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12.08 壁打ちの会 #002 増村さん 2回目

こんにちは。
WORLD CAFE by まちの企画室
チームA副部長のシバタです。

今回は、12月8日に行われた
エントリー#002 増村かほさん(以下、かほさん)の壁打ちの会 1回目の内容をご紹介します。

壁打ちの会は
メンター(壁打ち相手)である丸山部長が
これまでの数々の事業を成功に導いた経験に
基づいて作成された「mmm (Maruyama Marketing Method)」に沿って展開されます。
「mmm」の1つである事業プランシートをエントリー者が埋め、初めは荒削りでも数ヶ月に渡り壁打ちを行い完成させる事で、事業構築の根幹となる基礎部分を固め、現実的な事業実現へと伴走すると言うもです。

内容に入る前に、かほさんの前回壁打ちの会についての投稿をご覧ください。


かほさんが前回を踏まえ、ブラッシュアップされた事業内容の資料からご紹介します。


続きまして、今回の壁打ちの会に使用された事業プランシートです。


【丸山部長、参加された応援者からの助言、質問】
丸山部長:
今回のでより思考が進んだ印象ですね。
コンセプトは変わっていなくて、具体的なビジネス手法が変更しましたね。
前回では「パンを作る」ということに軸を置くという話でしたが、パンを作るとなった時に、設備とか設備を置く拠点とかが必要になってきまして、初期投資もランニングコストも家賃も含めて費用がかなり掛かる、一方パンを作って売るとなると、単価も踏まえると相当な個数を売って販売しないといけない、それを一人でやるとなると毎日毎日パンを作って販売するというところだと思うのですが、かほさんがやりたいことはそうではなくて、パンは作って販売したいんだけど、そういう日々にビジネスの軸をもっていきたいのではなくて、ゆくゆくはパンを絡めたいんだけど、イベントに軸を持っていきたいというところですね。
イベントと言ってもいろいろあるかと思うのですが、かほさんが言っているのは何かというと、例はいろいろあるかと思うのですが、料理とヨガを掛け合わせたり、料理と新しく作るパンをかけ合わせたりして、自分で拠点を持つわけではなく、スペースをまがりして、例えば5000円で集客して10人集まって、ヘルシーなテーマのサービス提供があって、それはただの料理提供だけではなくてプラスアルファあって…そういうのをイベントとして実施する。そういうイベントを主軸としてビジネスにしていくという事ですね。
更に言うと、現時点では、そういう事を既にご自身でも行われているというとこは強いな、と思うのですが、実際はどういう風にイベントをやられているんでしょうか?


かほさん:
毎週日曜日行っていて、
私の料理のコンセプトがビーガングルテンフリーでお砂糖の使わない料理、更にスパイスを効かせた料理を作っているのですが、そういうコンセプトを含めたランチのイベント行う予定で、
現在は自分で作る自家製パンまで手が回っていないので、パン屋さんから協力を得て、砂糖を使わない米粉のパンを使ったオープンサンドを用いてイベントを粉います。
ヨガの方は、知人にスパイスカレーのイベントを開いている方がいて、その方とヨガを組み合わせたコラボイベントなども実施しています。


丸山部長:
直近で行ったイベントの詳細を伺ったのですが、
いくらで何人集まって、、、みたいな内容も教えてもらえますか?


かほさん:
少し前にも、ビーガングルテンフリーのディナーコース料理を提供しまして、コース料理自体は3,600円で、ペアリングのドリンクがアルコールだと3,300円、ノンアルコールだと2,700円を付けて実施したところ、7名の方がご参加くださいました。売上的にはざっくり4万5千くらいですかね。それを私一人でワンオペで行いました。私の今の仕事上、そのイベントが一番利益率が高いものですね。


