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noteに投稿した記事でGoogle検索上位表示を狙うためのSEO対策【内部施策編】

こんにちは、しちゃうおじさんです。

あまり需要がなさそうですが、noteでのSEO対策について書いてみたいと思います。

SEO対策には「①内部施策」と「②外部施策」がありますが、この記事では「①内部施策」について『これだけ気にしとけば大丈夫です!』といった内容をまとめています。

というのも、SEO初心者の方は「どうでもいいような情報」に気を取られがちだからです。

また、そういったSEO初心者の方を相手に、「どうでもいいような情報」を大仰に語ってセールスする情報商材屋さんも後を絶ちません。

世間に溢れているSEOに関する情報は、本当にどうでもいいものが多いのですが、基本的なポイントを押さえた後は、読者さんにとって良質な記事を書くことに注力してください。

この記事では、noteでのSEO対策(内部施策)において触れておきたいポイントを5つほどピックアップしましたので、1つずつ見ていきましょう。

① 記事タイトル
② 記事の文字数
③ 画像のalt属性
④ ハッシュタグ
⑤ マガジン(カテゴリ)

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① 記事タイトル

SEOを意識した場合、noteで記事を投稿する際に重要なのは「記事タイトル」です。

例えば、以下の記事のHTMLソースコードを確認すると、

<title>タグ
<title>【保存版】noteの「全体ビュー≠PV」を誰でも例外なく月間9万ビューにする方法|しちゃうおじさん|note</title>
<h1>タグ
<h1 class="o-noteContentText__title" data-v-07d3b562>【保存版】noteの「全体ビュー≠PV」を誰でも例外なく月間9万ビューにする方法</h1>

上記のように、<title>タグと<h1>タグに「記事タイトル」が記述されています。

HTMLソースコードの重要度としては、まずは<title>、次に<h1><h2>…と続きますので、「記事タイトル」さえしっかり押さえておけば、HTMLソースはほぼOKです。

「記事タイトル」については、note内での集客を意識するというよりは、主にGoogleでの検索需要を考慮してキーワードを散りばめておきます。

なぜなら、note内での集客では限界があるからです。

あなたのnoteの記事が、例えロングテールキーワードであれ、検索上位表示によって初見の読者さんを呼び込み続けることができたとしたら、時間の経過に伴いnote内のみで集客しているクリエイターさんと大きな差となって現れてきます。

検索エンジンからの集客の価値は、初見の読者さんを呼び込み続けることができる点に尽きます。リピーターではなく新規顧客の獲得です。

WEBの世界においても、新規顧客獲得が最もコストがかかりますので、無料で初見の読者さんを呼び込み続けることのできる検索エンジンを無視することはできません。

なお、検索されていないキーワードを「記事タイトル」につけても意味がありませんので、「記事タイトル」をつける際には、検索需要を把握する必要があります。

例えば、以下のようなサイトを利用することで検索需要を把握することが可能です。

参考:ラッコキーワード
https://related-keywords.com/

この記事を例とすると、noteのSEO対策についての記事ですので、上記サイトの検索窓に“ note seo ”と入力します。

「note seo」のGoogleサジェストキーワード

ここでズラリと表示されるキーワード一覧は、Googleのサジェストキーワードですので、実際に検索されている需要のあるキーワードということになります。

ですので、これらのサジェストキーワードを考慮した「記事タイトル」にしておくことで、後々の検索エンジンからの集客を期待します。

検索上位表示には「①内部施策」よりも「②外部施策」が重要になりますが、「②外部施策」についてはおおっぴらに語れない部分もあるので、いずれ機会があれば別の記事でご紹介できたらと思っています。

ちなみにnote記事の<h2>タグには、以下のように「見出し」が記述されます。

<h2>タグ
<h2 name="nSs5c">STEP1 :「#フォロバ100」検索 & 片っ端からフォローする</h2>
<h2 name="0ydJT">STEP2 :「つぶやき」でもいいので記事を大量投稿しまくる</h2>
<h2 name="9XdEy">STEP3 : 非アクティブアカウントをアンフォローしていく</h2>

