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そして魔法は解けなかった

@onefiveの1stシングル発売記念リリースイベントが終わった。厳密で濃密で親密な数週間だった。

まさか接触(と言ってよいだろう)イベントを行うと思っていなかったし、このタイミングで行うとは夢にも思わなかった。

「あの」お渡し会の機会を悪疫によって失い、もう一生言葉を交わす機会は無いと思っていたし、それもまた良し、と思っていた。

でも会えた。

会えた感動の話は別に語っているので、ここには書かない。ただ、私は怖がっていた。会ってしまえば満足して何かが失われ、現場から足が遠のくのでは無いかと。

会えるワケが無い、手が届かない星だからこそ、この情熱が保たれたのでは無いかと考え、恐れていた。

それは杞憂だった。天は落ちて来ず、私の星は私に会えた事を喜んでくれた。ように見えた。

魔法は解けなかったのだ。或いは「会えないからこそ純粋に推せる」魔法など存在しなかったのかも知れない。ともあれ、この心が変わらなかった事に心底安堵した。

きっと「会うこと」「言葉を交わすこと」「認知されること」が目的では無かったのだ。その人間性に惹かれてここまで来たから、会って話して「ハイ終わり。ゲームクリア。」にはならなかった。

この話は「何か変わると思ったら、何も変わらなかった」話だ。きっと読んでいて退屈だろう。しかし、誰か一人に、一人だけにでも伝われば嬉しく思う。

俺たち頑張ったよな。
会えない事知ってて応援して、
やっとここまで辿り着いて、
それが終わって、
まだ応援したいと思ってるよな、
凄いことだよな、と伝えたい。

それに尽きる。
尽きるので、他に言う事は無い。

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