丸山部長:
かほさんは既にご自身でそういったイベントを行っていて、それをさらに広げていく発想は、スタートアップのビジネスの考え方としては非常に良いのではないかと思うんですよね。
パンはもちろんやりたいけど、今まで実績があるわけではないから、これからやっていきたい事として、
かほさんの経験とかキャリアとか資産として考えたときに、更に既にこれをビジネスとして行われていて、そして単価6,500~7,000円とかってちょっと高いかと思うんですよね、そのイベントに7人という方々が来てくれていて、、、
テーマがあえてビーガンとかグルテンフリーとか狭いので、それで7人いて、それをワンオペでやるってそれはそれで大変だと思うのですが、ちゃんと支持を得ていて、ちゃんと成り立っているというのであれば、全然ありだと思うんです。
更に、かほさんのアセットとして、いろんなインストラクターの資格を所持しているんですよね。その点でも価値がつけやすくて、ビーガンのコンセプトでやられている時点で広いマス向けではなく、狭いけど希少価値が高まって、コアなファンをしっかりつかめているので、個人的にもこれはありなのではないかなぁと思うのですが、
ここで会場の皆様にこの方向性をどう感じるか、ご意見を聞いてみたいと思います。質問でもいいですが。


チェリーさん:
一言で言うとすごくよくなったのではないかと感じます。
丸山部長もおっしゃられていましたが、スタジオ運営を軸にと言われていた時に、固定費もかかるしやはりリスクも高いように感じました。
そこに拘らずに、ご自身が既にやられていることに向き直された。
リスクを少なくしながら、現在やられていることにプラスアルファつけて発展させていく。さらに継続していくうちに、様々なパートナーの方が実験的に組めると思いますし、ターゲットも少しずつ変えながら、それがどのような反応があるかなど見ながら、低リスクで広げていくということができるかと思います。そこからさらに、考えられたらと思うのが「コミュニティ」ですよね。SNSなども活用しながら、普段から考えられていることを伝えたり、食についてなど語る場を作って、よりファンを醸成していく。
更にご自身のブランディングでも「スパイス」というワードは掲げているかとは思いますが、ブランディングとしてはどのような方向で行かれるかはわかんないのですが、事業の形としては、こちらでとても良いと思うのですが、そこにさらにコミュニティーと一緒にやっていくパートナーとブランディングに進んでいけば、手堅くうまくスタートできるのではないかという風に話を聞いて思いました。ぜひ頑張って頂きたいです。


丸山部長:
さすがチェリーさん、いつも的確なコメントありがとうございます。
ブランディングでは、「リボン」というネーミングなどもこだわっているポイントはありましたが、そこがお客様に対してどのように伝えていくかというのはありますね。


イワイさん:
私も昔、同じようなことをやったことがありまして、「店舗を持ちたい」と思って、その前にイベントからスタートしたことがあって、、、

丸山部長:
ジャンルは?

イワイさん:
あ、、、、実は私麻雀のプロなんですけど

会場:
え~(驚きの声)

イワイさん:
そうなんです。「麻雀カフェ」という麻雀ができるカフェを持ちたいと思って、知り合いのカフェを借りて麻雀ができるというイベントを月に一回でやっていたのですが、そこで毎回来てくれる人とかいて、それをいろいろな場所でやっていたら、「実際にお店出した時に出資するよ」と言ってくださる方もいらっしゃって、本当に物件探しとかになった時に、自身の出産とも重なり、それはやめようという話になってしまったのですが、
そのイベントで地道にやっていって、ファンを作って、最終的には拠点やスタジオを持つというところまで持っていくというのはとても良いなぁと感じました。
それと、私の話で恐縮なのですが、イベントをやっていくと、いつもいる場所ではないので、そのピンポイントの日に集中して集客しないといけないというのが、どんどん疲弊してくる要因でもあって、ゆくゆくは会員制にされることを検討されているとのことでしたが、その毎回の集客をどのように乗り越えていくか、常連さんやファンを作っていくかというところがポイントになってくるかと思いましたという感想でした。


応援者:
実績がおありだと伺って、ビジネスになる可能性があるのではないかなぁと感じたのですが、頻度も増やしていかないといけないかと思うので、頻度を増やした時の集客をどのようにされるのかなぁと思ったのが一つと、
店舗を持たずに開業したいという理由はそれぞれあるかと思いますが、お話を伺うと、固定費などのリスクを避けるという事だともいますが、
パンをご自身で作りたいという思いもあるかと思いますが、現在は知り合いのパン屋さんに協力を頂いていて、、、、という状況だということで、
それでいいのではないかなあと思いました。例えば毎週いろんなパン屋さんのものを取り寄せて販売したりとか、ヨガのインストラクターさんも場所は自分でもってはいないないけどどこかスペースを借りてやりたいなど、「場所貸し」的なニーズは結構あるのではないかなぁと思いました。


