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仮想通貨がテーマで激論CROSSしてきた / 2018/02/18 激論!サンデーCROSS出演まとめ

サンデーCROSS出演は初めてでした。

<注目のニュース1週間>
▼平昌五輪 日本メダルラッシュ 合計9個 今後注目の選手は…

正能(要約)
『最近のオリンピックの見方で本当に楽しいなと思うのが、本当に仲の良い友人とはLINE。それ以外の人とはTwitterとか、リアルタイムで思ったことをシェアしながら見られるからすごく今回楽しませてもらっています』

自分『そうですね。ソーシャルメディアのいいところかな。例えば平野歩夢選手のInstagramとか非常に写真がかっこいいですし、コミュニケーションを全世界と取れている環境が出来上がってる。「いいね」とか見ているとすごく分かりやすしですし。Twitter上で元選手の方々が、直接解説してくれるのを見られるのも、非常に良い時代になったなと』

<今週の注目ニュース>
▼藤井五段 羽生竜王に勝利 史上最年少で優勝
http://www.huffingtonpost.jp/2018/02/17/fujii_a_23364080/

自分『藤井五段…六段になりました。すごいですよね、若い世代の才能が。Twitter上で、羽生さんの奥さんの羽生理恵さんが呟いてたんですけど、やっぱり悔しいと。「旦那が負けるのは悔しいです」というのはあるんですけど、それと未来を担う若い才能を心から嬉しく思うのは別々のことで、綺麗に分けていて。その世界として若い才能が出てくることは非常に喜ばしいという発言をされていたのが、やっぱりこうでありたいなと思いましたね』

堀『いい夫婦ですね』

自分『いいと思います。そういう意味では、インターネットの世界でも(正能さんのような)若い世代がどんどん出てくることが喜ばしいですね』

▽その他のニュース
・金正恩委員長 父の誕生日に花を捧げる
・ミュンヘン安全保障会議 日米「北への圧力」訴え
・町田市長選挙が告示 現職と2新人が届け出

<WEBニュース ウィークリーランキング>
▼ちゆ12歳 バーチャルYouTuberに

堀(要約)
『「バーチャルネットアイドル・ちゆ12歳」は2000年代に人気を博した元祖バーチャルアイドルで、初音ミクの大先輩とも言うべき存在です。テキストサイトを運営していたが、ここ数年は更新がなかったと。先ほど見たら「2月14日の生存確認」と書いてあって、そこをチェックしたら YouTubeチャンネルにつながる記事が出てたんですね。ここは専門家の松浦さんに』

自分
『「インターネット老人会」という風に揶揄されるくらい、2000年代を知っているか知らないかで、ばっさり分かれるんですよ』

堀『なんですか?インターネット老人会って』

自分
『「昔はこんないいことがあったよね」みたいな感じで、どうしても話しちゃうんです。それを揶揄してインターネット老人会。2000年代の最初の頃って、FacebookもTwitterもないわけですよ』

自分
『どうやってこういうサイトにたどり着くかと言ったら、こういうテキストニュースサイトみたいな形で。テキストでいろんなニュースが「こんな感じでありますよ」というサイトをみんな見に行くといろんな面白いネタがあるんですね。そこを見ることでみんな話題を共通して持っている。昔はチャットとかでそういう情報をやり取りもしていたんですけど。まとめサイトの元祖みたいなものですよ。それがバーチャル人格を持ってやってましたという感じなんですね。それが「17年も時が経って復活したんだ!」という、どちらかというと喜びの方が強いかなって』

堀『(17年経って)ちゆ30歳じゃないですか(笑)』

自分
『12歳であることが大事(笑)。直近で言うと、バーチャルYouTuber自体は非常に人気が出てきていて、YouTuberってそもそも生身の人が喋るっていうのがあるんですけど、生身である必然性もないじゃないですか、CGでもできる。初音ミクってある意味、人が普通に歌っているところがバーチャルで誰もが初音ミクのソフトを使うことで発信できる。同じような感じで、リアルタイムでYouTubeで発信できるという世の中になってきたので、そこにものすごい老舗の、昔とある人だけが知っていた面白いサイトがやって来るということが、これだけある程度大きなニュースになったのかなと思います』

