd0df9f91794f5d97c3cb39fded40ad

◆11 月 10 日(金)18:30~
壁打ちの会
プレゼンター:#001 高野須さん②、#002 増村さ①
https://chouseisan.com/s?h=636b12ed31a04901b83a6c4b8803aad2

◆11 月 24 日(金)18:30~
壁打ちの会
プレゼンター:#004 坂本さん①、#005 中川さん①
https://chouseisan.com/s?h=3b616388e8074a6ca5536dd14ede4bae

◆11 月 30 日(木)18:30~
壁打ちの会
プレゼンター:#003 高橋さん②、#006 いいのさん①
https://chouseisan.com/s?h=3eddcca137ee4588aeb75074c5c2f8f5

 問い合わせは 丸山、柴田まで


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【壁打ちエントリー者随時募集】

エントリーは常に受付けております。 起業を目指している方、壁打ちして欲しい方、 事業プランの相談がしたいという方はお気軽にお問い合わせください! エントリー費用は無料です。

◼︎エントリーのお申し込み先
メール・もしくは saloon のインスタ DM にて受付中です。
Insta DM:@saloon_lab
メール:nokuchilab.info@ten-co.jp


以上です。
長くなってしまいましたが、
副部長シバタでした~。


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