シフティングを深める(2)

 2. 上級ワークショップの概要

 上級では、気=エネルギーを使えるようになるとともに活用できるように、ワークショップをシステム的に用意しています。もちろん体験していただかないと良く分からないと思いますが、どういうことをやっているかだけを簡単にご説明させていただきます。

 (1) エネルギーを体感する
 (2) 相手のエネルギーを動かす
 (3) 相手の身体を動かす(合気、重心、グランディング)
 (4) 相手の身体の声を聞く(部分、全身)
 (5) エネルギーを活性化させる
    ・ポンピング(揺り動かす)
    ・男性性と女性性のエネルギー(タオ、タントラとシュメール)
    ・言霊法
 (6) エネルギーを活用する
    ・ネガティブクリアリング
    ・ポジティブチャージ
 (7) 脳内気功
 (8) 定義を変える(ディファインシフト)、自分やお金

 まず、手を使って気=エネルギーを体感してもらいます。手を上下にして、片方の手の甲の上から20センチぐらいにもう一方の手のひらをおいて、上の手を上下させます。そうすると上の手のひらか下の手の甲に微妙な感覚が出てきます。暖かかったり、ピリピリしたりという感覚です。

 その感覚がわかったら、相手の気=エネルギーを動かします。二人ペアになり、気を動かす人と動かされる人を決めて、気を動かしてもらいます。動かされる人はその体感を後でフィードバックしてもらいます。出席されたメンバーによっては、相手の気をスルーするコツも体験してもらいます。

 ここまでなら感じ方だけの話ですが、次に相手の身体を動かすということを体験してもらいます。合気道に合気上げという技法があるのですが、それを体験してもらいます。力だけで相手を動かそうとする時と、相手のエネルギーを動かしながら相手を動かす時でどういう違いがあるのかを感じていただきます。

 合気道の合気に関しては、人によって術の原理が違うのでこれだけが合気道の合気という訳ではありませんが、相手と一体化してエネルギーを動かすアプローチは、こういう形で体験いただけます。何年も修行がいる訳でもありません、1日でできます。

 相手のエネルギーを動かすだけでなく、相手の重心を操作することもできます。相手の重心を頭の上に意識で持っていったら、驚くほど簡単に相手を崩せます。これはグランディングということを体感いただく意味のワークでもあります。重心が上にある時と下にある時で、気持ちがどう変わるかを体験していただく訳です。

 最初は重心が下にある方がグランディングが出来て安心するかと思っていたのですが、そうでもなく、人によって気持ちの良い重心の位置が違うようです。それから何を思い浮かべるのかによって違う面もあるのかも知れません。この重心を操作するというのも、明確に違いが出て面白いワークです。たぶん、昔の柔道の達人は、相手の重心を操作して投げていたのではないかと私は想像しています。

 相手の身体を動かしたら、今度は相手の身体の声を聞くワークです。相手の手をもって、相手の身体が動きたい方向をイメージして、その通りに動かすというシンプルなものです。もともと相手の身体の声を聞くということを体験してもらうために用意したワークですが、これだけでぎっくり腰の痛みがなくなったりします。ヒーリングの基本テクニックとしてもご利用いただけます。

 身体を動かしたり、相手の身体の声を聞いたりした後は、気=エネルギーの活用に入っていきます。まずはエネルギーを活性化して高める方法です。ポンピンングというのは相手の気を動かして、相手のエネルギーを整える方法です。気功とかのヒーリングでは自分の気を使うので、長時間やると疲れたり、相手の邪気を受けたりしますが、この方法だと相手の気を動かすので疲れたり、影響を受ける可能性を低減することができます。

 男性性と女性性のワークでは、タオ、タントラとシュメール方式の違いを体験していただきます。もともと、男性エネルギーと女性エネルギーが交わるとエネルギーが格段に強くなるのですが、その手法はいくつかあります。タオとタントラは似たようなエネルギーの使い方をしていると私は思っているのですが、それとは違ったシュメール方式を体感していただくと、違う視点が見えてくると思います。

 あと発声(トーニング)によるエネルギーの活性化も体験していただきます。そこまで出来てくると、ネガティブクリアリングとかポジティブチャージングが出来るようになるので、参加者の方に実際やっていただきます。それから脳内気功やディファインシフトも体感していただきます。参加者の方によっては、霊的なトラブルの対応を含めたスピリチュアル的、オカルト的な対応方法も体験していただきます。上級コースでは、こういう感じのことをやっています。

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