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SHIFT EVOLVE「未知の世界へ飛び込め!」キャリアトーク・セッション|イベントレポート

はじめに|北米と中継イベントを開催

こんにちは、SHIFT EVOLVE運営の矢野です。

今回の記事ではSHIFT EVOLVE一周年記念イベントとして、SHIFTの技術に関するコンサルティングや課題解決にご尽力いただいている技術顧問の川口耕介氏と、現在Microsoft社でAzure Functionsのチームメンバとしてご活躍中の牛尾剛氏のお二人をパネリストとしてお招きし、「未知の世界へ飛び込め!」キャリアトーク・セッションを開催しましたので、そのレポートをお届けします。

当日はお二人にアメリカからのオンライン経由で、白熱したトークを繰り広げていただきました!

イベント自体は平日お昼の12時から13時に開催され、参加者は延べ105人と、ランチなどで忙しいお昼の時間にもかかわらず沢山の方にご参加いただきました。


|「まず行動」と考えるようになったキッカケ

1つ目のトークテーマは、
『キャリア形成において「まず行動」と考えるようになったキッカケについて』

川口氏は、老後をずっと心配していた人生の中で、大手企業をやめてスタートアップでうまくいったご経験から、考えていたリスクが実はそんなに心配なことではなかったということや、知らないことをやるのは良いということを語られていました。

牛尾氏は、ご自身のことを川口氏とは正反対だと強調され、昔から何もできず、例えば子供のときからプログラミングを始めておりキャリアが長いにもかかわらずなかなかできなかったそうです。

三倍くらい努力して人並みだったことから、何かひとつでもいいからできるようになりたいという気持ちが強く、アクティブに動かなければ人並みになれないので余裕がなかったと語られました。

大抵の人がやらないこと、そしてやってみないと進まない体験を何度も失敗しながらも継続してやっていくことでキャリアを形成されてきたそうで、コミュニティに参加するだけでも他の人に差をつけられることを例に、能力的に低くても少しマシに見えることを挙げられていました。

コンサルティングやエバンジェリストとしての才能はあったけど、創る側の人になりたいという一心で戦略と戦術を練りながらこれまでのキャリアを歩まれていた印象を受けました。

川口氏も苦手なことがあってもやりたいことをやれば良いと発言され、劣等感を突き付けられる環境にあえて行くことや、得意じゃないことに手をだしているのは二人に共通しているとまとめられていました。

|キャリアチェンジの必要性について

二つ目のトークテーマは、『キャリアチェンジの必要性について』

川口氏は、ご自身の体験から面白いチャンスが来た時に逃さなかったら良い経験ができたので周りの人にも勧めているとのことでした。

死ぬことは困るけどそれ以外のリスクはそんなにないとのことで、英語でやることもそんなにリスクではないと付け加えられていました。

牛尾氏は、上司にアメリカに行きたいと言っていたらチャンスが来て、体験したことがないことなので良いことしかないと述べられていました。

特にキャリアチェンジの必要性はあまり無いと前置きされ、多くの人はやらない理由を探すが、自分の心に正直で本人が良ければそれでいいと語られていました。

川口氏は、憧れがあるけど大抵の人は安定を取ってしまうのでそのギャップはどう乗り越えるかと質問し、牛尾氏は普通にやっていたら人並みになれないので適当に生きることがポイントだと回答され、人生はそんなに深刻なものではなく人生エンジョイできて本人が幸せならそれで良いし、もちろん家庭を大事にするのも良いと付け加えられていました。

川口氏はその回答を聞いて、今の安定を捨てて行くことの大事さと、飛び込んでうまくいったからまた次も飛び込めることを強調され、人生常に背水の陣であることも大事だと理解を示されていました。

更に牛尾氏は、周りができないと思っていることを自分ができたら気分最高!だと強調し、具体例として英語は歳を取ってからでも勉強してできるようになったことから年齢はあまり関係ないことを挙げられ、まずは自身のことをショボイと認めることから始めることでメソッドを必死に考える癖がついて努力する習慣がつくことをお話しされていました。

