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ルクセンダルク大寄稿⑦

前回:純愛💕十字砲火

「花が散る世界」

イントロ

ピアノ
ポロポロと、、、、
涙をこぼすような
てから銀色の砂がこぼれ落ちるような

色褪せた空

空が色褪せて夜が押し寄せる
不意に止めどなく雨が降る

やっぱり純白の声だな
強い漂白作用がある


そして
美しすぎる日本語
日が落ちて変わりゆく空色がやがて
暗い色を呈すその様を
色褪せる と、、、、

志田が思うに
夕日にはあ綺麗と思い馳せる 
比較的これは誰でもよくある
その燃えるような黄金の黄昏が
夜の色にRevoさん的に紫に?移ろう
ここに 色褪せる を持ってくる

そしてこのお声
どうかいかないでおくれよ
という嘆きが聞こえる
地平線に呑み込まれていく
まさに地平に溺れているように見える落日に
手を伸ばして
なんとか掬い上げたい

思えますか?

嗚呼... 花は散るから美しいと
本当に そう 思えますか?
花が散らない世界があったら
その方が 良いと 思いませんか?


ああああああ
この言葉を被せるように復唱されると
このお歌の持ち主の精神が
こちらに干渉してくる

哀しみの詩も
歓びの詩も
ただただ美しい詩も
何言ってんのかわかんなくても
志田がグッとくる詩に出逢う
すると不随意に声が出ていて
詩をなぞりながら心の中で追いかけるように復唱してしまう
小説を読んでいる時もそう
気になる表現は先に進むことを忘れ
繰り返し文字をなぞってしまう
そうして舌に耳に志田に馴染ませて

嗚呼 いい詩だ

となるのだが
このパートは強制復唱
聞き手がそう思っていても思っていなくても
強制的にそうかもしれないと
いやいやそうじゃn、、、、
あああああああやめてくれええええええええ


またこれを
花が散らない世界の方が良い言い切る
強い言葉は使わずに
思いませんか?、、、

聞き手に問いかけてくる
復唱しながら、、、、

問いかけられると
人間自然に思考が始まる

そしてこの強い漂白作用を
こう使ってくるとは


Revoお前えええええええ
志田が漂白される
やめろおおおおおおおおおおおお

疲れているのです

戯れ言だと...笑ってくれても...構いません...
少し... 疲れているのです...

この曲はこっちも疲れてくる

はにかんだ君

寂しくて目を閉じる
はにかんだ顔が浮かぶよ
虚しさが胸を穿つ夜を見つめても
はにかんだ君はいない……


彼女にっとっての夜空は
青空が色褪せたものでしかない
君の姿を映さない暗闇でしかないのではないか

普通瞼の裏は暗闇なんだけど
大切な君の光は輝いて眩しくて
彼女の瞼を透過し明るく照らしていたのだ
無理もない
だから彼女の瞼の裏には
陽の登る美しい空が広がっている

彼女は君のいる青空の美しさしか知らない
現実の夜空を見上げても君の美しい光はそこにない

彼女は瞳にも瞼にも
陽が登る空しか映し出さないのか

空が色褪せて夜が押し寄せる
今日も止めどなく雨が降る...

あああああ
その雨をそっと拭ってあげたい


純白のお声

序盤で言いたかったけど
話すとめちゃめちゃ読みづらくなるので
ここに持ってきました

なんでしょうこの方のお声

ずっと引っかかっていたのですが
言語化しづらい

とりあえず
ルクセンダルク紀行回では

憂いのある純白のお声  

といたしましたが

純白という部分は
志田すぐに説明できます

純潔という言葉では済まされない
汚れを知らないというより
汚れを許さない白さ
浄化されるというよりもっと強い
漂白作用がある

でも憂いがある

憂うのは何?と、、、

志田あれから考えてみたのだが
このお姉さん

喜びにも悲しみにも
祈りを添えられるような真珠さがまずある

わかりやすくすると
婚礼にも葬礼にも合う
そういう真珠感

でもどちらも祝う側 哀しむ側 のお声であって
花嫁でも故人でもない

そういう"誰か"の
喜びと悲しみに寄り添える真珠のお声


そうだ!
大聖堂とか見て
うわぁ美しい厳かな場所だ

となるけれど
喜ばしい場所だな
悲しい場所だな

とはならない

婚礼も葬礼もここで行われるのに、、、、

そういうお声!

