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ゲームは判断力を磨くエンタメコンテンツ / 2018/11/02 The News Masters TOKYO出演まとめ

東京藝術大学は、来年4月から大学院映像研究科に、ゲームの研究を行う専門のコースを開設すると発表しました。芸術の一分野としてゲームを捉え、その可能性や映像表現のフィールドを広げるのが狙いだそうです。

タケ小山「とうとう動き出しました、東京芸大」

自分「芸術のひとつとして、ゲームを捉える。嬉しいですよ。だって、芸術って人を感動させて記憶に残させるものじゃないですか。さっき、やっぱり長さんの話で、ファイナルファンタージの記憶ってやっぱり残ってますよね?」

長さん「残ってます。泣いてます。まだ恋愛感情抱いてます。キャラクターに」

タケ小山「でも、これ国公立でやる?」

自分「まぁ、だから感動させるっていうコンテンツは色々可能性が広がってて、もちろんゲームっていうのは、ここ最近出てきたエンターテイメントコンテンツですけど、そこをちゃんと研究してそれを学んで多くの人々を感動させるっていう流れになるんだったらいいかなと思いますけどね」

Kazuquoママ「ゲームの感動っていろいろあるじゃない?例えばドラゴンクエストとかファイナルファンタージーとか、ストーリーとかで感動したって記憶もあるし。映像で感動するとか。今は、電車の中でサラリーマンたちがやってるパズルゲーム?あれはどういうところで感動するのかしら」

自分「それでいうと、今は感動の軸で話したんですけど、ゲームの本質は“判断”だと思うんですよ。小説とか映画とか音楽っていうのは、判断しないですよね?もちろん最初に体験するかどうかっていうところの判断はありますけど、基本的には与えられてるってかたちになります。

で、ゲームっていうのはパズルゲームもそうですけど、判断して選択しますよね。どっちを選択したらクリアするか失敗するかという判断を。それをどんどん行って、正解するとクリアして、ある意味“要求”を満たせる。

アクションゲームとかであれば、選択肢はリアルタイムでジャンプするのか、かがむのかとか。シュミレーションゲームであれば、自分の判断がチームを勝たせることもあれば、惨敗させることもある。この『自分で考えて動く』っていうのがエンターテイメントコンテンツとしてのゲームの良さだと思うんですよね。

例えば勉強するときは、どんどん黒板に書いてあるものをうつしていく。記憶で入っていくという点では、知識としてため込まれていきますが、判断力が満たされないと仕事や人生の判断をするときに判断できなくて固まってしまう。それがあるくらいだったら、こういうエンターテイメントのゲームを通じて判断力を磨くっていうのは非常にいいことだと思うんですよ。」

Kazuquoママ「リアルの世界で判断するとか覚悟するってすごく勇気がいることだからね。ゲームの世界はやり直しができるけど、人生ではやり直しができないから、ちょっと別の訓練が必要よね。」

自分「でも、逆にバーチャルの世界でどんどん判断力を重ねるっていうのができていれば、リアルの世界での判断の成功確率があがるかなってのはあるかと」

タケ小山「なるほどね、練習として使うってことね」

Kazuquoママ「最初の経験は勇気が必要ね、リアルの世界では。」

自分「もちろんそうだと思うんですよ。人生振り返ってみて、小学校・中学校・高校と色んなゲームを体験したからこそ、社会人になってからその判断力っていうのは『あ、養われてたんだな』っていう実感はすごいあるんですよね」

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タケ小山「アバターの彼女と結婚された方もいたよね。そういう時代が来ちゃったんだけど、そういう仮想現実から抜け出せなくなっちゃわないかな?」

自分「それで言うと、昔もゲームは1日1時間みたいなかたちでやってましたが・・・。やっぱり判断の楽しさはありますけど、失敗しても別に次にクリアできたり、ゲーム中のキャラクターが死んでもすぐ復活できて気軽にどんどん体験できるっていうのは、強すぎる要素があるので、そこはちゃんと現実とバーチャルの世界観っていうのは分けれるところは分けた方がいいと思います」

タケ小山「でも、国の機関でできた大学の芸大でゲームコースを作るということは、国の考えも『ゲームはこれから先、まだまだ伸びしろがある』ということですよね?多様性という意味では、遊ぶ以外にどういうものがあるの?」

自分「遊ぶ以外には、判断力とか。やっぱり感動コンテンツって映画も見ないし、小説も読まないとなってくると、人生の広がりっていうのがないじゃないですか」

タケ小山「でも事実上、あさみんはFFのキャラクターにハマちゃったわけだもんね?」

長「そうですね。いやもう、感動できますよ。自分ではできない体験もできますし」

タケ小山「今でもマリオカートだって、ゲームの世界から飛び出てあの格好でやってる人いるわけでしょ?」

自分「あの体験っていうのをリアルでも体験したいな、っていう欲求があるから、現実世界以外での体験をリアルに落とし込むっていうのも、ある意味ビジネスとしてはありうる話なんですよね」

Kazuquoママ「ゲームが実社会のインターフェイスになってくるみたいな、ちょっと今までの時代とは変わってくる感じがするわね」

自分「そうですね。やっぱり判断っていうところをどう重ねるかっていうのが、バーチャルでもできるし、現実世界でもできる。実際、現実世界でビジネスで判断しまくってる人は、逆にゲームやらないと思ったりしますし」

▼オンライン発言

▼放送後の補足

似たような話を上記でしてます。ここ最近でかなり好きなインタビュー記事の一つです。

クリエイターというわけではないですが、受けた支援は自分のモットー「みんなでしあわせになろうよ」のために使います!