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スピリチュアルな誤解(1):2つのアンチスピリチュアル

 私はアンチスピリチュアルには、2種類の人たちがいると思っています。ひとつは宗教とかスピリチュアルが非科学的とか詐欺だとか思っていて毛嫌いしている人たち、もうひとつは、宗教とかスピリチュアルは好きだし大事だと思っているけれど、世間的に宗教とかスピリチュアルをやっていると称している人たちを嫌いで、一緒にしないで欲しいと思っている人たちです。
 前者は「スピ嫌いなアンチスピ」、後者は「スピ好きなアンチスピ」とでも言えるかも知れません。世の中の情報を見ると宗教とかスピ批判は「スピ嫌いなアンチスピ」の人が大半であり、「スピ好きなアンチスピ」の人は沈黙を守っているように思います。しかし、サイレントマジョリティー、物言わない大多数の意見こそが、本当は多くの人の意見なのかもしれません。
 私は、いわゆるスピリチュアルな仕事もしていますが、後者の方に属していると思います。世間に言われている宗教やスピリチュアルな話が納得できなかったり、やっている人たちの考えや行動が理解出来なかったりします。私自身は、30年間シャープという企業の中で、実際のリアルな世界で生きていたので、今の宗教やスピリチュアルの世界で言われていることの大半がデタラメに感じたりしている面があります。
 例えば、宗教とかスピリチュアルでは「先祖供養が大切」と言いますが、先祖供養をやっていない英国がかつて世界を席巻し、米国に世界トップの富豪がいっぱいいて、それでも先祖供養をしないと不幸になるという論理が私には全く分かりません。
 かといって、もう多分2000人以上やっていると思いますが、スピリチュアルなセッションや対応で、霊的なトラブルが存在するのも分かっていますし、それを数多く解決していたりします。ですから、宗教とかスピリチュアルが、非科学的とか盲信とかいう意見もどうかと思っています。実際にそういう話で困っている人も数多く存在しますし、実際に宗教とかスピリチュアル的な対応をすることで、ビジネスや健康が良くなったり、人生が変わるケースも数多く存在するのですから。
 これは、宗教とかスピリチュアルな分野の情報が玉石混交、どちらかというと石というか役に立たない情報が9割、役に立つ情報が1割というためだと思います。現代ではインターネットの普及により、社会には様々な情報が氾濫してしまっています。その中には人を誤った方向に導く情報や、返って状況を悪くする方向の情報が多数存在しています。
 そして、現在「スピ好きのアンチスピ」の人が沈黙を守っているために、そういう情報が害悪を撒き散らしている感じがします。この本は、「スピ好きのアンチスピ」の人のために、まとめた本です。私は30年のシャープ勤務で、パソコンやワープロの企画、海外ブランディングである程度成果をあげ、また退社後のスピリチュアルなセッションや対応で、この分野の知識も経験もノウハウもあります。こういう話をするのに最適な人間だと自認しています。ということで、宗教やスピリチュアルは好きで大切だけれど、現在の宗教とかスピリチュアルな世界はイマイチ馴染めないという方にぜひ読んでいただきたいと思います。

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