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noteのハッシュタグについてどこの記事よりもわかりやすく解説していきます

noteの「ハッシュタグ」って、イマイチよくわからなくないですか?

「ハッシュタグをつけて記事を公開するとビューが伸びる」らしいので、なんとなくいくつかのハッシュタグをつけて投稿しているけど、「ハッシュタグによる実際の効果はよくわからない」というのがホントのところだと思います。

『ハッシュタグをつけないのは損!つけないよりは絶対つけたほうがいい!』との主張はごもっともなのですが、実際に「ハッシュタグをつけて記事を投稿する意図や効果」について明確に説明できる人はいないみたいです。

この「ハッシュタグ」の概念は少し難しいので、マーケター経験者でないと上手に言語化できないものなのかも知れません。

この記事では、とても抽象的で漠然としているnoteの「ハッシュタグ」について、どこの記事よりもわかりやすく解説していきたく思います。

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まず、note CXO深津さんの以下の記事を読むと、

完成したnoteにタグをつけることで、読者や編集チームに見つけてもらいやすくなります。

とあります。

実は、この一文がnoteの「ハッシュタグ」の本質を簡潔に表しています。

記事にハッシュタグをつけて投稿すると、読者や編集チームに見つけてもらいやすくなるのです。

しかしながら、ただ単に「ハッシュタグ」をつらつらと設定してみても、読者や編集チームに見つけてもらいやすくはなりません。

ハッシュタグには種類があって、例えば普通名詞(一般名詞)をハッシュタグに設定したところで誰もあなたの記事を見つけてくれません。

この場合、いくらたくさんの普通名詞(一般名詞)をハッシュタグに設定しても「ビュー」は増えないのです。

以下は、2021年6月26日現在のnoteの「人気タグ」になります。

noteの人気タグ 2021.06.26

各ハッシュタグの右側の数字は、そのハッシュタグをつけて投稿した記事の数になりますが、これを「検索数(需要)」と間違って理解している人がいます。

あくまでのこの「人気タグ」というのは、記事を投稿する人が勝手につけている「人気」なのであって、記事を探している人の「人気」つまり需要ではありません。

「人気タグ」=「検索需要」ではないので、ハッシュタグを設定する際に「人気タグ」にこだわる必要はないのです。

話を戻します。

例えば、上図スクリーンションの中にあるハッシュタグの中で、「ハッシュタグをつけて記事を投稿する意図や効果」のあるものはどれになるかわかりますでしょうか?

ズラリと並んでいるハッシュタグの文字列からのみ、それらを読み取ることができればあなたは優秀なマーケターです。

最も、ハッシュタグ設定の効果が見込めるのが、「#競馬予想屋」「#競馬予想」です。次に、ハッシュタグ設定の効果が見込めるのが、「#子育て」「#育児」です。

「#毎日note」「#毎日更新」「#毎日投稿」「#note毎日更新」のハッシュタグは、同様にnoteを毎日更新しているようなクリエイターさんにのみ効果が見込めます。

「#スキしてみて」「#自己紹介」は、「募集中のお題・コンテスト」のハッシュタグです。

「#スキしてみて」のハッシュタグは「募集中のお題・コンテスト」という枠を超えて利用されていますが、「お題・コンテスト」で募集中のハッシュタグを設定した場合は、編集チームがあなたの記事を見つけてくれます。

また、募集中のハッシュタグをつけて記事を投稿した他のクリエイターが、『他の人はどのような記事を書いたのだろう?』とハッシュタグを追ってあなたの記事に訪問してくれる可能性もあります。

「#いま私にできること」は、「募集を終了したお題・コンテスト」のハッシュタグです。既に募集が終了していますので、note編集チームはあなたの記事を見つけてくれません。

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ハッシュタグの意図と効果

さて、上図スクリーンショットに掲載されていて、ここまでに言及しなかったハッシュタグについては、「ハッシュタグをつけて記事を投稿する意図」もなければ、「ハッシュタグをつけて記事を投稿する効果」もほとんどありません。

例えば、「#エッセイ」と「ハッシュタグをつけて記事を投稿する意図」はなんでしょうか?

まだ見ぬ読者さんが、noteの検索窓から「エッセイ」と検索後、表示された検索結果画面から「ハッシュタグ」タブに切り替えて、そこからさらに「#エッセイ」タグをクリックしてもらい、たまたま「新着」に自分の記事が表示されていて、そのまだ見ぬ読者さんがクリックして訪問してくれることを期待しているのでしょうか?

