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YBCルヴァンカップ決勝アビスパ福岡戦のメンバーを予想する

とうとう決勝へ辿り着いた浦和レッズ。決勝戦の姿を予想してみる。


予想のポイント

FW問題

鹿島戦前もろくに練習風景に登場することのないまま先発出場を飾ったホセ・カンテが決勝でも登場する予感は大いにあるが、流石にこの状況では予想に入れられない。一方で元気に練習してる風だったリンセンがなぜベンチにも入らなかったのか、その辺は微妙である。

予想

ルヴァンカップ決勝福岡戦予想メンバー

ルヴァンカップは例によって21歳以下の選手の出場ルールがあるため、早川がメンバーに入ってくる。ルヴァンでニューヒーロー賞を取った早川だが、リーグでも11試合に出場しており、1stチョイスとまでは言えないものの、十分に「戦力」になっており、このことは浦和が決勝へ辿り着いた一つの要因であるだろう。
アビスパのU-21は森山公弥。下部組織出身の21歳で、今シーズンはルヴァンカップのGLで全治6ヶ月の大怪我を負い、4ヶ月で復帰するも、ルヴァンカップのプライムステージ4試合以外はあまり出れていないようだ。
鹿島戦では髙橋利樹をカンテとの縦並びのツートップ的に起用したが、早川をトップ下に置くために安居の右サイド起用を予想した。練習風景から考えると、大久保の復帰も十分にありそうに思えるが、スコルジャ監督が鹿島戦後の会見でACLで起用(して状態が悪化したために鹿島戦で起用できなかったこと)したことを後悔していると言っていたことから、アウェイ浦項戦含めリーグ戦の佳境も控えていることから無理はさせないのでは(ただし、日程的に決勝が終わったらほぼすぐ渡韓すると思われるので、浦項戦遠征帯同メンバーはほぼ決勝にも出れる状態で一緒にいると思われる)ないかと思う。

答え合わせ

正解

YBCルヴァンカップ決勝福岡戦メンバー

やはりカンテか、という感想。練習風景に登場しなかったということは、それなりに状態が悪かったことを示唆している気がするが、それでも鹿島戦に引き続き先発で起用された。彼の能力的な物を頼り、ということなのだろうか。
右サイドは髙橋利樹。ロングボールを空中戦得意なカンテ、髙橋、酒井で収めてという狙いだったのか、幾度かカンテが受ける場面があったが、味方に渡すことはできず、また左サイドからのクロスを髙橋の頭に当てるようなこともできなかった。
後半から早川、髙橋に代えて安居、大久保を投入してからは地上でボールを握れるようになり、伊藤敦樹と小泉佳穂に代えて明本とリンセンを投入し、67分に追撃のゴールを生むものの、届かなかった。
タイトルを失ったものの、それよりも浦項戦、鹿島戦、この福岡戦と同じようなプレーを続けていることが気になった。
パスの供給元を規制できずに高く上がったサイドバックの裏にロングパスを放り込まれたところから失点、攻撃面では可能性が高そうな形が作れずに終わった。
気になるのは前線からのプレッシングが弱まっていること。サイドへ追い込んでの数的優位からのボール奪取、そこからのショートカウンターが出てこないから、攻守ともに機能が落ちている。
そこら辺は連戦の疲労もあるし、状態の良くない選手を起用せざるを得ない状況もあるのだろう。こういう状況について、補強云々に原因を求める人もいるが、一方で起用されていない選手もいることから、どうなんだろう?と思うところがないではない。その辺りは前監督のリカルド・ロドリゲスにもあったことではあるのだが。正直、起用されていない選手のコンディションや能力などは推定するしかないので、全く問題なく当然に起用されないべきなのかも知れないが。
いずれにせよ、次の浦項戦は0-2で終わったホーム戦のマイナスを取り返さなければいけないゲーム、週末には神戸戦が控える中、ろくに準備する時間もないが、ここは何がしかを変えなければならない機会に他ならないと思う。他の選手のコンディションや、監督の使いたい戦術等、色々な問題で果たして現実的に変えられるのかどうかは定かではないが。そのことを思ったので、正直敗戦にはそこまで囚われなかった。