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八幡屋磯五郎-マーケティングトレース-

本日のマーケティングトレースは長野県の七味唐辛子メーカー、八幡屋磯五郎。「変わらない」と思われる為に、あえて「変わる」フレキシブル経営の分析をしていきます。

※カンブリア宮殿の放送を元に分析していきます

4P分析

特筆すべきフレキシブルなポイントは2点

①化粧品やスイーツ(唐辛子アイス)など今までにない領域の商品への挑戦
②店舗特注の七味唐辛子を製造

2点目の店舗特注の七味唐辛子の製造依頼が来るのは、やはり自社で栽培している高品質な唐辛子で多くの支持を集めているという基盤があるからこそ、こういったオーダーに繋がるのだと思います。

STP分析

おそらく年齢層は、化粧品やスイーツ(唐辛子アイス)など今までにない領域の商品への挑戦で、ぐっと広がったのではないかなと思います。

また飲食店やホテル専用に商品をオーダーメイドしてる事もあり、認知の広がり方は一般的にスーパーで販売している層とは違い、味にこだわりを持った層にも認知されているかと思います。

パッケージのデザインも渋くて格好良い!
※オーダーメイドの場合はこのパッケージに店名や味などを加えたもの、写真は八幡屋磯五郎 Official Siteから転載

個人的に考案したい新たなビジネスモデル

・七味唐辛子は元々、漢方なのでヘルスケアとの相性がいい
・八幡屋磯五郎では店舗や人に合わせた独自の調合が可能

この2つの背景から「七味のサブスクリプションギフト」という施策を考えました。月に一度の健康状態、味の好みのフィードバックに基づき、オリジナル七味(唐辛子、山椒など)が届くというサービス。

室賀社長がおっしゃっていた、お客様の味覚は常に変化するので、「変わらない」でいる為には「変わる」必要があるとの理念の通り。

オンライン、オフラインのチャネル横断によりお客様の好みや健康状態、季節などにより様々な提案が出来るかと思います。

同じ物に見せる為に、あえて変化を起こす

同じものに見せる為にするか、どうかは一旦置いておいて。ユーザーの感覚は常に変化するという事は認識しておかないといけないなと感じます。

前に共感を追い求める行為を続ける事はコモディティ化に片足を突っ込んだ状態になるといった内容のnoteを書きました。

フレキシブルに新しい挑戦を繰り返す事は、衰退しない為の現状維持でもあり。それは常にお客様に新鮮な共感を生み出す。という事なのかもしれません。

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