「不完全に仕上げる技術」を身につけろ【Quick & Dirty】
<重要>
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世の中には完璧主義な人がたくさんいます。勤勉な日本人には、その傾向の人が多いような気がしますね。決められた業務を毎日こなすサラリーマンという働き方であれば、完璧主義な人は重宝されるかもしれません。
ですが、SNSやブログで情報発信をしてお金を稼ぐ働き方を目指すのであれば、もしかしたら完璧主義は活動の邪魔になるかもしれないという話を、本noteではお伝えします。
先日、こんなツイートをしました。
Quick & Dirty(短期間で不完全でもいいから仕上げる)という考え方があるけど、これは真理
インターネットはコンテンツの代謝がめちゃくちゃ早いから、完璧を求めすぎると完成した時に流行りに乗り遅れてしまう
8割くらいの完成度でも公開して、市場のフィードバックをもらって修正するのが正解
今日はこのツイートを深掘りしてみます。
SNSやブログを使った情報発信のライフハック術の一つの例をお伝えするので、参考にしてください。
通勤時間や寝る前のリラックスタイムなど、空き時間にゆるーく読んでください。3分くらいでサクッと読めます。
◆インターネットの代謝スピードは異常に早い
インターネットには、毎日大量のコンテンツがリリースされています。とにかく代謝スピードが異常に早いです。
江戸時代に1年かけて得られた情報量が、今の時代はたった2日で集まるそうですが、それだけ大量のコンテンツが毎日生まれているということ。
例えば誰かがツイッターのフォロワーを増やすノウハウをnoteにまとめて公開すると、すぐに誰かがマネをして自分なりのノウハウを追加して新しいnoteが公開され、それがどんどん繰り返されて劣化コピーが量産されて、情報が飽和していく。
そんな慌ただしいインターネットの世界では、のんびりコンテンツを作る暇なんてありません。大企業の製造ラインのように、秒単位でコンテンツが生産される今の時代では、質以上にスピードをこなすことも重要です。
◆完璧を求め過ぎるとすぐに流行に遅れる
思うに、今の時代のビジネスで完璧を求めすぎるするのは危険です。
前述の通り、億単位以上の膨大なコンテンツが秒単位でリリースされてはそのほとんどが埋もれていく時代。完璧なコンテンツを作ることを意識しすぎると、コンテンツが完成してリリースできるころには流行りは次のトレンドに移ってしまいます。
例えば、あなたのTwitterアカウントの今のフォロワーが1000人で「よし!フォロワーが1万人になったらそのノウハウをまとめたnoteを書いて3,000円で販売しよう!」と考えて、1年かけてフォロワーが1万人になったとします。
ですが、その頃にはおそらくフォロワーを増やす系のコンテンツは飽和状態を迎えてますから、コンテンツを作ってリリースしてもおそらくオワコンとして扱われるでしょう。
だったら、今の時点の「フォロワー1000人」という実績を看板にしてnoteを書いた方がまだ需要があります。実績としては弱くても、少なくともフォロワーが999人以下のTwitterユーザーには価値のあるコンテンツですよね。
今持っている自分のスキルと実績の中で、最大の価値を出せるものを素早くコンテンツ化してリリースする方が効率が良いです。
◆一流の建築士が教えてくれた仕事の原則
余談ですが、僕はもともと某大学の建築学科出身です。
出身といっても大学在学中にフリーランスとして開業したので中退した立場ですが、そこでフリーランスとしての働き方の指針となる、ある一つのノウハウを学びました。それは、図面の引き方でもデザインでもなく、建築士の仕事術についてです。
建築デザインの授業で、当時クラスを担当していた先生からいただいた言葉がこちら。
「君たちはこれから設計を学んでいくが、そこで大事なのは優れた設計デザインをすることではない。納期を守ることだ。建築の世界は1日でも納期が遅れると、1日分の職人さんの人件費が100万円単位でムダになることになる。巨大なビルの設計ならその十倍だ。建築で大事なのは完璧に仕上げることではなく納期を守ること。80%の出来でも良いから、仕上げて納品することを心がけなさい。」
建築は億単位のお金が動く大きなビジネス、そしてその半分以上が人件費です。設計が1日でも遅れると、その瞬間に何百万円もの人件費がムダになってしまう訳です。
先生からのこの言葉が、今でも僕の仕事観に強い影響を与えています。
もちろん「納期を守るためには手を抜け!」という訳ではないですが、一定のクオリティになったらコンテンツを公開してしまう習慣がつきました。おかげで人よりもそこそこクオリティの高いコンテンツを高速で作成するスキルが身についた気がします。
残念ながら僕は建築関係の職場に就職することはなかったですし、これからも一生ないと思いますが、この時いただいた言葉が、僕のフリーランスとしての仕事の大方針になっています。
◆Quick & Dirtyという技術
Quick & Dirtyというビジネスの考え方がありますが、これがSNSでの情報発信に必須の考え方だと僕は捉えています。
Quick & Dirty=短期間で不完全でもいいから仕上げる
代謝スピードの早いインターネットの世界では、その流れに乗るために質以上にスピードが重要です。
短期間で不完全でも良いから、一定の水準に達したらコンテンツをリリースする。そしてフォロワーからのいいねやコメントなどのフィードバックをもらって、次のコンテンツの材料にする。このサイクルをどれだけスピーディにできるかが勝負です。
Quick & Dirtyについて詳しくはこちらの書籍を参考にするといいと思います(※アフィリンクは貼ってないのでご安心を)。
高速で成果を出す、ハイパフォーマーとして仕事をするための思考法がかなり参考になります。
◆コンテンツの評価を決めるのは作り手ではなく読み手
本noteを読んでいるあなたが、完璧な状態でないコンテンツをリリースすることに抵抗があるのなら、覚えておいて欲しいことがあります。
それは「コンテンツの評価を決めるのは作り手ではなく読み手」であるということ。
<どんどん書いて公開する>
質の悪い文章は公開してはいけない
でも公開しない文章には評価がつかない
ジレンマだね
そこそこスキルがあれば自分の文章の良し悪しは理解できる
もしまだそのレベルに達してない自覚があるならどんどん書いて公開しよう
読者の反応が質の判断基準を作ってくれる
慣れないうちは多少クオリティが低いと思ってもスピード優先でコンテンツを公開しちゃった方がトクです。なぜなら公開しないコンテンツには永遠に評価がつかないからです。
いいねやRTをされることで初めてそのコンテンツが良いコンテンツかどうかの評価が着くので、公開前のコンテンツはどれだけ質が高いものだとしても公開されるまでは存在しないのと同じです。
つまり、コンテンツをリリースして評価がつかない限り、それが完璧かどうかなんてわからないんです。そもそも公開する前に完璧なコンテンツを仕上げることは不可能なんですね。
僕の場合はスピードを重視しているので、「コンテンツは作成を始めたその日に仕上げて公開する」というマイルールを決めて作成するようにしています。
もし、ブログやnoteなどのコンテンツビジネスで悩んでいるのでしたら、不完全でもいいからスピードを意識して公開するクセをつけてみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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東出タロウ(@shiderow_free)
◆追伸:ライティング系のスキルを極めたい人へ
スピード重視の僕ですが、このnoteに関してはじっくり時間をかけて作成しました。無料ですが4万文字あります。ライティングのスキルを磨きたい方は必見です。
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