本日の渋谷社会部のゲストは、津田塾大学 総合政策学部 教授　伊藤由希子さんです。

本日は、前半は、伊藤先生ご専門の学問領域（国際経済学や医療経済学）のお話、後半は津田塾大学と包括連携協定を結んでいる長野県飯田市のお話や津田塾大学の学生さんの現地での活動についてお話をして頂きました。

長野県飯田市は南信州の山奥に位置する人口10万人の都市です。ここ渋谷とは随分と雰囲気の違う街ですが、伝統の人形劇や、特産のりんごを通じて、30年近く前から草の根の交流が続いていることをご紹介いただきました。

また、昨年、津田塾大学の学生さんらは、日本最大の人形劇フェスティバルである「いいだ人形劇フェスタ」に合わせて開かれた国際会議に参加しました。人形劇を通じて飯田市と交流がある各国各都市の来日代表者にむけて、世界各国の人形劇文化を紹介するプレゼンテーションを英語で立派に行い、紹介された各都市の代表者から暖かなエールをいただいたそうです。

伝えたいメッセージをもって、各国の人々と交流することの醍醐味を感じるとともに、人形劇の素晴らしさも実感する契機となりました。飯田市のように学生に活躍の場を与えてくださる自治体の姿勢は、大学にとっても大変ありがたいことで、今後も教育や研究の共創に取り組みたいということでした。

【ゲスト】
伊藤由希子　(津田塾大学 総合政策学部 総合政策学科 教授)

【MC】
嵯峨生馬さん(サービスグラント代表理事）