アフィリエイトで収益が激減するリスク
今回はアフィリエイトで収益を得ているみなさんに、共通して起こりうる収益が激減するリスクについてお話したいと思います。
アフィリエイトで収益を得ていたがふとしたことで激減するといったことは多々あります。
これから紹介するリスクの中には有名なアフィリエイターさんがTwitterやブログなどで既に発信している内容と重複する部分もあるかと思います。
それらも含めて私が広告代理店として多数の案件を扱ってきた中で経験したこんなリスクもあるというパターンをみなさんにお伝えさせていただきます。
①GoogleのアップデートによるSEO順位の変動
みなさんご存知の方も多いかと思いますが、まずはGoogleのアップデートによりアルゴリズムが変わりSEO変動による収益減です。
Googleは日々小さなアップデートを行い検索順位の最適化をしていますが年に数回コアアップデートと呼ばれる大規模なアップデートを実施しています。
これによりSEO順位が上位だった記事が1ページ目より下に落ちた、なんて話をこれでもかというくらい耳にします。
月数百万円から数十万円まで収益が下がってしまったなんて話もありますよね。
今回SEOについては詳しく記載しませんが、そもそもSEOやGoogleのアップデートがよくわからない方はぜひ自分で調べてみてください。
②有力アフィリエイターとの戦い
これはSEOやPPC集客問わずあり得ることです。
アフィリエイトに限らず、競合他社が参入してくればお客さんが減少し競合他社のほうに流れる、なんてリスクはつきものですよね。
アフィリエイトにおいてもこれは例外ではありません。
SEOで集客しているサイトであれば、徐々に他のサイトのSEO順位が伸びてきて自分のサイトのSEO順位が下がってしまうなんてことが起こりえます。
他の分野で突き抜けた実績をだしたサイトが、自分が戦っている分野に参入してきて一気にSEO順位を上げていったというケースもあります。
例えば、一般転職ジャンルでSEO上位のサイトが同じドメインで看護師転職に関する訴求もし看護師転職におけるSEOも強くなるといったことがありました。
同じドメインのためドメインパワーは維持もしくはそれ以上に強くなり「転職」というジャンルを軸に「◯◯×転職」といったパターンでどんどん訴求の幅を広げていけます。
ユーザーに対して転職に関する包括的な情報を提供し、Googleのユーザーファーストにのっとった非常に上手いやり方ですね。
また、PPC集客を行っている方にも競合が現れた場合は収益減の可能性が高くなります。
それこそ、PPC集客はSEOと違って記事を多く作成する必要がなく、キーワード選定と単価設定、ページ構成など一度成功実績を作ることができれば本質的な考えは変えずに他の分野に横展開されやすいかと思います。
脱毛ジャンルで実績を残した運用者が転職ジャンルに参入し実績を残すなどもあり、全く違うジャンルから有力アフィリエイターが参入してくる恐れが非常に高いです。
そうなると資金力がないPPCアフィリエイターは戦うことが中々難しくなってきます。
③広告主の都合によるアフィリエイト広告の停止
アフィリエイトは広告主からお金をいただくため広告主のお財布事情に大きく左右されます。
企業としてアフィリエイト広告に割くことができる予算は決まっており有限です。
そのため急激に予算が少なくなった場合は、一部の有力アフィリエイターだけ広告掲載をお願いしたり、最悪の場合は全ASP全アフィリエイターとの取引をやめることもあります。
私が代理店で働いていた時に急遽1ヶ月後にアフィリエイト広告に割ける予算が0円になったからプロモーションの停止手続きを進めてほしい、といきなり広告主から言われたことがあります。
なんの前触れもなくそんなことを言われたため、冗談でしょ??と一瞬疑いました...が事実でした。
結果、その案件は1ヶ月後に停止をし全アフィリエイターから掲載がなくなりました。
これがアフィリエイターの立場からすると、月数万〜多い人は数百万稼いでいた柱の案件がいきなりなくなり1ヶ月後に0円になるということです。
こればかりはどうしようもなく広告主側の企業としての事情があるため抗うことはできません。
そのため、一つの案件に収益が依存している状況は非常に危ないです。
何かあってもかわりがきくように収益の柱は分散させておくことが得策でしょう。
④広告主側の不手際による収益減
これは複数のパターンがあります。
・システムエラーによりCVが発生しない
アフィリエイト広告を掲載するとユーザーがクリックしたその先は広告主のLP(ランディングページ)に遷移されます。
そのLPで申し込みや購入手続きなどが完了することでCVが発生するわけですが、どこかしらのシステムがうまく作動せずCVが発生しなかった、という事象が起こりえます。
実際に私が勤務していた時も、広告主側のサーバーがダウンしてLPに遷移しなくなりCVが発生しなくなるなんてこともありました。
・承認作業が誤っていた
アフィリエイト広告を掲載し発生したCV全てがお金につながるわけではありません。
承認条件といった条件を満たしていなければCVしてもお金は支払いされないのです。
例えば、転職ジャンルの案件だと
成果地点:会員登録
承認条件:新規の会員登録であること
などといったように条件が定められていたりします。
これは会員登録が完了すればCVは発生しますが新規の会員でなければ報酬は支払いしません、といった意味を指します。
そのため100件CVが発生しても実際にお金が支払われるのは80件とか90件になるわけです。
つまり、この承認される条件(ASPによっては否認条件と呼ぶ)によって支払われるか否かが決まるため重要なポイントとなります。
承認され支払いがされるかどうかは広告主側のデータベースと照合する必要があったりなどASP側でもブラックボックスな案件はあります。
なのでもし広告主側が照合を誤れば本来支払いされるべき成果も支払いされない、といった事象が起こりえます。
このケースは、先月などいつもより著しく承認された成果が少なかったなど事後発覚となるため、もしそうなった場合はASPや広告主に問い合わせてみましょう。
もし正常な支払いがされていたのであれば、改めて承認条件を確認しそれを満たすようなユーザーを集客できるコンテンツに修正する必要があります。
アフィリエイターが広告掲載ができるようになるまでに正常にCVが発生するかどうかテストをして確認はしていますが、こういった不手際による不測の事態も起こるわけです。
まとめ
アフィリエイトをしていると収益が上がった下がったなどは常につきまとってきます。
今回は収益が下がる可能性があるリスクについてお話させていただきました。
しかし、収益が一時的に下がりながらも長期的にみれば収益を上げてきたアフィリエイターはたくさんいらっしゃいます。
その方々の共通点はあきらめずに分析と改善を継続してきたことが言えます。
前述したリスクはありますがアフィリエイトに限らずどの事業のおいても言えることもあるため、戦い方を変えつつぜひアフィリエイトに取り組んでいただきたいと思います。
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