川口氏は例えばエンジニアがマーケティングをやるなど、二つのことをやってみる間で面白いことが起こることや、転職して会社を変えてみると自分の中での当たり前が変わること、日本とアメリカのようにそれぞれ視点が増えると色々見えてくることを例に挙げて、飛び込んでみると想像していない世界が広がっているとまとめられていました。

|どうすればチャレンジできるようになるか

三つ目のトークテーマは、『清水の舞台から飛び降りるようなチャレンジをどうすればできるようになるかについて』

川口氏は一歩踏み出すためのコツとして、キャリアでいうと転職を最初に一回やってみることをオススメされており、実際に辞めてみると辞める時に考えていたリスクは全然リスクではなかったことに気付けることや、変わらないということがリスクになることもあることを語られていました。

牛尾氏は、転職をどうしたら良いかを考えたことはないそうで、とりあえず面接を受けること自体にはリスクなどなく、危険なことは何もないことを主張されており、仮に面接に落ちても同じ所にいれば良いだけなので清水の舞台とも思わないということです。

例えば戦争に参加などは死の危険性があるので大きな決断になりますが、それ以外は悩むほどのリスクではなく、計画と戦略を立てて無理そうだったら撤退すればいいだけのことと発言されていました。

そして 「面白くなかったら、面白くない!」と自分を騙さない方が良いと付け加えられていました。

川口氏はその発言に対して、気持ちに真面目に向き合うと苦しく、自分を納得させる理由を探す方が簡単なのでそういう人が多いことを告げられていました。

牛尾氏は、例えばアメリカに挑戦してみて嫌になったら日本に帰れば良いだけで全ては自分次第の問題であることを主張されており、自分の推しが周りにいる環境が面白く、凄いエンジニアと一緒に仕事できるのが幸せで、面白くない仕事しているヒマがあったら面接の練習をしたほうが良いとアドバイスされていました。

エバンジェリストをやめるときに天秤にかけることがあったのでは?と川口氏からの質問があり、それに対し牛尾氏は世界に圧倒的に使われるサービスに携われるエンジニアの仕事を自分の才能や向いているかは関係なく選んだと回答され、どちらが面白いかは直感を信じて良いとのことです。

仕事は世の中にいくらでもあるので、スタートアップが潰れたらまた職を探せば良いということや、社長も人間のやっていることなので実は大したことではないと付け加えられていました。

川口氏も、一見凄いと思える人もチョット先を行っているだけで、乗り越えられないほどの差は実はないことを同意され、自信満々に何かできる人はそれだけ努力していることをお話しされていました。

|どうすればチャレンジさせることができるか

最後の四つ目のトークテーマは、
清水の舞台から飛び降りるようなチャレンジをどうすればさせることができるかについて』

川口氏は育成とか指導を立派に語れないという前置きをした上で、邪魔をしないように応援していることと、経験を重ねることでそのままいくとマズイ人を方向転換出来るように真摯に意見を伝えられるようになったとのことです。

牛尾氏は日本とアメリカを対比しつつ回答されて、日本では新人を新人扱いして教育しつつ、相手を圧迫しないようにいかに理解するかが重要で、一方でアメリカだと新人や後輩のような特別扱いはなく、いきなりみんなと新しいチャレンジを始めると語られていました。

アメリカだと仕事をする上で必要なドメインに関するコンテキストがある場合は情報を取りに行ったり与えることが行われるが、若手とか後輩といった考えもなく相手の年齢や出身は知らないのが当たり前なのだそうです。

複雑なことをやっていると一人でやることは不可能なので、ドメインコンテキストの知識をシェアすることが徹底されているとお話しされていました。

川口氏も日本では知識の伝達を期待して先輩後輩のような立て付けが存在する一方で、アメリカのスタイルにはそれがないので、新卒だといろいろ聞かないといけないが、逆に先輩社員も聞くことがあるのはお互い様で、仕事を進める上での聞く量がお互いに違うだけとまとめられていました。

最後に

本イベントレポートを最後までお読みいただきありがとうございました。リアルタイムで本イベントに参加された方からのアンケートでは「刺激的で楽しかった」や「キャリアを考えるキッカケになった」などのお声をいただきました。

SHIFT EVOLVEでは二年目も引き続き、様々なイベントを開催したいと考えていますので、是非ともご興味とお時間があるときにご参加やご登壇いただけると幸いです。今後とも何卒よろしくお願いいたします。


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執筆者プロフィール:矢野 崇
SHIFTの在宅勤務エンジニア第一号。QAや自動化、可視化は好きだが、テストは受験戦争のトラウマがありあまり好きではない。より良いモノをより良くツクルためにはどうすればいいのか模索している。 最近注目しているものはヴィパッサナー瞑想。

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