それとも、まだ見ぬ読者さんが、他のクリエイターさんの記事下部にある「#エッセイ」のハッシュタグをクリックして、たまたま「新着」に自分の記事が表示されていて、そのまだ見ぬ読者さんがクリックして訪問してくれることを期待しているのでしょうか?

これらが期待薄であることは、以下の記事にて詳細を書きました。

そもそも、noteに投稿されている記事のほとんどがエッセイ(随筆)なのです。

このように、スクリーンショットに掲載されていたハッシュタグのほとんどが「#エッセイ」と同様で、「ハッシュタグをつけて記事を投稿する意図や効果」がありません。

今はピンとこなくても、この続きを読んでいただければなんとなく感覚が掴めてくるかと思います。

「ハッシュタグ」の本質を理解することで、設定することに意味のある「ハッシュタグ」と、設定することに意味のない「ハッシュタグ」を認識することができるようになってきます。

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ハッシュタグとは焼印のようなもの

note CXO深津さんの記事の続きです。

タグとは、公開時に設定できる検索キーワードのようなものです。noteに適切なタグがついていると、その記事は検索されやすくなります。

とあります。

この一文は勘違いされやすいですが、この「検索されやすくなります」とは、note右上の検索窓からではありません。

ここで「ハッシュタグ」の本質を理解するための手助けとして、焼印をイメージしてください。

例として、「お題・コンテスト」で募集中のハッシュタグの中から、「#リモートワークの日常」をハッシュタグ設定して記事を投稿したとします。

その場合、あなたのオデコに「#リモートワークの日常」と焼印された状態だと思ってください。

このオデコの焼印によって、渋谷の交差点のような大勢の人混みの中から、読者や編集チームがあなたを見つけやすくなるのです。

これがつまり、「検索されやすくなります」の意味になります。

ありとあらゆる記事データの中から、ピンポイントであなたの記事を探し出せるわけです。

あなたのオデコに「#リモートワークの日常」と焼印されている場合は、「お題・コンテスト」で募集中ですから、最低でも編集チームがあなたを探し出してくれます。

これが例えば、あなたのオデコに「#note」と焼印されている場合はどうでしょうか?

一体どこの誰が、何の目的で、あなたを探し出してくれますか?

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ハッシュタグのオススメ個数

note CXO深津さんの記事の続きです。

ハッシュタグは、あなたの記事に属性をつけ、見つけやすくするためのものです。特別な理由のない限り3〜5個程度を目安に、タグをつける習慣をもつと良いでしょう。あまりつけすぎると、逆効果かもしれません。

『ハッシュタグは何個つけるのがいいのだろうか?』と悩んでいる方もいるかと思います。

上記では、「特別な理由のない限り3~5個程度を目安に」とあります。

ここまで読んでいただいた方であればご理解いただけるかと思いますが、ハッシュタグの設定については、「個数」ではなく「意図」と「効果」が重要になります。

✓ 何を意図してそのハッシュタグを設定するのか?
✓ そのハッシュタグを設定することの効果は何か?

この「意図」と「効果」次第で、ハッシュタグはいくつ設定しても構いません。

「意図」もなく「効果」もなければ0個でいいし、「意図」が明確で「効果」が絶大なら最大個数を設定すれば良いのです。

つまり、「おすすめのハッシュタグ」とか「おすすめの個数」とかはないのです。

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ハッシュタグについてのまとめ

「ハッシュタグをつけて記事を公開するとビューが伸びる」と聞き、たくさん設定することで読者さんを自分の記事へと集客できると思っている方もいるかも知れません。

おそらく多くのnote初心者の方は、「ハッシュタグ」のことをGoogleやnote右上の検索窓に入力する「検索キーワード」と混同しているように思われます。

先述した通り、ハッシュタグの本質は焼印のようなものです。

そのハッシュタグを設定することで「見つけてくれる人がいるのか?」「探し出してくれる人がいるのか?」がポイントになります。

つまり、Googleやnoteの検索窓の検索結果で済むようなものをわざわざハッシュタグに設定しても意味がありません。

マーケター視点で言えば、そのハッシュタグを設定することで「追われるかどうか?」です。

以上 - noteのハッシュタグについてどこの記事よりもわかりやすく解説していきます – でした。

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