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人間の顔面について

人間の顔面なんて、コミュニケーションの為に便宜上引っ付いている物体でしか無い。
逆に言えば、人間同士でコミュニケーションを取らなくてはならないから顔面を重要視するのかも知れない。

巷では顔の造形のよい人間たちが囃し立てられている。所謂、芸能人・モデルといった肩書をもつ人間たちの事である。街を見渡せば、その芸能人の顔面が大々的に使用された広告が張り巡らされておりー否そもそも、人間界には人間の顔面が使用された物体でごった返しているではないか。街中の広告を見回しても顔顔顔、身の回りには人間しかいないしこの世は人間の都合のよいようにしか作られていないし、身の回り人間によって自然破壊の過程を通ってつくられた物ばかりに囲まれているではないか…本当に人間主体の地球になってしまって良かったのかと杞憂になるばかりで、最近この「性悪感」にとらわれて頭が破裂しそうになる。何も考えない「不会無の境地」に到達するのには、相当な精神的鍛錬が必要になりそうで、ああ、生きているということは。といった感じである。

ここで閑話休題。私たちは顔のいい人を持て囃し好む傾向にあると言える。(私は以前、顔のあまりの良さに男性俳優の写真を購入し収録されている写真を吟味した経験があるが、予想外に腕や脚が短いうえ太く、手の骨格も肉でふよふよしていて、骨格の流麗な人間が好きな自分にとっては軽いショックであった。私は、顔がいいだけでは人間として完璧ではないという考えを持つ人間なのかもしれない。)しかしほとんどの人は人間の脚に注目するではなく、腕に注目するではなく、やはり「顔」に注目してしまうのである。
目の前にいい感じの雰囲気の人が座ってきて、顔を無意識に見上げたらがっかりしたなどという経験も人生で一回ほどはしたことがあるのではないだろうか。その人がどんな人柄なのかも、顔を見れば何割かは予想がついてしまったりする。顔は個性の主張における重要なパーツの一つであるのだ。自分をよりよく取り繕おうとする人は化粧もしたりする。身体のどの部分にするのではなく顔にするのである。絵を描くときだって何となく顔を描いてしまうことであろう。顔の造形の良くない人から不快感を覚え、本能的に目を背けてしまったなんてこともあるだろう。
顔の良さとは、実は免疫関係と関わりをもっているという説がある。
顔の造形が、黄金比などの人間が理由もなく美しいと感じる比率に適っている場合、そういった顔の良い人間に他の人間が美に寄せられて群がってくる。顔の良い人は体臭もいい香りがするという説もあり、そのような美しい顔と心地よい香りで生命体をおびき寄せるのである。結果的に顔の良い人間との子孫がリレーしていく訳であるが、免疫が強い子孫が残ればその種は長い間存族していける可能性が高くなる。だからこそ多くの生命体をおびき寄せるものは造形がよいといった理論である。体調を崩した時、顔色が悪くなったりクマが深くなったりなど、もとより見苦しい見た目になってしまったりするのが裏付けとしていえる。
顔の良さとはいわば人間という種の存族の為に必要な要素であるが、だとしたら顔の良い人間に他の人間が群がるのは自然の摂理と言える。
昔から人間は顔を見合ってコミュニケーションしてきた。目や口で相手の感情が読めるのも事実である。話したり、聞いたり、周りの物を見たり、息を吸ったり吐いたり、物を取り入れたりする器官が顔に集中しており、だからこそ人間たちは効率よくコミュニケーションを取れているのだと言えよう。そして脳も顔の後ろに位置している。際限なきディストピアなのである。空虚だ。
人間の顔面というのは、コミュニケーションの為に便宜的に体に引っ付いている物体でしかない一方、やはり人間らしさのもっとも表出する顔に私たちは重きを置いてしまう傾向にある。ただそれだけのことであるのだが、人間があまりにも顔面に拘り過ぎている事象に対して疑問を抱かずにいられなかったため明文化したものである。いかにも、顔面に囚われずに発展していく人間の文明とはどんなものであろうか。

世界の真理を追究していけばいくほど、虚しくなっていくものです。本来は何も考えない方が幸福に生きていけるのでしょう。哲学的雑念に囚われていては生きているということに違和感を覚えてきますよ。世界になんの魅力も感じなくなってしまいますよ。何かを美しいと思える幸福が感じられなくなってしまったところで、人間として、いや生命体としておわりだと思っています。
最近は「瞑想の仕方」を調べて実践している所ですが、なかなか難しいところです。人間らしくって、結局何なのでしょうか。私は考える暇もないほどの程よいハードワークに追われていた方が人間らしく生きていける気がします。

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シチナツ

美青年のいる極彩色の花園の夢を見ている
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