この「見出し」に関しては、それほどSEOを気にする必要はありません。しっかりと文章を読んでもらうためのサブキャッチ的な文言にしておきましょう。

検索エンジンを意識し過ぎて、文章の流れが滞ってしまったら本末転倒です。

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② 記事の文字数

SEOに関する質問で多いのが、「1記事あたりの文字数」です。

このような疑問を抱いてしまっている時点で、あなたの記事が読者さんではなく検索エンジンの方に向いてしまっていることを意味しています。

「1記事あたりの文字数」の答えがあるとしたら、「必要十分」です。

例えば、数行で十分に情報を伝えることのできる記事をダラダラと長文にしたら、要点はブレるし訪問者をイライラさせてしまうだけです。

反対に、丁寧に解説するべき情報をはしょって短文にしたら、意味が伝わらずに訪問者は検索結果に戻って別のページを探さなければなりません。

こういった訪問者の気持ちを無視した利便性の悪い記事は、例え一時的に検索上位に表示されていたとしても、やがて検索結果から消えてしまいます。

あなたが気にするべきは「1記事あたりの文字数」ではなく、想定した読者さんに「最後まで読んでもらえる記事かどうか?」です。

つまり、「文字数」ではなく「精読率」です。

最後まできちんと読んでもらうためには、訪問者の心理を理解して、読者さんにとって価値のある情報を提供する必要があります。

また、ほとんどのクリエイターさんが記事を書きっぱなしで終わってしまっていますが、実はあなたの記事を最後まで読んでもらった直後が重要です。

たまたま訪れてくれた記事を起点として、あなたのクリエイターページ内を回遊してもらうことで訪問者の「滞在時間」を伸ばすと共に、複数の記事を連続して読んでもらうことで「ブランディング」「ファン化」「収益化」にも繋げていくことができるようになります。

「SEOのために○千文字の長文記事を書く」のではなく「精読率」を意識しつつ、あなたのクリエイターページ内での回遊を設計して滞在時間を伸ばしていくことが必要なのです。

noteにおいての「回遊設計」については、以下の記事を参考にしてください。

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③ 画像のalt属性

SEO的には、画像のalt属性(代替テキスト)を気にしてもたいした意味がありませんが、なかには気にする方もいるかと思いますので、一応触れておきます。

まず、noteで画像を挿入する場合は、画像のファイル名を適切な日本語にリネームしてから挿入すると良いです。

本来であれば、画像のファイル名は英語や英字(ローマ字)にしてアップロードを行い、HTMLソースコードのalt属性(代替テキスト)にて画像の説明を日本語で記述します。

しかしながら、以下の記事を読むとnoteにおいては画像のalt属性について、元々認識が欠けていたようです。

2021年7月4日現在では、記事に画像を挿入する前に日本語で任意のファイル名にしておけば、そのファイル名が画像のalt属性(代替テキスト)として記述されます。

例えば、この記事の「① 記事タイトル」にて掲載している画像のファイル名は、{「note seo」のGoogleサジェストキーワード}と日本語にリネームしてから挿入しています。

HTMLソースコードを確認してみると、

<img alt="「note seo」のGoogleサジェストキーワード" src="data:image/svg+xml;charset=utf8,%3Csvg%20viewBox%3D%220%200%20100%20100%22%20xmlns%3D%22http%3A%2F%2Fwww.w3.org%2F2000%2Fsvg%22%3E%3Cdefs%3E%3ClinearGradient%20id%3D%22a%22%3E%3Cstop%20offset%3D%220%25%22%20stop-color%3D%22%23f7f9f9%22%2F%3E%3Cstop%20offset%3D%2233%25%22%20stop-color%3D%22%23f7f9f9%22%2F%3E%3Cstop%20offset%3D%2250%25%22%20stop-color%3D%22%23fff%22%2F%3E%3Cstop%20offset%3D%2267%25%22%20stop-color%3D%22%23f7f9f9%22%2F%3E%3Cstop%20offset%3D%22100%25%22%20stop-color%3D%22%23f7f9f9%22%2F%3E%3CanimateTransform%20attributeName%3D%22gradientTransform%22%20type%3D%22translate%22%20from%3D%22-1%200%22%20to%3D%221%200%22%20begin%3D%220s%22%20dur%3D%221.5s%22%20repeatCount%3D%22indefinite%22%2F%3E%3C%2FlinearGradient%3E%3C%2Fdefs%3E%3Cpath%20class%3D%22rect%22%20fill%3D%22url(%23a)%22%20d%3D%22M-100-100h300v300h-300z%22%2F%3E%3C%2Fsvg%3E" width="620" height="388" data-src="https://assets.st-note.com/production/uploads/images/56080699/picture_pc_475e6e57003561a06a833086a01fff8a.png?width=800" class="lazyload">