丸山部長:
色々な意見が出てきましたね。
ちょっと、方向性を少し不可ぼってみようかと思うのですが、
かほさんが考えているビジネスが「トータルサロン」「ヘルシーサロン」であることがコンセプトであるかと思うのですが、「健康」とか「癒し」「笑い」とかを複合的に届けたいというのがかほさんの方向性だと思います。
現状としては「料理」が軸なのかなぁと思います。あるいは「料理」はないけど、「料理」×「何か」というイベントを特定のニーズに対して様々なアプローチで届けるというイメージですかね?会員制ということはそういうことでしょうか?


かほさん:
もちろん新規の方に対して呼び込んで、会員になって頂くアプローチはする予定です。既存の会員の方にはポイント制にしてポイントがたまると割引サービスがあったりとか、お得な情報をお届けしたりとかできたらなぁと思います。


丸山部長:
その会員になる事で情報提供したりなど月額性のいわゆるサブスク収入を得たいのですか?会員というのはいわゆるコミュニティ的な感じで、「Ribonからの提供するサービスを提供しますよ。よろしければいらしてくださいね」みたいな、メルマガ会員的な感じなのか、毎回のイベントは、一般会員は〇〇円で、会員は〇〇円ですよ~な感じなのか、マネタイズという方向だとどのように考えていますか?


かほさん:
安定した収入を得るという点で考えると、月額性の「サブスク」的な会員制かなぁと思うのですが、私のイメージとしては、「メルマガ配信」等で
イベント情報やお得な情報を届けたりなど、収入を安定させるというよりは、集客を安定させたいという思いはあります。
会員様は何かお得になる要素やイベントがあれば、そこをめがけて安定的にきてくれるのではないかなぁ思っていまして、そこにプラスして新規の方にも呼び込んでいけばどんどん会員になってくれる方が増えて、より一層イベントが盛り上がっていくのではないかなぁと考えています。


丸山部長:
その会員制がキモになってくるのかなぁと思うのですが、こういうイベントでビジネスを行いたいという上で、どのポイントでマネタイズをしたらいいのか。かほさんは「会員制」というワードが出たので、そこを深ぼってみたのですが、「会員」が良く働く場合と悪く働く場合とあって、コミュニティを閉鎖的に行っていくのも一つの手段なのですが、大筋、リボンでのやりたいことが見えてきた中で、今のかほさんのビジネスイメージの中で、まだ「会員」の在り方についてそこまで深く考えてはいないと思う段階で、
更に、サブスクとか顧客の囲い込みとかビジネスをやっていく中でみんな考えていて、メリットもあるかもしれないけどそれをやっていく難しさとかリスクとかはそれぞれあって、
そんな中、トータルヘルシーサロン「リボン」をやりたいのであれば、「どういうマネタイズが良いのか」「どういう顧客との関係性構築が良いのか」何かご意見があればお願いします。

チェリーさん:
僕はサブスクにしない方が良いのではないかなぁと思います。サブスクはサブスクで負担感があって、イベントを中心としたときに「友達を誘いにくい」という印象があります。むしろ、コンセプトとかお考えを伝えやすくする「ツール」として、情報発信でファンを広げていくという方向にされた方が良いのかなぁ、とおそらくそちらの方向性を目指されているのかなぁと思います。


かほさん:
そうですね。
私自身も「会員制」といったもののメルマガ会員のような、ちょっとライトな感じを想定していて、現在はLINEで来場ポイント付与できたて、ポイントたまれば割引できたりなどビジネスのやり方をしている方がいらっしゃって、現状インスタで情報発信よりもLINEでの情報発信の方が開封率が高いという話を聞いて、そういうライト会員制でやっていこうかなぁと思っています。