正能『あまりに言うから見てみたんですよ。でも全然面白くなくて』

自分『でもね、それもわかる(笑)。当時のノリと今のノリは違う』

正能
『全然違います、テンションが。実際、再生数もそれぞれ(の動画で)3万再生ぐらいしかないんですよ。だからやっぱり今の世代にはあんまり響いてないんだなというのは、どんどんテンションが変わってく感じというか、すごく感じました』

自分
『そうそう、テンションが変わってる。あと昔のネタも焼き直しになっているので。最新のネタなわけではないので』

堀『そっか、なるほど(笑)。ぜひ皆さんチェックしてみてください』

参考:バーチャルネットアイドル・ちゆ12歳( http://tiyu.to/ )

▽その他のニュース
・裁量労働制 労働時間短くなるのか データに疑問
・仮想通貨Nano 約211億円が流出

▼奨学金破産 過去5年で1万5千人 親子連鎖広がる
https://www.asahi.com/articles/ASL1F7SBXL1FUUPI005.html

自分
『これは切り口がいろいろあって、いわゆる大卒至上主義、必ず大学に行かないと就職が…というところがあるから、大学に行くために奨学金を得て、という話もあると思うんですけど。極端な意見でいうと「お金がないのに、なんで大学行くの?」みたいな。でも就職のためには行くしかない。そこの不整合なところがどうしても出ちゃっているという問題もあるし、制度面も含めて考えていった方がいいかな。なかなか現実の解決策というのは難しいところがあると思いますし』

自分
『それだったら専門スキルを磨けるような学校にきちんと行く。実社会で、すぐその技術が活かせるような就職もしくは起業とか、そういうものにつなががるような教育を施す方向性もあるよねと思う次第です』

<30代が注目したニュースランキング>
▼カジノ入場 日本人は週3回 政府規制案

自分
『回数の問題ではないと思うんですよね。そもそも楽しむ側からすれば、回数制限がある時点であまり行かなくなってしまう。それこそ本質的にやりたかったところとは違うことじゃないかと思うんですけどね』

<激論CROSS>
▼仮想通貨 今買うべきなのか?

<フリップ1「ビットコインの値動き」>


『今回、仮想通貨「ネム」が流出して。最初は仮想通貨、ブロックチェーンの技術というのは、マネーロンダリングに対して非常に強いと。公開されている情報、透明性の高い取引なので、マネーロンダリングのことを考えると現金よりも安全だとずいぶん期待されていた。ところが蓋を開けてみると、細かく分散してどんどんいろんな闇取引所などで捌いていくと、その先が追えなくなってしまう。「マネロン対策にならないんじゃないのか?」などという声も聞こえてきた、そういう局面です。松浦さん、いかがですか?』

自分
『技術の穴をつけば、どんなものでも、どんな技術の穴もあると思うんですね。別にビットコイン、ブロックチェーンに関わらず、インターネットだって穴自体はある。過去、古きゆかしき仕組みにだって、どんなものにでも穴はある中で、そういうものをどんどん埋めながらやっている。一番確実なのはアナログですよ。僕と堀さんが単純に(手渡しで)お金を交換するというやり方だけでやっていたら、確かに間違いなくセキュリティ的には大丈夫だと思いますけど、それだとやっぱり決済のスピードが落ちるじゃないですか』

自分
『だからこそ銀行とかそういうものを通じながらやっているという仕組みがどんどんできている中でいうと、技術的な穴はあるんだけれども、そこを埋めながら前に進むという風に考えた方が、この仮想通貨、ブロックチェーンについては良いかなと思っています』

<フリップ2「仮想通貨とは…」>

<フリップ3「仮想通貨主要国の規制状況」>

自分
『話を聞いていると、技術と社会のすり合わせが一つのポイント。僕もブロックチェーンは広まっていくと思っているし、これは止められない。ただ社会との接点という部分は大事であって、この社会性のところを取引所がちゃんとしてなくて、取引自体が社会性を持っていないから、やらかしてしまったというところが大きいというのも一つあると思うんですよ。そこがしっかりしていれば、一般的にもっと分かりやすいものになるはずだと。

あと室伏さんが言われていた技術の過信。これは何でもそうだと思っていて、例えば車を運転した時に、車は速く移動できる、でも重大な事故を引き起こす。そうすると、免許を取る時に重大な事故の映像を見たりとかして、安全のところをちゃんと認識した上で社会に適合させていくものだと思うんですよ。それで言うと、今回は丸腰。技術的には素晴らしいと思うし、僕もブロックチェーン大好きなんですよ。こういう話大好きなんですけど、安全性のところが一般的に認知されるのを結構おざなりにされてきた側面があるのかなというのは、否定しきれないんじゃないかな』