と画像のalt(代替テキスト)がリネームしたファイル名になっています。

なお、この画像のファイル名がalt属性(代替テキスト)になる仕様というのは記事中に挿入する画像のみで、「見出し画像」については以下のように「alt=”見出し画像”」のままですので、こちらも改善を希望したいところです。

<img src="https://assets.st-note.com/production/uploads/images/56080459/rectangle_large_type_2_12e9bac225ffea0242cc9d3fb2446226.png?width=800" alt="見出し画像" decoding="async" width="1920" height="1001" class="a-image o-noteEyecatch__image" data-v-027cc35a data-v-4e9d4098>

このようなnote独自の仕様で気をつけたいのは、プライベートの画像を記事に挿入するケースです。

自動生成されるランダムな文字列の画像ファイル名であれば何も問題はありませんが、個人が特定できてしまうようなプライベートな意味合いを含んだファイル名の画像をnoteの記事に挿入してしまうと、画像のalt属性(代替テキスト)から思いがけない情報が漏れてしまう恐れもあります。

ですので、noteの記事に画像を挿入する場合は、「その画像を適切に説明した日本語のファイル名にリネームする」ことをルールとしておくことをオススメします。

これにより、記事の内容と関係のない画像のalt属性(代替テキスト)になってしまうこともなくなりますので、SEO的にマイナスになるようなこともありません。

それと、これは画像のalt属性と別の話になりますが、本当はnoteの「引用タグ」も改善を希望したいところです。

noteは機能を極限までシンプルに絞っていますので、「引用タグ」をデザイン目的で使用するクリエイターが多いと思います。

「引用タグ」は、以下ですね。

引用タグ使用

上記のHTMLソースコードは、以下になります。

<blockquote name="N8RkA">引用タグ使用</blockquote>

デザイン目的で「blockquote(引用タグ)」を使用するのは、HTML構文としてかなりおかしなことになってしまうので、本来であればSEO的にも避けた方が無難です。

noteの「引用タグ」を通常の「<blockquote>タグ」としてか、あくまで「デザインとしての背景グレー」かを選択できるようになると良いのですが。

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④ ハッシュタグ

noteの「ハッシュタグ」は、SEOとは関係がありません(本当は密接に関係しているのですが、ここでは言えません)。

SEO対策の内部施策というのは、「HTMLソースコード最適化」と「内部リンク最適化(内部リンクコントロール)」だと思ってください。

HTMLソースコードには、あなたが記事に設定したハッシュタグも記述されますので、記事内容と関係のないハッシュタグをズラズラと並べるのは非推奨ではありますが、そもそも「ハッシュタグ」は目的が異なります。

ただし、これは例外的ではありますが、検索上位表示されているハッシュタグを設定すると、検索エンジンから間接的にあなたの記事へ読者を呼び込むことが可能です。

これは先日たまたま気がついたのですが、Googleで“ note 検索上位 ”と検索したときに、以下の検索結果が表示されました。

”note 検索上位”の検索結果2021.06.29

Google検索結果の2位に、noteの「#検索上位表示」という新着タグ記事一覧ページが表示されています(※2021年7月4日現在も表示されています)。

クリックすると、以下になります。

「#検索上位表示」の新着タグ記事一覧

もし、こういった検索上位に表示されているnoteのタグページを見つけたならば、そのハッシュタグを記事に設定することで、検索エンジンから間接的にあなたの記事へと新規の読者さんを呼び込むことができます。