チェリーさん:
イベントはそれでいいと思うんですよね。来場回数促進として。
一方、新作のパンができて「新しいパンができたので、食べに来てください」となった時に、僕自身も代々木上原の「くりにめちゃめちゃこだわったモンブラン屋さん」の会員になっているのですが、最初に3,000円入会料がかかるんですよね。その代わり一生会員でいれるのですが、そのお店は栗を作る畑から持っていらして、どういう風に栗を作っているのかというとか、茨城県の笠間というところで作っているんですけど、そういうコミュニケーションをしているうちに、客としては「この栗本当にいいんだ」という風になって今度はそのお店が例えば「同じ栗を使ったクリスマスケーキを作りました」となった時に「絶対買いたい」となるんですね。そういう買うチャンスを設けるとビジネス的にはレバレッジが効いてくるかと。そこのモンブランは3000円くらいでもイベント時は席取れないくらい人気なので、入会費の有無は置いといてですが、そういうモデルが良いのではないかなぁと思います。


イワイさん:
「ライト」なとおっしゃっているので、私もそちらの方が良いのかなぁと思います。「サブスク」となると「そこに入らないと得れない何か」という強いコンテンツが求められるかと思うのですが、そのコンテンツを作るのがすごく大変になるかと思うので、そうすると気軽さがなくなってくるかと思います。そうするとOnlineの方が相性がいい気がしていて、「イベント」となると、日程が合わなくていけないのにお金だけずっと払い続けるみたいな構図になっていますので、私もサブスクじゃない方が良いかと思いました。

丸山部長:
少し、質問内容を変えてみたいと思うのですが、
チェリーさんがおっしゃっていた、「栗がこだわりのモンブラン屋さん」というのは求めているものと提供する者がとてもわかりやすいですよね。
かほさんのこのビジネスは少しわかりにくさはあるかもしれないですね。
主軸を決めたとしてもコンセプトに対して、そこに人が付くというのは結構な難易度が高いですよね。ビジネスの目的や方向性の大筋はこれでいいとして、商品とかサービスとか「mmm」的には「提供価値(What)」と呼んでいるのですが、それをどこに置くのがこの場合良いと思いますか?というのを聞いてみたいのですが。
かほさんの思いやコンセプトはこれまで話を聞いている中で我々は理解してきているのですが、初めての人にお金を払って何かを得てもらうというところで、少し複雑化していてわかりやすさが欠けるかもしれないですよね。「何々を買う」「こんな課題を解決できる」「学びを得る」「体験を得る」とか…ビジネスはそういうものなのですが、かほさんの場合は少し複雑化していますよね。「誰に何を売るか」というところで言うと、かほさんのプランとしてはどうですか?


かほさん:
難しい…
いろいろなバリエーションにとんだイベントを提案しているのも、「楽しい健康の提案」というか、、、私の思いとしては「参加される方に好きなことをして健康になってほしい」という思いがあります。
健康志向の人々が増えつつある中でいろんな情報が散在していて、そこに対してさらに賛否ある状態で、自分が健康を意識していこうとなった時に「何かを制限しないといけない」とか「好きじゃないのに健康のために何か取り入れないといけない」といった方も増えてきていると思うんです。わかりやすく言うと、「糖質制限していてパンを食べない」とかそういう人も増えている中で、私自身は「無理して得る健康は、本当に健康なのかなぁ」とお芋いまして、私が考える「健康」とは「心身ともに健やかである事が、一番の健康なのではないか」と思うんです。イベントでは、そういった思いも届けたくて、「イベントも楽しかった!そこで食べたものも健康にいいものだった」というものを提供できたらなぁと思っています。
でも、それは私の「想い」であって、わかりやすい「形」にできていないのかなぁと思っています。


丸山部長:
そうなんですよね。その上でお客さんはお金を出してかほさんの提供する「何か」を買いに行くわけですよね。そこがいまいち伝わりづらくて、、解像度を上げてそこをバチっと決めていけるといいですよね。それのパターンが何個かある分には良いのですが、今のところどのパターンもあまり想像できていないですかね。
私自身がやっている「Len」というパン屋さんはかほさんのパターンと少し違いますが、「健康的」というのがキーワードにあったり、その商品群の中でもそういうライン作っています。パンは毎日食べて、お米とかと同じような立ち位置だから、食べ続けることが大事であって、糖質過多だったり添加物が入っていると毎日食べ続けることは難しくなってきますよね。子供の事を考えても変なものを入れたくなくて、素材に拘って、「一生涯食べ続けれるパンを作ろう」となって、そう言うラインを作りました。やはり健康志向のお客様はそういうラインのパンを買うんですよね。「Len」の場合は「パン」を売っている。200~300円出して「パンを買っていて」そのパンを通してその先のものを得ている。
それってわかりやすいじゃないですか。「パンを買う」って。その先に「どんなパンか」というのはあるのですが。
それで言うとかほさんのばあいは少しぼんやりしていて。その先の「想い」はわかるのですが、「何を提供してくれるのか」というのが少しわかりにくい。という視点で言うとかほさんのビジネスはどうしたらいいと思いますか?


