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スピリチュアルな誤解(8):神仏や宇宙人は完全でも善でもない

 スピリチュアルな技術やノウハウのことを書きましたが、もっと言えば神仏といった神霊的存在や宇宙人みたいな存在についても、多くの人が素晴らしい存在で完全だと思っていますが、実際にコンタクトしてみるとそうでもないことが分かります。また、善とか正義という感覚もあまり意味が無いとも感じます。
 人間の親を考えていただいたらいいかも知れません。小さな子供の頃は、親は凄い存在で何でも出来ると思っていたのが、自分が成長するにつれて親も自分と同じ普通の人間に過ぎず、良い所もあるけれど欠点もあることに気付きだす、そういうニュアンスで考えていただければ良いかと思います。人が勝手に自分と神霊との間に、思い込みで差をつけているだけだと私は思います。
 以前、霊感のある女性から守護の龍神のパワーが弱まっているという相談を受けたことがあります。軽い気持ちで「私のエネルギーで、その龍神を回復させたら」と伝えたら、最初は「人間のエネルギーで、龍神のエネルギーを回復させるなんて」と言われていたのですが、実際にやってみたら簡単に回復して驚かれていました。結局、その人の中に「人間よりも龍神の方がはるかに大きなエネルギーを持っている」という先入観があるために、人間としての力を十分に使えていなかっただけなのです。
 このように肉体は持っていても、人間も神霊的な存在と対応な力を有しています。ただ、肉体という器に入っているために、大きな力は使いにくいという制限があるだけです。そう理解できれば、スピリチュアルとかオカルトとかいうものに対する向き合い方が変わると思います。
 宇宙人についても同じです。最近は多くの宇宙からのチャネリング情報が本やネットで提供されています。そして、その多くが「これこそが真実」というスタンスで書かれています。もちろん真実でないと思っている情報を流す人も少ないでしょうし、使命感があるからこそ、そういうことが出来るとも思います。
 私の場合は少し違った形で入ったため違う印象を持っています。セッションや聖地を調整する時に、霊能者やチャネラーさん経由で出て来た宇宙人たちは、「地球は我々のものだ」とか「俺たちの勝手にして何が悪い」とかいう連中ばかりであり、宇宙人って何でこんな変な奴ばかりなのだと思っていた時期があります。
 中学生時代にSF小説とかが好きだったこともあり、もともと宇宙人というものがコンタクトして来ること自体が胡散臭いと思っていましたが、セッションとかでクライアントさんの問題を解決するために対応することが多くなり、最近は宇宙人がいる、物理的にではなくても、霊的やエネルギー的にコンタクトは出来る、と考えが変わって来ました。
 そして宇宙人を有り難がる人たちに変な宇宙人の対応が出来ないために、そういう話が私のところに回されて来ていたのだと後から気付きました。世の中には宇宙人からのメッセージが溢れています。詐欺とか騙しとかではなくても、変な宇宙人にコンタクトして、適切でない情報を垂れ流していることもあると理解いただけた方が良いと思います。

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