見出し画像

「ウランがネットで購入可能」概要は報じても手段を報じる必要はない / 2019/3/13 AbemaPrime出演まとめ

▼当日の記事

▼オンライン発言

▼放送中の発言

自分「昔はECサイトなどの決済のシステムを作るのが、めちゃくちゃ大変だったから、いわゆる大手サイトがプラットフォームとして守れていたんだけど、今個人の範疇でも買えるような仕組みを作ってしまったので、ある意味自分たちだけの手でやれるような仕組みになってしまった。手段が簡単になることはいいことなんだけど、逆に言うと自由度が増してしまったがために、そういうのが売りやすくなってしまったとも言える。」

〜〜〜〜〜

自分「フェイクニュースなども含めて、そういう事例が集まってきさえすれば、AIがオートで確認できるような形になるんだけど、まだまだ事例が少ない。というか、そんなに事例がたくさんあったら大変じゃないですか(販売禁止のものがネットに蔓延してるような)。事例として小さいから見つけにくい段階であると思うんですよね。」

パックン「まだビッグデータにはなっていなくて、スモールデータからはAIは学習できない、ということですね」

〜〜〜〜〜

自分「ダークウェブは、元々これをやるために作られたものではない。正しい方向でいえば、個人情報保護のためなど。ただ、セキュリティが厳しいからこそ、闇マーケットの場として利用されてしまう。『ダークウェブ』とラベリングしてしまうと、ダークウェブで行われる全てのことが悪いことのように捉えられてしまうことがあると思うんですけど、そこはちょっと注意して欲しいかなと。結局、悪いものが流通しているのも事実なんで、ダークっちゃあダークなんですけど。」

パックン「例えば、松浦さんと僕が誰にも絶対バレないようなやりとりをしたいんならば、ダークウェブを使うことは可能ですか?」

自分「可能。LINEのやりとりはディープウェブ。検索しても絶対出てこないじゃないですか。ただ、調べようと思えば調べられてしまう。もっともっとわかりにくくするっていう意味では、ダークウェブを通じてパックンとやりとりをすることも可能。」

〜〜〜〜〜

自分「telegramもmessengerとツールとしては同じ。匿名性が高いという点で異なる。通常のチャットツールだとどこからどこへ情報が送られましたなどの情報は、解析しようと思えば分かってしまう。しかし、telegramの場合は、誰から誰に何を送ったかがわからないようになっている。」

宮澤さん「どういった人がtelegramを使用するんですか?」

堀さん「ウィキリークスとか含めて、内部告発をするときのやりとりは暗号回線を使うっていいますよね。」

〜〜〜〜〜

自分「『telegram』すらここで言わないほうがいい。個人的には可視化してしかるべきだと思うんだけど、今は簡単に検索できる世の中だから、知ってしまうことが果たしていいのか、極端なことを言えば、これですら幇助かな。」

パックン「松浦さんは、ダークウェブなどについて調べることすら勧めないと言うことですか?」

自分「ダークウェブという存在自体は知っていて欲しいと思うけど、手段の部分は少しマスクをして欲しい。」

パックン「なんでですか?どういう脅威があるんですか?」

自分「結局のところ、知識を『知っていて怖い』なのか『知っていて興味をもつ』なのか。気軽にやってみようかなと踏み込んでいく怖さがある。」

宮澤さん「今ダークウェブを使っていないのであれば、この番組で『ダークウェブ』の存在を知って、利用する理由はあんまりないってことですか?」

自分「実際のところあんまりないと思う。パックンと僕がダークウェブを利用してやりとりするようなことないじゃないですか。」

パックン「難しいところですよね。1つ前のトピックは、麻薬でした。『最近コカインが激安になった』というニュースも出ました。それを見て興味を持つ方もいるかもしれない。」

自分「それでいうと、入手方法は言ってなかった。『コカインが安い』という概要としての話だったらいいと思う。ダークウェブが存在していて闇取引があるという知識を提供することはいいと思う。そこにアクセスする手段の話は、結構気をつけた方がいい。」

▼放送後の補足

「違法なこと、危ないことがある」という事実を知らしめること、知ってもらって理解してもらうことはいいんです。でもね、その手段の開示は危険。今まで以上に手段を知りやすくなっている。知っちゃうとやってしまう。これは本当に危険。いけないことに対する誘惑は誰にでもある。ちょっとググればなんでもある。もちろんそれこそ自己責任と言われがちな話なんだが。それを知識として楽しめる分にはいいと思う。

自分だってその大昔、ハッキングの手段とか頑張って調べて実践したことはある。結構頑張った。ただ、いまはその手段がもっともっと容易に手に入る。いや、健全に利用はできるが、できない人もいる。事前に怖さを理解していればいい。怖さを理解させずに包丁使わせますか?

アベプラは結構地上波のブロードキャストで出来ないことをやっている。そればAbemaTV全体に言えることでもある。でも、その「いけないことに対する誘惑」を使いすぎてないか?という懸念はある。誰でも裏側は知りたい。自分だってそういう誘惑から、結構ダークなネタを知らないわけでもない。

でもだからこそ、メディアとしての立ち位置は大事だと思う。むしろそこの懸念をちょっと感じた回になったのでした。

クリエイターというわけではないですが、受けた支援は自分のモットー「みんなでしあわせになろうよ」のために使います!