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手のひらで個人を認証するHumanity Protocol!その必要性は?

こんにちは。ルピナス暗号資産ナビゲーターのshibaです。


2024年2月にWorldcoinに続くDID(Decentralized IdentifiersまたはDecentralized Identities)プロジェクト、Humanity Protocolが資金調達を完了したこと、テストネットを準備中であることが話題になりました。

WorldcoinとはChat GPTを開発したOpen AI創設者、サム・アルトマン氏が立ち上げたプロジェクトで、目の虹彩によって個々人を認証する技術開発を行っています。

今回ご紹介するHumanity Protocolは、DIDとして手のひらを用いるようです。

なぜこのような個人の認証技術が話題になるのか、プロジェクトの意義などを解説していきます。


この記事は、暗号資産(=仮想通貨)投資コミュニティ、ルピナスの投資講座の内容に基づき書いています。

暗号資産の投資からWeb3.0、ブロックチェーンのことなど、暗号資産を取り巻く情勢について解説しています。その目的は暗号資産投資のリスクヘッジであり、より小さなストレスで最大の利益を得ることです。

私自身もこの記事を書きながら勉強している身で、この記事を読んでくださるあなたと共に学んでいければと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。

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また、ルピナスのホームページでは、暗号資産に関わる様々な情報提供を行っていますので、併せて参考にしていただければと思います。

※本記事では、仮想通貨、暗号通貨、暗号資産などの用語が登場しますが、これらは基本的に同じ意味です。


1.Humanity Protocolが提供するDID

Humanity Protocol(以降、HPと呼ぶ)は、手のひらによるDID認証技術を提供することを掲げて開発されているプロジェクトです。

DIDとは、Decentralized IdentifierまたはDecentralized Identityの略称で、分散型個人IDのことを指しています。

HPを支援する企業は、2024年2月時点で20以上に上り、特に著名な企業として、

  • animoca BRANDS

  • polygon

がどが加わっています。

Humanity Protocolの支援企業

2024年2月下旬に資金調達が完了したことが報道されていましたが、その資金調達額まではまだ明らかにされていません。


■HPの基盤となっているPolygon CDK

HPは、Polygon CDK上で開発されたレイヤー2(L2)プロジェクトです。

専門用語が増えてきていますので、さらりと書きますが、Polygon CDKは、Polygon Chain Development Kitの略称で、ポリゴン・チェーン開発キットということになります。

何ができるかというと、ゼロ知識証明という技術を使ったL2チェーンを開発することができるプラットフォームです。

このL2チェーンというのはイーサリアム上で機能するチェーンのことで、Zero Knowledgeの頭文字をとってzkと呼ばれ、Ethereum Virtual Machineとの互換性を指してzk EVMと呼ばれています。

もうここまでくると何がなにやらわからないという方もいらっしゃるかもしれませんが、要するに、

  • イーサリアムチェーンの処理能力を高めるL2チェーンを開発するプラットフォーム

ということなのです。

■テストネット準備中(2024年4月現在)

HPは現在テストネットを準備中で、手のひらによるDID認証技術を持つzk EVM上のL2プロジェクトです。

横文字ばかりですみません。

現在はテストネットを準備中なのですが、下記のページでメールアドレスを登録することで、テストネットの順番待ちをすることができます。


テストネットの待機リストへの参加

ただ、今後どのような展開になるのかは明らかにされていませんので、登録は自己責任でお願いいたします。

エアドロップの可能性もあるかも知れませんが、定かではありません。

ただ、支援者の中には著名な企業が多数見受けられますので、注目度は高いと思われます。

2.なぜ手のひらなのか

HPが手のひらを個人IDに選んだ理由は、

  • 手のひらの相は人によって異なり、唯一無二であることから、個人識別情報(個人番号など)を取得することなく個人を識別するのに適していること

  • 複製することが難しく、かつ本人の同意なしに取得することができない情報であること

などが挙げられています。

3.なぜDIDが重要なのか

WEB3.0という言葉が世界中に浸透しつつある昨今、ブロックチェーンを用いた情報のやりとりに関与する人、例えば暗号通貨の取引をする人の数は10億という単位に近づきつつあります。

ただ一方で、全てのアカウントが人間である保証はなく、一人が多数のアカウントを作成し、しかも悪意を持って他者のウォレットを攻撃することも日常的に発生しています。

暗号通貨やNFTの取引で使用するウォレット(資産を置いておく財布のようなもの)の管理は、WEB3.0においては完全に自己責任とされています。

そして今後、さらにユーザーが増えていく中で、より安全にWEB3.0を利用できるようにするためには、相手が何者であるかを識別する材料が必要となってきます。

このような将来のニーズを見据えて開発されているのが、Worldcoin(虹彩による認証)やHumanity Protocol(手のひらによる認証)です。

今後の認証技術の普及に期待ですね。

まとめ

今回の記事では、分散型個人IDの認証技術を開発しているHumanity Protocolの概要を解説しました。

最後に簡潔にまとめてこの記事を終わりたいと思います。


■今回の記事のポイント

  • Humanity Protocolは、手のひらによる個人認証技術を開発している

  • 支援企業の中には、animoca BRANZSやPolygonといった著名企業、プロジェクトが名を連ねている

  • 現在テストネットを準備中であり、メールアドレスの登録により待機リストに登録することができる


この記事では、できるだけ初心者の方にわかりやすく書いているつもりですが、よくわからないところなどコメントいただければ別の記事で補足していきたいと思います。

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以上、ここまで読んでくださりありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう。

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