応援者:
かほさんが考えているブランディングとかイメージとか、言葉というより何かがあって、それに対してお客様が集まっていらっしゃるのかなという印象があって、それはそのままでいいのかもしれないと私は考えていますが、どういうポイントでマネタイズするのかという事を考えると、お客様から直接商品やサービスを購入してもらうというよりは、お客様を集めれる場を作れるのであれば、パン屋やヨガインストラクターをそういう方々に対して、集客できる場を作る事ができれば、パン屋さんや、ヨガインストラクターから手数料をもらうことができるのではないかと考えました。


丸山部長:
とりあえず、現在は拠点を持たないというスタート地点になっていて、その
上でテーマを設けたイベントを行って…という事ですよね~


チェリーさん:
他のエントリー者の高橋さんに対してと同じになってしまうかもしれないのですが、何かしら代表となるメニューを作っても良いのかもしれないですよね。イベントとかでもいいかもしれないですが。


丸山部長:
それが、まだ「食べ物」なのかもまだわからないですよね。
いわゆるパーソナルトレーナー的な中に「食」があるというか…
ヘルシーでビーガンの食を提供をするとかでもいいかと思います。


りんさん:
私は前回から思っていたのですが、かほさんしかできない事を知りたいなぁという印象です。「心と体を健康にする」ってきっとかほさんでなくても取り組まれている方はいらっしゃって、ビーガンとかも含めていろんなものがあるかと思うのですが、そういう思いを「かほさんからそれを得たい」というのが強いと思うんです。
それが何なのかがわかれば、イベントでも物販でもできると思うので、そこをまず突き詰めて欲しいなぁと思います。


かほさん:
現在活動している中でも、自分自身でも「自分の売りって何だろう」と考えたときに、資格にしてもいろいろ取得しているので、「自分の売りはこれです」一言で言い表せれていないのが現状なのですが、それが事業プランにもでちゃっているのかなぁと思うんです。


丸山部長:
やろうとしていることはヘルシーサロンなんですよね。
ヘルシーサロンのメニューが明確化をするといいよねという事でもあって、「Ribon」というヘルシーサロンの基本的なメニューがこうやりたいとか、どういうものが需要があるのかとか、みんなが良いねっていう反応が知れると良いのですが、ヨガとかピラティスとかよもぎ蒸しとか、そういう系のサロンて90分5000円とか払ってしている人がいるかと思うんです。
よもぎ蒸し×薬膳火鍋が食べれるとか言うところとかもあると思うんです。
よもぎと漢方で親和性があるので食のトータルサポートもあって、そういうのを月に2回やりますとか、さらにこういう学びもできますとか、そういうのをやっている漢方屋さんとかもあるかと思うんですよね。
そういうプログラム系を提供するのか、そこにヘルシーのメソッドがあって、ヨガとか食のついたアクションもあって、インプット学びもできる。とかそういうのを狭くやっている人もいるかと思うんですよね。
そういうイメージではないですか?

かほさん:
うーーーーん…

丸山部長:
そういうのでなければもう少し食に寄ると思うんですよね。ビーガンとかグルテンフリーとかヘルシーな食事を提供します。と。そのコースがいくらですとか。それが主で、ただの飲食店ではなくてサブメニューとしてこの食事にはヨガがついているんですとか。漢方のよもぎ蒸しコースが付きますプラス3,000円ですとか。でもそれを料理家が売っているんですよ。料理家としてその商品を作って、プラスでヨガとかピラティスとかつけているのか、
ヨガ、ピラティスとかのサロンオーナーが食をおまけでつけるのか。とか。
もう少しいろいろ軸はあるのかもしれないですが…
この手で行くと、「学び」ですかね。例えば発酵を学ぶとか。


