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お金の課題(1)信用創造:「信用創造はタイムラグ」

お金を発行することを経済学では「信用創造」というようです。信用創造についても最近色々な情報が発信されているのですが、あまりしっくり来る説明が無いので、私なりの説明をしてみたいと思います。ですから、経済学を専門的にされている方には納得しにくい話かも知れません。

信用創造とは、ズバリいうとタイムラグだと私は考えています。例えば私が家を購入するのに、5000万円のローンを組んだとします。すると、誰かが5000万円というお金を作って私に貸してくれて、それで家を買うことになります。

その誰かを、国家とみるか、中央銀行とみるか、銀行とみるかはお任せします。そして私は30年後にローンを払い終えて、その「5000を貸した」という事象が相殺される訳です。つまり、30年というタイムラグを使って発行したお金は0になる訳です。

色々な説明がありますが、信用のある誰かが通貨を発行して、一定期間後にそれを回収する、という仕組みの本質は変わらないと思います。それが信用創造という仕組みです。ここでポイントとなるのは、タイムラグと発行元の信用性ということになります。

このタイムラグの話は、実はインフレとかデフレとも関係していますし、近年は外貨との相関関係にも関連していますが、まずシンプルに誰かが信用によって発行して、回収してゼロになる、という基本をご理解ください。

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