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アフリカと滋賀に”意外な共通点”?ウガンダに2年住んでいた異色ライターが見つけました!

アフリカと滋賀の意外な共通点を、ウガンダに2年住んでいた異色のライターが見つけてきました!かつて滋賀県内の少年野球で乗っていたマイクロバスとタンザニアで遭遇し、ビクトリア湖を眺めては故郷の琵琶湖を思い出して…。日本からはるか遠く一万キロの彼方で見つけた滋賀とウガンダの共通点とは?

この記事は2017年に公開したものを再編集してお届けしています

Webメディアしがトコ

滋賀で活躍したマイクロバスを発見!!家族を思い出したそのバスとは

アフリカ大陸には日本の中古車が驚くほどたくさん走っています。私が住んでいたウガンダ共和国では、公共交通機関の代表格である乗り合いバスは
『マタツ』と呼ばれ、その全てはトヨタハイエースです。

内装を改造し座席数を四列シートに増やし、乗客を18人ほどぎゅうぎゅう詰めにして運行しています。

政府の役人や国際機関等の役人はランドクルーザーを使用していますし、日本車を目にする機会が多いアフリカ生活。

そんな私がタンザニアへ旅行中、思わず二度見をして叫んでしまった車があります。それは…。

「滋賀!野洲?」思わず叫んでしまったこのマイクロバス。横に立つ青年が砂まみれであることも、アフリカ初心者の方には驚きだと思いますが、私が思わず叫んでしまった理由が他にもあります。

実はこのバス、私の兄がかつて在籍していた滋賀県内の中学硬式野球チームが使用していたマイクロバスだったのです!兄がいつも乗っていたマイクロバスに、日本からはるか遠く一万キロの彼方で再会できるとは。

思わず声をあげて、夢中でシャッターをきりました。故郷を、家族を思い出し、胸が熱くなったことを思い出します。

遠いアフリカでここまで日本の車が活躍しているとは驚きですよね!みなさんもアフリカへ行った際はぜひ車に注目してみてください。思わぬ出逢いがあるかもしれません。

面積世界第3位の『ビクトリア湖』はどことなく琵琶湖に似ている?

ビクトリア湖はケニア・ウガンダ・タンザニアに面している、面積世界第3位、そしてアフリカ最大の湖です。

ナイル川の源流の一つでエチオピア側の青ナイルに対して、こちらは白ナイルと言われています。

学校の世界史の授業で習ったナイル川はエジプトのイメージが強いですが、
実はナイル川の源流はウガンダにもあるのです。源流を見に行けるツアーもあり、水底からコツコツと水が湧き出る様子はとてもエネルギッシュでした。

湖岸沿いを散歩すると澄んだ湖からの風、波打ち際のザザーっという音、水平線に沈みゆく太陽が身体の内部から気持ちをリフレッシュさせてくれます。

何か落ち込んだことがあっても琵琶湖を眺めていると悩みなんか吹っ飛んでスッキリした気分になった、そんな昔の思い出をビクトリア湖は思い出させてくれました。何か湖にはそんな素敵な力があるのかもしれませんね。

ちなみに、琵琶湖といえば日本で面積が一番大きな湖ですが、その大きさは約670平方キロメートル。世界第3位のビクトリア湖は、なんと68,800平方キロメートル!!うーん、世界は広いですね。

ウガンダにも釣り堀が!『ナイルパーチ』は日本の食卓にも

ウガンダで、釣り堀もみつけました!これもまた故郷の滋賀をふっと思い起こさせる光景の一つでした。

小さい頃は、家族とよく琵琶湖や県内の釣り堀で楽しい時間を過ごしたものです。釣りを楽しむ習慣は、万国共通なんですね!

ただ、釣り竿が木の枝!!ここは日本と大きく異る点ですが、きっと昔は日本でも同じだったはず。なんだかほっと懐かしい光景に癒やされたウガンダの釣り堀でした。

琵琶湖でも漁業が行われていますが、ビクトリア湖にも様々な生き物が
生息していて、やはり漁業が盛んです。

特に、『ナイルパーチ』というお魚。馴染みのない魚のような気がしますが、実は日本に大量に輸出されており、主にスズキや白身魚として日本の食卓に並んでいます。

次のお買い物の際に、スズキなどの白身魚を見つけたらビクトリア湖やウガンダ共和国のことを思い出してくださいね。

【番外編】~アフリカで見つけた日本語っぽい地名~

ウガンダ共和国には、意外にも日本語のような地名が数多く存在し、思わずえっ?と聞き返したことが何度もありました。

残念ながら滋賀と関係がありそうな地名は見つけられませんでしたが、せっかくなので面白いものをいくつかご紹介します!

まさかビックリ!【MASAKA(マサカ)】県。マサカ県の名物は、

”まさか”の…

たい焼き!!

さらにさらに…

”まさか”の…

あんこ無し!

なぜウガンダにたい焼きがあるのかは謎のままですが、日本に負けず劣らず美味しいたい焼きでしたよ(あんこが入っていたらもっと嬉しかったけど)。

「キレイに撮ってね!」という声が聞こえてきそうなお姉さんの背後には…これもよく読んでみると、フェンスに大きく掲げられた看板には【SENACA(セナカ)】の文字を発見しました。(ほとんどこじつけですが)

ナイル川の始発点の街である【JINJA(ジンジャ)】県!現地の言葉で”岩場”という意味だそうですが、思わず手を合わせて拝みたくなるような名前ですね。

セメントで有名、ちょっぴり可愛い【Tororo(トロロ)】県。由来はまだウガンダにイギリス人がたくさん住んでいた時代にさかのぼります。

トロロ県にある大きな岩山(通称トロロロック)の周りには、霧が頻繁に発生していました。トロロに住む人たちの言葉ジャパドラ語で霧は『トーロ』と言います。

霧を見てトーロと連呼する現地の人々の声を、イギリス人が『トロロ』と認識したためトロロ県になったそう。(※トロロ在住のウガンダ人男性に聞いた話ですので、真偽は定かであはりません)

同じくセメントで有名な【ヒマ】県があったり、自己紹介で笑いが生まれそうな【マユゲ】県、ウガンダ北部には【オモチ】小学校までありましたよ。

遠いけれど、似ている?アフリカがちょっと身近に感じられましたか

夢中でアフリカの紹介をしていたら、滋賀とは関係なくなってしまいましたが…。アフリカには思わずくすっと笑ってしまうような、日本語らしい地名が多く見つけるたびにビックリ、そして日本を感じてほっとしたものです。

私の大好きなアフリカを、故郷の滋賀の皆さんに少しでも身近に感じていただけたら嬉しいです。

アフリカと滋賀との意外な共通点、他にも何か知っていたらぜひコメント欄で教えてくださいね!

(写真・文:前川 哲成)


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