【本音で話す事の大切さ】

こんにちは、金井茂利です。

ところで、皆さんは関係が悪くなった相手とは関係を良くしようと努力しますか?それとも、関係が悪くなった相手とはそのままにして、他の人との関係を持ちますか?

僕は、どちらも正解だと思います。しかし、後者の方は関係が悪くなるのを繰り返す可能性があります。関係の回復の仕方を知らないのだから、また関係が悪くなるのは目に見えています。

それだったら、気まずくても辛くても関係を良くする事にを努力した方が良くないですか?


僕も最近、インフィニティ国際学院の生徒と関係が悪くなっていた時がありました。その原因は生徒同士のコミュニケーション不足による意見の不一致でした。

僕は、インフィニティ国際学院の生徒たちと共同生活を初めて三週間ほどですが、彼らを見ていて自分との温度差を感じていました。ずっと部屋に篭ってくだらない動画を見続けることや、ご飯を毎回同じメンバーで食べ他の語学学校の生徒さんとコミュニケーションを取らない、英語の勉強をしていないなどという彼らの状態を見て、自分との温度差を感じていました。


『俺は本気で人生賭けてここに来たのにお前ら何やってんだよ!!』


と、思っていました。そして、僕はほとんど部屋に戻らず、大人の他の語学学校の生徒の方々とばかり話していたら、徐々にインフィニティの生徒達と話さなくなりました。知らず知らずのうちにみんなと壁を作ってしまっていたのです。

この状況はまずいと思い、色んな大人に相談して回りました。しかし、この壁ができてしまった理由は分かっていました。それは、、、

『コミュニケーション不足』です。

これは、だいぶ前に分かっていました。しかし僕は、彼らに話しかける勇気がなく、大人に相談することに逃げていました。

しかし、ある時インフィニティ国際学院の日本事務局長が僕たちのいるキャンパスに来てくださった時に、僕の相談に乗って頂きました。そうしたら、その方が、「僕がファシリテーターになってあげるから彼らとちゃんと話をしてみな」と手助けをして頂くことになりました。

そして翌日、毎日2時間設けられているグループワークの時間に


『本音で話しました』


正直、話す前はみんなに説教をして喝を入れるつもりでした。しかし、話し終わったら逆に僕が説教されていました。

そして、このイザコザの原因は、僕の勘違いでした。彼らは、部屋に篭ってくだらない動画を見ていただけではなく、僕が知らない間に、英語を必死に勉強していたり、ビジネスを始める為にプランを練っていたりと、僕以上に努力をしていました。僕が、真剣なムードでワークをやる時にも、それが逆にみんなの仲を悪くすると思ってあえて雰囲気を崩して気を遣ってくれていました。僕はそれに気付かず、一人で焦って違う方向に突っ走っていました。それを教えてくれたことに僕はとても感謝しています。この『本音の話し合い』がなければ僕とみんなの溝はさらに深くなっていたことでしょう。


でも、これは皆さんも経験があると思います。誰かと知らず知らずの内に壁ができてしまっていたり、ちょっとした意見の違いで相手とのコミュニケーションに違和感を感じてしまったりする。そんなの人間関係を構築する上でなんども直面する問題です。そして、僕はこの経験から、人間関係の問題を解決する一番手っ取り早い方法は、、

『本音の話し合い』

をすることだと思います。人間関係の問題は大体のケースは当人同士のコミュニケーション不足だと思います。本音で話し合って、それでも合わないと思ったらもう話さなければいいし、足りないと思ったらいくらでも話し合ったらいいと思います。ただ、本音で話していないのに、相手との人間関係を諦めないでください。大切だと思う人ならなおさらです。小一時間話すだけで沢山のことが分かります。気まずいと思っても勇気を出して話してみてください。きっと相手も分かってくれると思います。


【本音で話す時に大切なこと】

そして、『本音の話し合い』では3つの大切なポイントがあります。これらを意識するかしないかで相手の理解が大幅に変わってきます。

1.『肯定ファーストで話し合いをすること』

本音の話し合いと言っても、いきなり喧嘩腰で来られたら相手も良い気はしません。それこそ意見の対立を自ら生み出しているようなものです。なので、相手の意見をまず肯定する気持ちを持ちましょう。それから自分の意見を言う。本音の話し合いはあくまで意見交換であって喧嘩ではありません。なので、相手を理解する気持ちを持って話し合いましょう。


2.『相手の意見を素直に受け入れ、感謝すること』

話し合いをする時は、自分が絶対に正しいと思うのでなく、相手の主張を受け入れる姿勢を持って話し合いを進めましょう。本音の話し合いは自分の意見を一方的に主張するためのものではありません。なので、自分にも非があるという意識を持って話し合いをしましょう。そして、指摘をしてくれて「ありがとう」という感謝の気持ちを忘れずに相手の意見を聞きましょう。「ありがとう」の一言を言うだけで、相手の気持ちも自分の気持ちも優しくなり、相手のことをより理解しようと思います。相手が自分を成長させてくれているという気持ちを持ちましょう。自然と感謝の念が湧き出てくるはずです。


3.『言い方を優しくすること』

言い方を変えるだけで、相手への伝わりかたは大幅に変わってきます。強い言い方は、相手に言葉の槍を貫通させているだけで相手に伝わるはずがないです。なので、相手を包み込むイメージで伝えてみてください。自分の意見を弾丸として相手に撃つか、ベールとして相手を包むかは皆さんの言い方次第です。言い方次第で、何倍も相手の理解が変わってきます。


僕は、これらのポイントを意識して本音の話し合いをしました。なので、みんなも理解してくれました。

何度も言いますが、『本音の話し合い』は「喧嘩」ではなく「意見交換」です。相手の意見も尊重し、相手を理解する気持ちを持って接しましょう。


【最後に】

生きていれば人間関係のイザコザなんていくらでもあります。僕もその全てを解決しろとは言いません。しかし、大切な人や長い関係を築きたい人とはそのイザコザを解決したいですよね?なら、勇気を出して「本音」で話してみてください。きっと相手も理解してくれるはずです。










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