堀『一足飛びでテレビCMをバンバン打って、街中に行っても大きな看板が出てきて「ビットコインすぐ買えます」「仮想通貨買えます」となっていると、なかなかそのクッションがない』

自分
『そうですね。注目が先行してしまって、そこに信頼が全然追いついていない。社会的な信頼とか理解、安全が追いついてない状況というのが、よろしくなかったかなと』

<フリップ4「ビットコインの値動き 2017年4月以降」>

<フリップ5「コインチェックの仮想通貨流出は北朝鮮の仕業?韓国の情報機関が指摘」>

▼詳しくはこちら
http://www.huffingtonpost.jp/2018/02/05/north-korea-hacking-nem_a_23353762/
コインチェックの仮想通貨流出は北朝鮮の仕業? 韓国の情報機関が指摘

<フリップ6「ネムの資金洗浄」>


『今回のネムの資金洗浄などを見てみると、当初は「追跡可能だから現金化までは出来ないでしょう」と。「した瞬間に足がつくでしょう」という話で、楽観的なムードもあったと思うんです。ただ、ここにいわゆるダークウェブ、闇サイトですね。私たちが普段検索して引っかかってこないような、さらに最深層部にあるネット取引。そこで仮想取引所を、おそらく容疑者が自分で作って、そこで資金洗浄をしていくようなことが行われていくと。これがなかなか、じゃあどこまでメスを入れられるのかなと。インターネット社会ってやはり奥深いものがあるなと改めて感じます』

自分
『それを言ってしまうと、できると言い切るのが怖い。どんな技術でも、0.1%の部分で、0%にすること自体は無理です。無理なので、そこをいかに小さくするかというのは技術的にどんどんチャレンジする話だと思いますし、こういう穴が出たのであれば、次はその穴を塞ぐ。技術の世界だとセキュリティパッチを当ててどんどん穴を潰す。ある意味、ポジティブに信頼していなかったら、わざわざセキュリティの穴を塞がないじゃないですか。そういう思想を持って、技術ってどんどん進化していくものだと思っているので、そこは信じた方がいいんじゃないかなと思います』

<フリップ7「黒田東彦日銀総裁 衆院予算委員会での発言」>


『例えば日本円がいろんな通貨のリスクヘッジとして、ユーロが危機になれば円が買われます。ドルが危機になれば、アメリカ経済が弱くなればリスクヘッジで円が買われます。それは日本という国が積み上げてきた信頼がそこにあるからですよね。ところが東谷さんがおっしゃるように、その信頼を感じる先そのものが何なのであるのか?というのがわからないというところで、果たして通貨そのもの、ブロックチェーンに対して、どこに拠り所を置けばいいのか?』

自分
『それはコミュニティに拠り所が置かれるんじゃないですか。昔は中央集権なので、極端な話(拠り所は)「王様」じゃないですか。王様がやることについて信頼しているから、王様が紙幣を発行する。例えば昔だと、大名も紙幣を発行したりとかしていたじゃないですか』

堀『今回の場合、例えばネムだったら「ネム財団」の信頼性ということですか?』

自分『という形になりますよね』

自分
『だから、ビットコインとかブロックチェーンとかは非中央集権型なので、台帳という仕組みがそもそも、みんなでチェックしながら「これが正しいのである」という、コミュニティが信用を担保しているという世界なんです』


『そういう意味でいうと、今回のネムの事件から学ぶことは、コミュニティの信頼が落ちたということなんですか?』

自分『それは別の話なので。あくまで取引所の話なので。』

◆仮想通貨、今後の展望について

自分の〆としては下記となります。
『投機というよりかは、どちらかと言うと「国家に頼らないコミュニティがカギ」。さっき言った社会性の部分で、結局、取引所そのものが社会性がなくて迷惑をかけているのであれば、国家が作り出す法律よりも自意識を持ってちゃんとルール化してやるような形、国家に頼らない形でコミュニティができれば、仮想通貨というのはさらに進むんじゃないか。すごく難しい話だと思うんですけど、ここを越えてほしいと思っています』


クリエイターというわけではないですが、受けた支援は自分のモットー「みんなでしあわせになろうよ」のために使います!