私は大学在学中にTOEICを800点取得したものの、特に英語が出来るようになった実感は湧きませんでした。セブ留学時にTOEIC 800,900点を取得した人を多く見てきましたが、そこまで英語が流暢に話せるとは思いませんでした。むしろTOEIC 600,700点でも英語が流暢に話せる人は少なからずいました。

TOEICの勉強を始めたころは、高得点を取れば英語をペラペラに話せて、海外の映画も字幕なして見れるだろと思っていました。しかし、実際はそんなことはなく、簡単な日常英会話でもつまずき、ネイティヴスピーカーにはゆっくり話してもらわなければ内容が理解できませんでした。

いったい原因はどこからくるのでしょうか？

これはTOEIC はReadingとListeningの能力しか測らない試験だからです

そりゃそうです。試験では自分の口から話すわけでもなく、ただ聴いて読むだけです。昔からの日本の英語試験そのものです。文章を速読する能力が求められてきたからだと思います。

800点がまったく意味がないわけではありません。Reading Partが時間内に終わるなどの変化はありました。しかし、TOEICで高得点を取れば英語を喋れるということでありません。

TOEICで高得点を取れて、ようやくスピーキングの練習をする準備ができた状態ということなのです。