池袋暴走運転事件から学ぶ、「容疑者」「上級国民」「高齢者」ラベル付けの怖さ / 2019/04/24 AbemaPrime出演まとめ
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平石アナ「ネット上で上級国民というスラングが出てきて、何かこう特別扱いされる人されない人という見られ方があるこの流れについてはどう見ていますか?」
自分「呼称問題、テクニカルな部分ではゲストのお二人(憲法学者の木村草太さん/日本交通事故調査機構代表の佐々木尋貴さん)の説明は『確かにそうだ』と頷ける。でもそこに納得感があるかというと、ない。報道で世間に『定義として容疑者と言えないから』と説明してもなかなか伝わらない。ということは伝え方から変えていかないといけない。
また、この『上級国民』という言葉が浮上すること自体も怖いことだなと思う。"上の人がそういう風にやっているからみたいな風潮"があったら上が信じられなくなる、"上"って表現はあれなんですけど、でも"上"って言っちゃてる状況。
先ほどGoogleトレンドで見て見たら2015年に1度『上級国民』が吹き上がっている。今はその比じゃないくらい、検索数がものすごく上がっている。
もちろんネットを使用している人が増えてきたこともありますが、感情が巻き上がりやすくなっている環境下においてでいうと、この状態の方が感情的に怖いなという印象。」
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自分「みんな元院長をすでに"犯人"だと思っている。事件と事故の区別がついていない。『犯人だから容疑者でしょ、何がどうなってもその人悪いじゃないか』っていうような印象から入ってしまうと、「"さん"づけ/元院長」などの呼称で違和感を持ってしまう。」
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佐々木尋貴さん(日本交通事故調査機構代表)「"高齢者"だから暴走事故を起こすわけじゃないし、逆に高齢者が犠牲になる事故もたくさんある。」
自分「”上級国民”もラベルづけだし、"高齢者"もまたラベルづけ。『高齢者だから車を運転するのは危ない』とラベルづけして議論するのは怖いこと。僕も予防すべきだと思うし、だからといって一律に考えるべきではない。
事件の違和感についての議論よりも、予防のためのルールをどういう風に合意して決めるのかというところが大切。」
パックンさん「"ネットで怒っているみなさん"というくくりも危ないですよね。」
自分「そうですね!」
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▼放送後に思ったこと
まず、「容疑者」というラベルね。規定があっても、そのラベルが伝わらなければ意味がない。メディア云々じゃなくて、警察の忖度その他あるのかもしれないけど、まずは手前の話で。ここはいい加減、もっとライトな言葉で揃えるべき。まだ裁かれてないのだから。
「上級国民」もそう。そうやってラベル化して可視化することは怖い。いかにネットスラングとはいえ、これが所謂マスコミ使っちゃいけないワードなのでは。その言葉を使うと言うことは格差まっしぐらだよ。
端的に「高齢者」も危ない。高齢者だから判断能力が低いとは限らないからね。自動運転の技術があがるにつれて、マニュアルの試験は厳しくすればいいと思うんだ。なんだったら、1年に1回更新の義務でもいい。それぐらいマニュアルのハードル高めればいい。自動車業界だって、クルマそのものを売ることよりも体験売る方に舵を切り始めているのだし。
クリエイターというわけではないですが、受けた支援は自分のモットー「みんなでしあわせになろうよ」のために使います!