また、Googleの検索結果に上位表示されているということは、「#検索上位表示」という新着タグ記事一覧ページはGoogleからの評価を受けているページですので、このハッシュタグを設定することでnote.comドメイン内での「内部リンク最適化(内部リンクコントロール)」の効果も期待できます。

ハッシュタグの概念は少し難しいのですが、以下の記事を参考にして「ハッシュタグ」の本質を理解してください。

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⑤ マガジン(カテゴリ)

WEBサイトやBLOGを運用する場合、コンテンツのカテゴリ分けがSEO的にもユーザビリティ的にも重要です。

noteではいわゆる「カテゴリー」というものはありませんが、類似のものとして「マガジン」という機能があります。

記事のテーマに沿って「マガジン」に分類することで、一般的なWEBサイトやBLOGのようにカテゴリ分けを行っているクリエイターも多いです。

noteの「マガジン」の場合、カテゴリ分け同様にSEO的な効果があるのでしょうか?

答えは、URLを確認してみることでわかります。

例えば、このアカウントの「note(ノート)」というマガジンをクリックしてみると、URLは以下になります。

https://note.com/shichaoji/m/m7d4a6c55b051

このマガジンに格納されている個別記事をクリックしてみると、以下のURLになりました。

https://note.com/shichaoji/n/nb21e385b7dcb?magazine_key=m7d4a6c55b051

上記の個別記事の通常のURLは以下です。

https://note.com/shichaoji/n/nb21e385b7dcb

この3つのURLを確認すると、一般的なWEBサイトやBLOGのようにカテゴリーとしてどこかのディレクトリ(フォルダ)に格納されていないことがわかります。

個別記事のURL構造は、「note.com/shichaoji(アカウント名)/n(ディレクトリ名)/nb21e385b7dcb(個別記事ファイル名)」であり、マガジンのURL構造は「note.com/shichaoji(アカウント名)/m(ディレクトリ名)/m7d4a6c55b051(マガジンファイル名)」となっています。

これはつまり、マガジンページを表示させるために、便宜上「m」というディレクトリを使い、個別記事のURLに「?magazine_key=m7d4a6c55b051」というパラメーターをつけて呼び出しているだけです。

ちなみに、noteクリエイターページの「マガジン」タブのURLは以下になります。

https://note.com/shichaoji/magazines

ですので、もし以下のようなURL構造であったとしたら、noteの「マガジン」がいわゆる一般的なカテゴリーとしてSEO的な意味を持ちます。

https://note.com/shichaoji(アカウント名)/magazines(マガジンタブ名)/note(マガジン名)/nb21e385b7dcb(個別記事ファイル名)

しかしながら、noteのURL構造を見ると「マガジン」はカテゴリーとは異なることがわかりますので、マガジンに分類することのSEO的な意味はありません。

Outlook Expressでのメールのフォルダ分けが「カテゴリー」、Gmailでのメールのラベル付けが「マガジン」と理解すると良いでしょう。

また、noteのURL構造からわかることとしては、noteで書くテーマの数は「1 note 1テーマ」がSEO 的には理想になります。

なぜなら、noteで投稿する全ての記事が、「note.com/shichaoji(アカウント名)/n(ディレクトリ名)/」に格納(動的ページが生成)されますので、様々なテーマの記事を書いてしまうと、検索エンジンからして見ると「https://note.com/shichaoji」というアカウントが一体何について書いているのか?が判別しにくくなるからです。

ですので、テーマとは関係のない日記的な記事を書きたい場合は、他のブログサービスに投稿してnoteからリンクを貼るなどした方がSEO的には正解です。

少し難しくなりましたが、noteではカテゴリ分けは不可ですので、SEOを意識した際には記事のテーマを広げすぎないことがポイントになります。

noteでのSEO対策につきましては、以下の記事も参考にしてください。

以上 - noteに投稿した記事でGoogle検索上位表示を狙うためのSEO対策【内部施策編】- でした。

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