大聖堂は
誰かが結ばれても
誰かが死んでも
喜んだり悲しんだりしないが
それでも誰かに寄り添えるのだ

大聖堂のお声、、、、
いや
真珠でよかったかも、、、美しいし

婚礼にも葬礼にも真珠のイヤリングは相応しいしね

真珠のお声です

でもどんな物語にも寄り添えるが
他のお声にも寄り添えるとは言い難い

強い漂白作用があるから

でだ
憂いは何って話になるんだけど

これは声質が明るくない
天真爛漫さとかはないというのもあるけども

喜びにも悲しみにも憂うことができるのでは
という志田の勘


悲しみに憂うのはわかる
単純明快そういうこと

で、喜びに憂う
これはもう日本語じゃないから
言葉の無力さを噛み締めるしかないのだけど

己が汚れを許さぬほどの純白だから
喜びを帯びた白に対して
悲しみを帯びた白に対して

あなたはその色なのね
というどこか他人事な憂い

大聖堂も真珠も寄り添えるけれど
それ自体が
よろこびでもかなしみでもない美しさを誇る

では大聖堂が燃えたら
真珠が砕けたらどうなるか

この曲みたいになります

呪いにも似た
強いエネルギーが生まれる

漂白作用が牙を向く
染みを消そうと浸していたはずなのに
なぜか皮膚が焼けている、、、

では逆の
祝福エネルギーは?

それが志田
わからないのだ

真珠も大聖堂も 粗雑に扱えばバチが当たりそう
では大切にしたら祝福してくれるか?

うーん

大切に扱うのが普通だからな、、、未知数だな

真珠は何をしたら喜んでくれるのか、、、

志田はこうなってくると
このお声で
誰かの喜びに寄り添うのではなく
独りよがりに
彼女自身の喜びを歌い上げるお歌を聴きたい

多分違うベクトルの
強いエネルギーが生まれるであろう

そしてわからないのが
真珠みたい大聖堂みたいと例えているけれど

彼女のお声に人間味も感じるのだ

ちゃんと一人分のぬくもりがあるのだ

なんなんだこのお声は


形容できない いいお声

Revoさんに次ぐ二人目の言葉にできないお声


Revoさんのお声は
雲と一緒
掴めない
おそらくなんの形にもなるし
なんの形もない が正しい、、、気がする
でもどのRevoも一貫して
いい声なんだよな、、、、

そのいい声が説明できない
多分その水蒸気のいい声の粒なんだろうけど

んー謎極まれり

志田の空

それにしてもこのお姉さんにこのお歌
志田 Revoに完敗、、、、

なんとも言えないのが
彼女が謳うのは「花が散らない世界」なのに
曲名は「花が散る世界」なんだよな


結局のこの世界は花が散る世界、、、



音楽を聴く時目を瞑って
瞼の裏の暗闇に映る美しい幻想の空の中から
光の粒を綴っていく

志田の瞼に幻想が映るのは
志田の瞼の裏が空だから

それは志田がRevoさんの音楽が沁み込んできて
朝も夜も黄昏も美しいと知っている
涙のように彼の音楽で志田の瞳が潤っているから
暗闇だった瞼の裏にどんな空も広げられる
だから

だから志田は目を開けてどんな空を眺めても
あの歌を思い出して
何もない空にも光の粒を見つけられる
音楽を聴いていなくても
見上げるだけで
志田はどんな空も擬似的に瞼の裏にできる

彼女が落ち着いたら
Theme of the Linked Horizonを聴かせようか


君の代わりに
沈みゆく夕日のぬくもりを

彼女の代わりに
溢れゆく星屑のやさしい雨を


次回「巫女の祈り」に寄稿し、、、

ここまで読んでくださったあなたに
心から感謝を

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