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【入社エントリ】楽楽精算のプロダクトデザイナーになりました

ラクスにプロダクトデザイナーとして入社し、楽楽精算にアサインされ11カ月が経ちました。もう少しで転職してから1年。
というわけで、いわゆる入社エントリを書いていきます。

楽楽精算とは
CMでおなじみ。クラウド型経費精算システムです。
累計導入社数は12000社。既存の運用ルールを変えることなく経費精算をシステム化できます。
申請項目やレイアウト、承認フローなどの設定の自由度が高く、企業成長や組織変更に応じた設定変更が簡単にできます。

https://www.rakurakuseisan.jp/

ラクスに入社するまで

前職はWeb広告会社で新規事業開発に携わってました。
製品のUI設計と前後の(マーケを含めた広い意味での)UX設計を中心に担当。少数チームだったため、事業戦略を考えたり、時にはお客様対応などやらせていただいたりしたものです。

手あたり次第に仕事をしていて、成長ってなんだろうと感じるように。素人が「事業開発」で走り回っているだけなのでは…と日に日に不安はマシマシ状態。
また、ローンチ後ほどなくしてクローズする事業が多く、継続して一つの事業開発に関わった方が得られるものが多いだろうなと思ってました。

経費精算システムと言われても正直ピンとこなかったですが、前職ではいろんなドメインの事業に携わってきたため、かつてない分野に飛び込むことに耐性はついていました。
また、面談ではこちらの疑問質問すべてを誠実に回答いただいたことに好感を持ちました。いいじゃないか。いけるんじゃないか?

そんなこんなでわりと軽い気持ちで入社を決めた!


半年で2.3年やるくらいの知識量が身につく学習カリキュラム

入社して間もなく、先輩から「半年で2、3年やるくらいの知識量が身につきます」と言われました。
異世界モノのチート?と思ったら違いました。半年分の学習カリキュラムが用意されていたのです。

法律(電帳法、インボイス)、簿記、経理業務、製品についての
スーパー学習カリキュラム。(画面に収まってない)

半年間は実務をせずに、学習のみの期間になるとのこと。面談で話は聞いていたものの、こんな手厚さは生まれて初めて!(若干引きました!)

まさか私が簿記の勉強しちゃってるから
経理の方のお仕事を支える製品が楽楽精算です。
会計ソフトに仕訳データを出力する機能など、簿記が関わる機能がたくさんあるわけですから、勉強が必要というわけですね。
製品の仕様理解だけでなく、もちろん経理の方がどういった観点でお仕事をしているのか、知る意味でも非常に重要です。

とはいえ簿記って数字がいっぱいでてきますね。
私は高校時代、数学のテストで一桁をとったことがある。たしか6点。
大丈夫か?

結構いけた
結論、大丈夫でした。簿記3級合格!
計算問題が出てくるわけではないので、数学的な難しさとはちょっと違うわけです。また、学習時間を十分にいただけたおかげで、ポヤンピ~な私でもなんとかいけました。
人生ってわからないものです。

受験は歌舞伎座がおすすめ!簿記を受けに来たつもりが歌舞伎感を味わえる。
受験に関係ない空間もある。一石二鳥!


半年後~現在でびっくりしたこと

入社約半年後、やっと実務を本腰でやりはじめました。
現在は、楽楽精算の機能追加に絡むUI設計を担当しています。

「2.3年やるくらいの知識量が半年で身につく学習カリキュラム」がかなり効いています。ドメインの前提がないとチンプンカンプンな場合が非常に多いのです。

法にまつわる開発のむずかしさ
楽楽精算では電子帳簿保存法に対応しているのですが、私といえば「電チョー・ポウ??」って具合の認識度合いでした。
例えば領収書を保存する機能は電帳法の要件を満たせるように対応していますが、過去の法改正の経緯があるために仕様が複雑になっています。

びっくりしました。知らずにいたら自分の無知さに気が狂ってしまうところでした。
学習カリキュラム最高!先輩に多大なる感謝です。


楽楽精算ってどんな感じで開発してる?

製品開発メンバーみんなが気にしてるっぽいこと
法要件を満たしていること、既存の運用フローを変えないことが重要です。
そのためには、ユーザー権限やオプション付帯状況などのさまざまな条件をもれなく考慮することが必要になってきます。
累計導入企業数が1万社以上とお客様が非常に多いので、一つの不具合でも多大な影響があり気が抜けません。
デザイナー含め開発関係者の全員が連帯し、責任をもって取り組んでおられると感じます。

ダラダラしてない
皆さんきびきびと働いている印象です。働くときは働く。働かないときは働かない。働く鮮度をキープ・オンてな具合ですね。
あと、開発工数と稼働時間はきびしく管理されていると思います。最初はびっくりしました。メンバー一人ひとりの働く姿勢がラクスの売り上げを支えているのだね。合掌…..!

楽楽精算の課題
世間を騒がせているインボイス制度など、法改正の影響で楽楽精算の製品導入は拡大しています。
楽楽精算は経理業務をお客様の運用に合わせて自由度高くカスタマイズできるのが特徴であり、そのために機能が充実しています。
ということは改修項目もたくさんあるわけです。

私個人では、機能開発を主軸にしつつ、デザインライブラリの拡充などデザインしやすいように環境を整えることもやれてきています。
またチームの取り組みでは、デザインガイドラインを製品関係者に布教していくなど、デザイナーが活動する幅を増やしていき製品の改善につなげていく粋な流れになっています。いいぞ!


メンバー募集
楽楽精算はお客様がたくさんいらっしゃる大きな製品ですが、まだまだ改善点が多くあります。これからがデザイナーが本領発揮できるフェーズです。
一緒にやっていきましょう!

少しでも気になったら、お気軽に応募してみてください。
カジュアル面談もやってますので!

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