なぎさん:
プログラムビジネスというか、、かほさんの話を伺っていて、教えたいのか作りたいのか、伝えたいのかがわからないのですが、
月曜日は講座、火曜日は実践、水曜日は食事をみんなで食べて、木曜日は収穫しに行く、とかやっていたら毎日行きたくなるかなぁと思うのですが、
私がやるなら、そういう風なプログラムビジネスが良いなぁと思いました。
習いに行くとなると、憧れの先生がいて、その先生のようになりたいから習いに行くという方が、女性は多いかと思うのですが、サブスクとかではなくて、入会金だけ頂いて、そこに充実したプログラムが提案出来て憧れの先生がいればいいのかなぁと思いました。


りんさん:
サロンってハードルが高いイメージなんですけど…

丸山部長:
サロンは、マス向けではないけど、多くはないコアなお客様で成り立つビジネスだよね…


あやさん:
かほさんが掲げているコンセプトの「心も体も健康」ってどういう状態ですか?「こういう人」とか「こういう状態」とか理想はありますか?

かほさん:
言ってしまえば、小さい子供が理想かなぁと思います。
子供の用に無邪気に遊んで、好きなもの食べて、もちろんお父さんお母さんの支えはあるかと思うのですが、

あやさん:
健康というところに対して理想があるのであれば、そうなるためにはのアプローチの方法を提案したりとか、


チェリーさん:
知り合いに名古屋でヨガの先生がいるのですが、名古屋の断食道場って開いていて、心の健康とかも断食しながらいろいろなことを教える、そこでヨガもやる、そこは合宿所みたいなのですが、終わった後で回復食を提供していてそこでも食の事を教えていて、だいたい15人くらい生徒さんが来ていて月に1回やると毎回満員になっていて、それが一つの形になっている。
それは結構わかりやすくて、ビジネスマンとかでもこういう体の事に困っているという人に対してもこういう解決があると、非常にわかりやすいと思うんです。それの延長上で、例えば溝の口でのお寺でお坊さんの興和を聴いたり、ヨガをしたり、体にいい食事を食べて、そこに一日いたことで心も体が一日現れた気がする、とか言うのもあるし、そういう事を考えると、新しいことというか関連することってもっと身近にあると思うんです。
ベースはかほさんのアイディアはとても良いと思うのですが、そこも丸山さんがおっしゃる通り、軸がいろいろぶれているところもあるかと思うので、軸が決まれば絶対うまくいくかと思っているんですが、まだぼやけている部分があってもったいない気もします。


イワイさん:
コンテンツの提供はご自身でやろうと考えられているのか、あるいは講師の方を呼ぼうと考えていらっしゃるのか、どちらなんでしょう?

かほさん:
自分でもやりつつコラボみたいなことも考えていたり、自分一人でやったりとか考えています。

丸山部長:
メインは自分ができることで自分で提供しようと思っているんじゃないの?
ポイントでコラボとかはあったとしても、ベースは自分で提供すると思っているんじゃない?

かほさん:
そうですね。

イワイさん:
お話をお伺いしていて、私の感覚ではそれほどふんわりしているとは思っていないくて、やりたい事とかミッションがずっとあるなぁと思っていて、一番のふんわりしていると感じるのは、コンテンツを欲張り過ぎているのかなぁと思っていて、あれもこれもそれもみたいな…多すぎるのが原因なのかもしれないと思っていて、
先ほど私が質問した、「コンテンツの提供者は?」という質問に対してもその返答はふんわりと返ってきたような気がしていて、そこが皆さんがふんわりしているなぁという印象を与える原因なのかもしれないと思っています。
コンセプトも「Ribon」という名前で「スパイス」と言うワードもあって、更に「“食-動-笑-癒"が集うウェルビーイングサロンの開業」というフレーズもあってとコンセプトが複数あるので、コンセプトを絞って、コンテンツも絞ってとやればすっきりするんではないのかなぁと思うのですが…


丸山部長:
コンセプトとか、提供価値とかかほさんがいろいろできちゃうからいろいろやりたい、というのがあるかと思うのですが、HOWが定まっていない感じはありますよね。そのHOWが複数あるうちの軸を決めた方が良いのかなぁと思うのですが、それはこれまでの話を聞いた中で何が良いと思いますか?


