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専門的な話をわかりやすく伝えるには?【ライティングの基本】

<重要>
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◆リクエストをもらいました

先日、Twitterのフォロワーゆうさん(@yuuyuujiteki436)からこんなリクエストをもらいました。

いつも為になるnoteをありがとうございます!
専門的な話の上手い伝え方、噛み砕き方をテーマにしてもらえると嬉しいです😭
誰にでも分かるように簡単な言葉で端的に…と意識すると「薄い情報になって説得力に欠けてないかな?」と思ってしまいます
いつか機会があればよろしくお願いします

今日はゆうさんからのリクエストを元に「専門的な話をわかりやすく伝えるには?」をテーマにお話していきます。

空き時間にゆるーく読んでください。本文は3分くらいで読めます。


◆「説得力があれば読まれる」わけではない

まず最初に誤解を解くところから。冒頭のゆうさんのツイートにあるこんな意見について。

誰にでも分かるように簡単な言葉で端的に…と意識すると「薄い情報になって説得力に欠けてないかな?」と思ってしまいます

「わかりやすさを重視すると説得力に欠けそう」というイメージはわかりますが、果たして本当に読者は説得力のある文章を求めているんでしょうか?「読者がどんなコンテンツを求めているか?」をもう一度考えてみてください。

・・・正解をお伝えすると、読者は「初心者でもわかりやすく理解できる」情報を求めています。実はそこに説得力は関係ありません。

例えば学生だった頃の事を思い出してみて欲しいんですが、中学でも高校でも塾でも、生徒の事を良く理解し、わかりやすい解説をしてくれる先生ほど人気がありましたよね。

そもそも難しい言葉を使って専門的な情報を伝えようとすると、読者は内容を理解できません。「このブログわかりにくかったなー」とブラウザを閉じて、検索エンジンで他のサイトを探し始めてしまいます。

専門家が小難しい話を伝えるのは確かに説得力はあるかもしれません。でも、その文章が読まれるかはまた別の話です。

「プロが小学生でもわかるように伝える事」がコンテンツを作る上で重要で、むしろ誰でも分かる簡単な言葉を使う方がファンの獲得に繋がります。


◆小学生でもわかるように伝えるのが基本

こちらのツイートにもあるように、「小学生でも分かるように噛み砕いて伝える」のが文章を書く上での基本です。

専門性の高い知識を持つ人ほど、人に何かを説明するときはつい小難しい言葉を使いたくなります。ですが、それでは読みにくい文章になってしまい、読者が離れる原因になってしまいます。

繰り返しますが、わかりやすく伝えてファンになってもらう事が文章を書く目的です。できる限り専門用語は排除して、わかりやすい単語でのライティングを心がけましょう。例えば、以下のような文章はダメな例です。

<専門用語を使ったダメなライティング>
顧客のエンゲージメントを高めるためにはUSPを押し出さないといけない

「エンゲージメント」も「USP」も、少しマーケティングを勉強したことがある人なら理解できる用語ですが、初心者からすると「エンゲージメント?USPってなに?」と頭に疑問符が浮かんで何を言っているかわからないでしょう。

なるべく噛み砕いてわかりやすい単語をチョイスしてください。

<わかりやすく噛み砕いたライティング>
お客さんをファンにしてより購入してもらいやすくするには、独自の強みをアピールしないといけない

(エンゲージメント=ファンにする、USP=独自の強み)

例文のように、読者が理解できる単語で話すのがコツです。

あなたの専門性をアピールする事が文章を書く目的ではありません。専門的な事をわかりやすく伝え、ファンになってもらう事が目的です。これを意識してください。


◆専門用語をどうしても使わないといけない時は?

とはいえ、どうしても専門用語を使わないといけない時はあるでしょう。そんな時は以下の二つを意識するようにしましょう。

①専門用語は最初に説明する

まず一つめが「最初に専門用語を説明する」こと。例えばこんなイメージです。

<例文>
エンゲージメントが高くなるとは平たくいうと「お客さんをファンにする」こと。エンゲージメントを高めることでお客さんがファンになってくれるので、購入率を高める事ができます。

最初にきちんと専門用語を説明してあげれば、読者が違和感なく本文を読む事ができます。

②注釈を入れる

もう一つの方法が「注釈を入れる」です。こんな感じ。

<例文>
エンゲージメントをアップできれば、購入率を高める事ができます

(※「エンゲージメント」とはお客さんをどれだけファンにできているか?を表すマーケティング用語です)

①も②も平たくいえば専門用語を相手にも分かる言葉に置き換えてあげるのがポイントです。


◆まとめ

最後にまとめを。

【まとめ】
・読者は説得力のある文章を求めていない、求めるのはわかりやすい文章
・小学生でも分かるよう極力専門用語は排除する
・専門用語は最初に説明するor注釈を入れる

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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東出タロウ(@shiderow_free


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