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これが全て!司法書士試験短時間合格は夢ではない

はじめに

 皆様、あけましておめでとうございます!しがいです。新しい一年、勉強はいかがでしょうか。司法書士試験、なんとあと6ヶ月しかないです。進捗状況は人それぞれですが、ここで勉強始まっても間に合う可能性はゼロではありません!絶対に最後諦めないください。
 しかし、勉強方法によって合否が分かれます。そのため、皆様が必要最小限度の時間を使って、司法書士試験に合格できる技をここでシェアしたいと思います!
 まず、私のことについてですが、改めて軽く紹介したいと思います。
 私は大学3年生で、令和3年の行政書士試験(236点)と宅建士試験(41点)をダブルで合格しており、そこから7ヶ月でわずか1500時間弱で司法書士試験を一発合格しました。記述に関して、ただ3ヶ月の対策で何も書けない状況から本試験で48点を取りました。
 ここで鍵となっているのは努力がもちろん、効率のいい勉強法によって、限られた時間内で試行ミスも致命的をできる限り避けないと行けません。

司法書士受験生のみんなは努力家です

 他の試験もそうですが、勉強方法や地頭などによって、勉強時間が異なっていますが、努力そのものが足りなければそもそも受かるわけがありません。司法書士試験は特にそうです。そこで、受験生の大多数は努力家であるから、私がこれ以上話をする必要がないとお思います。

 ①司法書士試験の全体像

 この記事を見る人はベテラン受験生や司法書士試験にある程度知識のある方だと想定してますので、試験についてのとても基礎なことの説明は割愛させていただきます。
 ここで一番言いたいのは、司法書士試験の「難しさ」は一個一個の知識がとても難しくて勉強しても中々理解できないじゃなくて、⑴勉強/暗記の量が膨大 ⑵択一には超難関資格の中でも一番高い正解率が求められる ⑶ 午後の部では極めて短い時間で択一35問、記述2問を解く必要がある などの点にある。
 つまり、合格基準に達するのは難しいですが、勉強の内容はそれほど難しいではありません。
 そこで、択一で基準点突破はもちろん、近年の傾向では、上乗せ点が平均26ぐらいので、万全のため、択一で7問ないし9問分の上乗せ点をとるのが望ましい。記述は暑い7月の午後のとても短い時間内、極めて緊張した状態で解くと、実力が十分発揮できないに加え、採点もブラックボックスですので、得点は中々期待できません。
 また、司法書士試験には3000時間、4000時間が必要と言われてますが、勉強時間の認識は誤りをしやすいです。1年合格であれば2000時間程度しか勉強しなかった人が多く、2、3年の受験生だと、3000から6000時間、5年以上だと、かかる時間は10000を超えるかもしれません。勉強時間はあくまで勉強の量の目安です。何時間の勉強で合格するより、何年で合格したいかで考えてください。
 というわけで①必要な勉強をし、かつ②勉強した知識を試験で発揮できるのであれば、合格はできます。勉強時間がどれぐらいあるか、自分がどれだけ勉強をしたかそこまで気にする必要はありません。

一番大切な話:アウトプット重視の勉強へ

 短期合格するために「アウトプット重視」は極めて重要の点である。これは司法書士試験に限らず、予備試験超短期合格者の話を聞くと、テキストを見る前にまず過去問を解くなど、一般人からみて「非常識」のほどアウトプット中心の勉強をしてきました。
アウトプット重視は本記事の一番大きなキーワードです。今回はアウトプットの勉強を中心に、短期かつ絶対合格の勉強法を皆様に教えたいと思います。

②講義・テキストの勉強法

 予備校利用や独学の方どちらもいらっしゃると思いますが、いつも「A塾の○○は大丈夫ですか?」「この問題集/テキストやってもいいですか」のような問題が寄せられています。 
 この点について、私的には「この本が全然ダメです」「この本は絶対完璧」のようなことはありません。私自身も複数の塾の市販のものから講座まで幅広く利用して合格しています。司法書士はある程度独立性が強い職業です。皆様が今後司法書士になって、自分のベースで業務を進んだり、自分の判断で決断したりする必要があります。
 試験においても、自分のベースで進んで、ある程度評判のいいかみんなが使っているものを使っていれば大丈夫です。司法書士試験は相対評価ですから、みんなが使うものを使えば、あなただけ知らない問題はありませんのでご安心ください。(この点も極めて大切です。ずっと心がけて勉強・受験してください)

法律の勉強は全体像を知ったらわかりやすい

 法律の勉強の特殊のところは、科目間の関連性が強く、相互に補充し、手続法の勉強が実体法の理解に役に立つことがよくあります。
 ですから、最初の段階での完璧主義がとても危ないです。例えば民法の根抵当権のところ、不動産登記法を勉強したらより深い理解が確実に期待できます。会社法と商業登記法に関しては、もっと緊密的に関連しています。
 そのため、最初の段階では一つ一つの科目に時間をかけすぎず、とりあえずできるだけ早く一周し、全体像を作った方がいいです。テキストの内容は一回、二回で覚えるものではなく、何十回も回したうちに、どんどん完璧に仕上げていくのです。というわけで、最初の段階でこれもあれもわからなくても大丈夫です。心配せずに勉強を進んでください!