イワイさん:
私は前回聞いた話では「パンを売る」という事だったと思うので、「パンを売る」でもいいかと思うのですが、「パンを売る」だけではイベントではないから「体験を売る」という視点で「ヨガが良いのかなぁ」と思いまして、なので、「パン」と「ヨガ」を掛け合わせるというのがわかりやすくていいかと思います。
たぶんイベントだと、食べ物を提供するだけだとイベントだけではないと思うので…
後は、「スパイス」というフレーズが出ていたので「ヨガ」と「スパイス」とかが良いのではないのかなぁと思っていたのですが…


かほさん:
そういう意味でも私は「スパイス」がキーワードになってくるかなぁと思っていて、ヨガに関しても皆さんのイメージと違って、私はアクティブなヨガをしたりするのでそういう意味でも「スパイス」、食事にも必ずスパイスを入れるのと、パンにおいてもスパイスを使ったパンを作るので、軸で言うと「スパイス」なのかなぁ…と


イワイさん:
その「スパイス」というワードがあるのであれば、屋号も「スパイス」で良いのではないかなぁと思うのと、そうすれば、軸もあまりぶれず、「スパイス」と言う屋号だったら、「スパイス」と「ヨガ」をやりますとかなってもぶれてる印象はあまりしないのですが…


かほさん:
少し前までは「ヘルシースパイシー」という屋号でやっていました。

りんさん:
それはなぜ辞めたのですか?

かほさん:
「Ribon」という屋号にも由来や思いはあって…生まれ変われるという「Re: Born」という意味とつなぐことができる「リボン」を掛け合わせてリボンにしたんです。


教授:
ヨガと食と運動みたいなものを二つ掛け合わせることはとても良いと思っていて、先ほど「かほさんの強みは何ですか?」という話があったかと思うのですが、僕の周りの女性の友人を見ていると、ヨガに行く人も健康を気にする人も、割と大体みんな「痩せたい」という思いを持っている気がしていて、「食べたい」でも「痩せたい」からヨガに行くとか、運動するとか出てくるかと思うんです。「かほさんのサロンに行ったら痩せる、でもおなか一杯」みたいな事象が起これば、すごく話題になるかと思うのですが。

かほさん:
それは一回で実感はわきにくいかもしれないです。

丸山部長:
でも、チェリーさんの話でもありましたが、「提供価値」というのを「痩せたい!」という人たちの目的においても良いのかなぁと。
「健康的に痩せる」的な


ふみさん:
かほさんが前に実施したイベントにいらっしゃったお客さまは何目的でいらっしゃったかとかヒアリングとかってされました?本当に健康になりたくて来ている人と、「健康を気にしているワタシ!」というので来ている人もいらっしゃると思うんですよね。

かほさん:
食べることが好きな方がお越しくださいました。

ふみさん:
珍しいものが好きで来たのか…

かほさん:
まちまちですね…スパイス料理が好きでだったり、ビーガン料理が食べたくて来てくださったり、単純に食べることが好きで来てくださったりとまちまちでした。
私はそれが目的ではなくて、一見交わらなさそうな志向の方々が平たくいろんな人に楽しんで頂けたらと思ってやっていたので、そういういろいろな方が来てくださいました。コアなターゲットに向けて実施したわけではないのでいろんな人が来てくださいました。

ふみさん:
どういう層に受けるか、、がまだわかんないんですかね…

丸山部長:
そこの設定をね、今こそやるべきなんですよね。
そこら辺ですよね。今日もまたいろいろな意見は出ましたが、
かほさんとしてはいかがでしたか?


かほさん:
まだ答えは出なかったですね…


チェリーさん:
スパイスへのこだわりはどういったものですか?


