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社内のエンジニアと話して分かったこと

どうも、しぶあつです。

以前、「#エンジニアが採用に携わること」の流れで以下のnoteを公開させていただき、人事やエンジニアに限らず多くの方に反響をいただくことが出来ました。

noteをご覧いただいた皆様、ありがとうございました。

そして、文中にも書かせていただきましたが、2月中に社内の採用に携わるエンジニアに「採用活動についてどう思ってますか?」という趣旨で面談を実施させてもらいました。

今回はその内容についてのまとめnoteになります。
もちろん、弊社と他の企業さんでは所属している社員も考え方も異なることと思いますが、先のnote同様に参考いただくことで、社内外におけるエンジニアと人事間でのコミュニケーションが活性化し、各社採用活動が円滑に進むようになればいいな、と思い公開させていただきます。

面談の実施目的とヒアリング内容

今回の面談における私の目的は以下の通りです。
(当然ですが、面談の前に目的を伝えた上で面談を実施します)

1)採用活動に対する率直な気持ちを理解する。
2)採用活動を無理にしているメンバーがいるなら採用業務から外す。
3)個別に話すことで普段では話さないような人事へのニーズを拾いたい。

面談の中で聞いた内容は以下の通りです。

1)採用活動好きですか?
2)なぜ採用活動に協力してくれるのですか?
3)採用活動の中で人事である私がお手伝いできることってなんでしょう?

先のnoteでいただいたご意見を参考に以上のような枠組みでのヒアリングを実施しました。(尚、弊社前期の採用活動についての振り返りなども同時にヒアリングしておりますがこちらはこのnoteでは割愛します。)

ヒアリング結果について

弊社内にてヒアリングしてみた結果、分かったことについては以下の通りです。

1)採用活動好きですか?

こちらの問いに対しては、3割のメンバーが「好き」と答えてくれ、残り7割がそれ以外という結果でした。

「採用活動が好き」と答えてくれた理由の多くは、以下の理由でした。
 ・人と話すのが好き。
 ・技術や研究の話を聞くのが好き。
 ・採用活動を含めた組織活動が好きだから。
回答の内容こそ想定通りではありましたが、正直、「採用やりたい!」と言ってくれる人は稀なタイプで非常に少ないものと勝手に考えていたので、3割のメンバーがこのような回答をしてくれたことにびっくりしました。

2)なぜ採用活動に協力してくれるのですか?

次にこちらの質問に対しては、以下のような回答が集まっています。
 ・会社のことが好きだから。
 ・一緒に働く仲間を集める活動だから。
 ・採用活動そのものが好きだから。
 ・業務だから。
 ・視野が広がるから。
 ・スキルアップにつながるから。(pickup!)

これらのコメントの中からピックアップとして、採用活動が「スキルアップにつながる」、と答えてくれたメンバーについて挙げます。
シンプルに、「採用活動」に関わることそのことがキャリアにプラスに働いたと実感してくれた意見もありましたが、ここでは「苦手克服」という話が挙がっていました。

そのメンバーは採用活動そのものがあまり得意ではありませんでした。
先輩面接官が同席しての面接とはいえ、
聞きたいと思えることを聞くための質問の仕方が分からない、
面接における合否について自信が持ちきれない、
といった不安を抱えていました。
(※普段、コミュニケーションが円滑な仲間なのでまたビックリでしたが。)
それと同時にそんな苦手分野だからこそ、この機会に克服したいという気持ちを持ってくれており、今後も採用活動に携わりたいと言ってくれたのです。
普段開発をメインの業務として行っているエンジニアとしては、当然採用活動はサブ業務になりがち、得意とする人の方が圧倒的に少ないはずです。
その中でこのような気持ちを持って前進していこうとする姿勢を持っている仲間がいるということは人事としては、嬉しいというか誇らしい気持ちになれた回答でした(涙)

最初から完璧な面接なんて出来ませんし、そもそも完璧な面接なんてものもないのだと思います。ゆっくりと機会に触れ、経験を積んでいって欲しいと思います。人事としてはそうしたサポートをしていければと強く感じた次第です。

3)採用活動の中で人事である私がお手伝いできることってなんでしょう?

この問いに対しては、本当に千差万別の回答をもらいました。
最も多かったのは、「もっと細かく情報が欲しい」というものでした。
この回答は人事である私からするととても驚きの結果でした。
というのも、面接や面談前には情報の提供を行っていましたし、人事としての取り組みやインターンの前などにはKick Off(※)を行い、過去の取り組みの振り返りと現状、目指したい像などを自分では積極的に情報共有をしていたつもりだったからです。
(※弊社での呼び方です。他社さんだと決起会とか説明会とか言われてそうな内容ですかね。)

しかし、背景を聞くととても納得できました。
人事が何を意図しているかは説明を受けて理解しているし、それらについての情報量は一定満足していると。

その上で、得たい情報というのは以下の内容を知り、採用活動に携わりたいというものでした。
 ・採用活動は全体として順調なのか不調なのか。
 ・自分がお会いしたあの方は現在どうなっているのか。
 ・自分達が何か採用について手伝ったり、意見が出せることはないのか。

めちゃくちゃ気にしてくれてるじゃん!
と、つい笑みのこぼれる内容でした。
やはり人事としてこういった意見には答えていきたいと強く感じさせられました。

まとめ

ひょんなきっかけからまとめた前回のnoteをきっかけに、今回のヒアリングを実現することが出来ました。

結論、実施して非常に良かったと感じています。

ぜひ各社の人事の方々もエンジニアに限らず、社内にて採用に携わってもらっているメンバーとコミュニケーションをされてみてはいかがでしょうか?

人事として普段採用に携わってくれているメンバーと接点を持つことで「分かった気になっていたこと」について、ズレがないことを確認出来たり、思いがけない想いを持っていることが発見出来て、良い意味で期待を裏切られたり、ポジティブな結果になることが多いです。
また、良いことばかりではもちろんなく、今回のヒアリングを機に採用活動からは離れることになったメンバーもいます。
人事としては残念ではあるものの、そういったニーズに気づきモチベーションダウンを防ぐことができたと思えましたし、そのメンバーからも「採用活動からは離れたいのですが、力になれることがあれば声かけてください。」というコメントももらえています。

大変メリットの多い時間でしたし、何より現場社員の方々からの採用に対する期待値を聞くことが出来たことは人事をやる中で大変な活力になりました。
みんなやはり一緒に働く未来の仲間のことは気になるのですよね。

今後も社内のエンジニアと協業しながら自社の採用を盛り上げていければと思います。
こちらのnoteをご覧の皆様も良き採用活動を!

それでは、本日はこのへんで。

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