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【体験レポート】暮らしをイメージできた2日間 米原②

2日目
AM7:30に藤田さんが宿まで迎えに来てくださり、そこからさらに上にある曲谷集落へ。
地元企業のヤマムログループが買い取り、改修を行った研修施設で藤田さんの奥様の手作り朝ご飯をいただきました。

玄関を上がったところには、米原に移住して切り絵作家をされている早川鉄兵さんの大きな作品がありました。可愛い表情の動物たち。この辺りで見かける動物がモチーフになっています。

朝ご飯のあとは、集落をぐるりと歩いて案内してもらい、大根を収穫(本当は雪の下から掘り出して収穫の予定でしたが、今年は雪が無く地面が見えていました)。
曲谷集落では昔、石臼を製造していた家が多かったということで、蔵の屋根の下や石垣、階段などいたるところに石臼の石が使われていました。


その後は施設の外でゆっくりとかまどで蒸していた、無農薬の玄米もち米でお餅つきです。
伊吹集落に移住し、ガラス作家をされている林さんご夫婦とお子さん達、近所のおばあちゃんなどが集まり、みんなでわいわいと楽しく準備し、出来たつきたてのお餅や藤田さんが用意してくださったかす汁や鮒鮓など、豪華なお昼をみんなでいただきました。
ここでも地域のみなさんと交流することができ、たくさんお話を聞くことができました。


お昼ご飯の後は、伊吹の道の駅で、米原のガイドなどをされている松井さんと合流し、大野木長寿まちづくり会・醒井宿を案内していただきました。

大野木は当初の予定にありませんでしたが、松井さんが「移住希望ならこっちの方が良いかも!」と連れて行ってくださいました。
まちづくり会が独自でこども食堂を毎週土曜日に開いていたり、一人暮らしの方のデイホーム的な役割もこなしていたりと、精力的に活動されていてとても興味深い町でした。

醒井宿は中山道61番目の宿場があった場所で、今も当時の面影の残る美しいところでした。ここを流れる地蔵川(湧き水の川)は全国でも珍しい、梅花藻の群生する川で、春には可愛い花がたくさん咲くそうです。
家の前を流れるこの川は、昔から家事に利用されていたそうで、今も野菜を洗ったりするのに使われていました。各家からそれぞれ川に降りる階段が付いていました。

この後、米原駅まで送っていただき今回のプランは終了となりました。
私は米原の予備知識も何もなく、このプランに参加させていただきましたが、関西からも関東からも北陸からもアクセスが良く、自然にあふれた素晴らしい場所でした。
例年の雪深い様子が見られなかったことが残念でしたが、ここでの暮らしもイメージしやすく、身近に感じられるようになりました。

最後になりましたが、今回アテンドしてくださった皆様、私たちのためにお集まりいただいた地域の方々に深く御礼申し上げます。


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