かほさん:
こだわりは結構あります。1月末にインドに行ってスパイスの勉強をする予定なのですが、もともと私自身食べることが好きだっただけで、ビーガンだったわけではないのですが、スパイスを意識するようになったきっかけがカレーで、そこでスパイスの面白さを知って、自分の料理にスパイスを取り入れるようになったのですが、そこからいろいろ勉強していくうちにビーガンとかグルテンフリーとかを意識しつつ、自分の料理にもスパイスを使った料理を提供するようになりました。
今日の課題でもあるように、そこが一つにまとまっていないのもあるのですが…


チェリーさん:
やはり、スパイスと健康料理だと「これが私の形」というのを突き詰めていかれた方が良いのかなぁと思うのですが、
たまたま知ったのですが、金沢発のベンチャー企業でスパイスを使った「コノミー」という会社があるのですが、「スパイスミー」というミールキットのサービスを出されていて、スパイスって香辛料のイメージがあるけど、からいものばかりではないので、そういったものを理解してもらうために、食材とレシピとスパイスを宅配キットとして提供されていて、今ちょうど、資金調達をされていて、ホテルへも納品されたりなどしているのですが、スパイスの地産地消を目指されていて、「コノミー」はコンセプトもしっかりされているんです。
かほさんの場合はスパイスの話はされますが、スパイスのこだわりの詳細が聞けていないので、その辺も固められていけると良いのですがね。


丸山部長:
テーマとかコンセプトとか先にある思想の「ウェルビーイング」とかも含めていいと思うのですが、商品に関してはまだしっくりこなくて、、、、
例えばですが、「ビーガンカレーを作ります」とか「グルテンフリーのカレーを作ります」とか表向き「私はスパイスカレー屋さんになります」と言って提供を始めれば、どうであれ、わかりやすく設定されば、副産物的に「スパイスを売ります」とか「スパイスの講座します」とか「スパイスを使ったヨガをします」とか派生していくストーリーはと思うんですよね。
それはちゃんとメインであるカレーでマネタイズして、カレーできちんとブランディングされていればいいと思うんです。その最初のスパイスなのか健康なのか「何を売るのか」が釈然としなくて、そこが「食」とか「料理家」とかそっち軸をメインに考えるのか、掛け合わせるのはわかるのですが、ヨガとかインストラクターそっちの方面からアプローチするのかその土台を掛け合わせるにしても決めておく必要があるのかなぁと思います。結局商品がわからないんですよね。


かほさん:
現時点では、「ヨガ」というよりは「食」「料理家」の方かなぁと思います。

丸山部長:
であれば、お客様は「食」を買いに行くわけですね。

かほさん:
そうです。

丸山部長:
であれば、「スパイス料理家」から「食」の商品を買うというビジネスという事ですね


いわいさん:
逆にそれだけだと弱いのかなぁと思うのですが。
割と女性は「自分で何かできる事」が好きな人が多いのかなぁという認識で、かつ、かほさんのビジネスで「イベント」ということが抜けきっていないからだと思うのですが、料理を提供するだけはもうたくさんあるので、「体験」と一緒に売る事を考えると、スパイス料理をただ提供するだけのお店より差別化が図れて良いのではないかなぁと思います。


りんさん:
私は逆に主軸を一つだけに絞らなくていいのかなぁと思うのですが、その今よりも絞る、2つくらい、「いろんなことができるかほさんの多才さ」が際立つ気がしていて、逆に絞った方が良さが出ない気がします。


丸山部長:
次回までの宿題が明確なのですが、商品とかサービスとかっていうのを一回解像度高く作ってもらって、できればそろそろ、かほさんの壁打ちの会も中盤なので、来ていただいた方に体験してもらう会を設ければいいかもしれないですね。
味だけではなくて、想いとかトータルで届けれる会をしても良いですね。
1つまでに絞らなくても良いけど、2つくらいコンテンツを用意して、こっちとこっちで考えているのですが、いかがでしょう?
という意見が聞けたらいいですね。


と、今回のかほさんの会はここで終了しました。
なかなかの長丁場でしたね…

今回は、様々な方から様々な方向で意見が出てきましたね。
確かにできることが多いことがかほさんの魅力の一つだけど、できることを全部やろうとすると初見のお客様には伝わりにくい…
「お金を出して何かを購入してもらう」ということは「お金を出してくださったお客様が何を得れるか」につながる。
そこを深く考えさせられる回となりましたね。
誰しもが自分と同じ体験をしていて、同じ価値観で生きているわけではなく、多様な価値観の人々がかほさんの活動を「素敵」だと感じ、「購入したい」と感じるためのフックが必要なんだなぁと…

すごく長文になってしまいましたが、
最後まで読んでくださってありがとうございます!

今回はここまでです。
以上副部長シバタでした~☆彡


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