テキストの勉強はほどほどでいいです

 テキストを見るだけでは試験でどんなところが問われるか、どんな形式で出題するかはわかりません。そして、テキストを読むことにとても時間かかります。(基礎講座も時間かかるところですが)
 ですから、テキストは丸ごとに見る必要がありません。たくさん時間をかける必要もありません。一回勉強してからまず過去問をやるべきです。そこで、わからないことがあればテキストを参照したり条文を読んだりすればいいです。
 そうしたら、知識の勉強と同時に試験で問われるところ、出題形式も把握できます。最後の復習の時は自分なりの教科書ができて、効率のいい勉強ができます。

③択一の勉強法

1秒も早く択一を回せ!

 前段落でも触れましたが、テキストや講義を一回みてから早く択一過去問を解くべきです。講義内容について、自分が理解していたかどうかのチェックはもちろん、講義で出ないが過去問で出る内容の勉強にもなります。
 最初でやると、正解率が低くなったり、全然解けなかったりすることは当然ありますが、次回でやるときにできればいいです。そして、択一過去問を早く一周してください。

択一過去問と仲良くなって

 司法書士の択一式試験は高い正解率が要求される一方、時間制限がとても厳しいです。午後は記述もあって、1時間程度で択一35問を解けなければならない。午前は2時間で余裕ですが、近年をベースで見ると8割の正解率がまだまだ基準点レベルです。
 これだけ見ると厳しいかもしれませんが、司法書士試験では過去問からの出題の確率が高いので、過去問を完璧にすればある程度大丈夫です。そして、重要論点は限られてますので、同じ知識を異なる形式で出る傾向もあります。
 では、どれぐらいやるべきですか?私の場合、辰巳のアプリを、データの記録によれば、だいたい45000アシを回しました。他方、紙の過去問集も最初二周し、年別過去問も5年分やりましたので、全て合わせると全過去問6周以上勉強したと思います。
 これはあくまで参考です。具体的にいうと8割ぐらいのアシは問題文を見てパッと答え(○か×か)が頭の中から出てくるぐらいのレベルでいいです。特に午後の部の択一を対応するために、これぐらいがないと安心できないと思います。
 また、私はタブレットを使う勉強が好きですので、辰巳アプリをメインでやってますが、他の過去問集でも全然大丈夫です。効率重視や通勤時間など零細な時間でも可及的に利用したい方は辰巳のアプリ使っていいです。ただ、辰巳のアプリは有料ですのでご注意ください。


過去問でも対応できない時は?

 過去問は最重要と言っても過言ではありませんが、これだけでは対応できない部分もあります。例えば会社法・商業登記法の設立など以外の部分です。そもそもこの二つの科目の出題数も比較的に少なかったので、過去問だけでは対応しきれない可能性があります。
 そこで、テキストなどでの図表を使って、図表ごとに覚えることがおすすめです。
図表がないときは自分でまとめていいです。私も現存の図表に加筆したり、新しいのを作ったりして勉強しました。


④記述の勉強法

雛形の暗記に時間をたくさん使う必要はない

 予備校の講師からも雛形を覚えてくださいとよく言ってますが、実はそこまで暗記必要はありません。私の場合、記述対策を始まるのは3月のごろです。あと3ヶ月しかないのに記述全く書けないのはやばくないですか?
 普通に考えるとやばいよね、そこで、大人しく先生の話を聞いて2、3週間を使って雛形を覚えたらもう間に合わないかもしれません。
 ある大先生がの雛形集も購入してやってみましたが、結局すぐ諦めてメルカリに出品しました。
 そこで、私は記述の必要最小限度の知識(移転・名変/役員変更など最小限度の書式)記述の過去問を古い順からやることにしました。出る書式はその都度で覚えています。予備校の模試や答練も申し込んでやりましたが、結局雛形で困ることはあまりなかったです。
 このように、アウトプットを中心に、知らないところがあればその時にインプットする勉強で、記述を短時間で突破できました。

記述の本質は

 記述ということは論文と異なり、答えはほぼ唯一です。ですから論文式試験よりハードルが低くて、自分の思考の過程などは不要です。
 これを解くために必要なのは、問題文を読んだらどんな登記を申請すべきかが頭からパッと出てくる能力です。
 この能力を養うために、正直にいうとたくさん練習すればいいです。過去問はもちろん、予備校の模試、答練も申し込んで、余裕のない方は市販のものを購入して、少なくても不動産・商業20問ずつ、できれば40問ずつをやってください。これぐらいやれば、本試験でできない書式はまずあまりないと思います(今年の合同会社の登記事項のようなみんなしっかりできていなかったものを除く)。

最後

 最後まで読んでいただきありがとうございます。本試験までの時間はあっという間にですが、遺憾を残さないように頑張ってください!!皆様が無事に合格できることをお祈りします。








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