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会社が社員メールをAIを使って監視する是非とは /2018/08/16『The News Master TOKYO』出演まとめ

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日本企業の間で、AI(人工知能)で従業員の業務用メールを解析し、談合や汚職などの不正を早期発見するシステムを導入する動きが広がっています。不正を示唆する単語や文章を自動的に感知できるので、人間がチェックするよりもはるかに効率的だということです。
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タケさん「いやですね。キーワードというのは何ですか?銀座とか?」

自分「それだと取引先が銀座にある場合など引っかかってしまうので、それだとダメです。文脈を理解しないといけないので、AIが文脈のおかしなメール、大丈夫なメールと(振り分けていく)。最初は、いい例と悪い例を読み込ませておいてそれを元に判断してもらう。

人が一件、一件チェックするのは人手だと難しいですが、何件チェックしても疲れないという点はいいですよね」

西川さん「大林組が談合の再発防止として、AIの活用を検討。あくまで検討段階ですが、もすでに導入しているところもあります。日本外資の関係者は、AIによって不正に気付けなかったものもある。だから、システム的には弱点もあるのではないかという指摘もあります」

自分「隠語とかもあるのでそういうのを覚えさせてからでないと(難しいですよね)。だけど、蓄積されたものなら、絶対に間違えない。学習すればするほど賢くなっていくのがAIのいいところですからね。情報が漏れないように、情報が漏れたことを検知するということも大切です。AIは大量データがあれば、いけない方のデータを見つけるのも得意なので。

例えば、この前の災害でも川とかにセンサーをたくさん設置していれば、溢れる情報と分かったはずです。身体の不調の検知、ウエラブルとかで対応が不正に上がってきたとか、なんでもないタイミングで心拍数があがってきたりとか、検知っていう意味ではたくさんのデータがある中で、これってちょっとおかしいというのを見つけるのはAI自体は得意だと思う」

タケ「最後に品位的にチェックするとなると、その人が不正をすり抜けたりした場合は抜けちゃうのでは?」

自分「そうなってしまうと漏れてしまいますが、対象相手が対“人”相手だとプライバシーの問題として関わってくる。ただ、業務メールはチェックされてしかるべきだとは思います。だったら、個人のメッセンジャーでやり取りしたらという話なんですが、そこもやっぱり監視しなければいけない。会社によっては(個人の)スマートフォンを入室の際に外に置いておくくらいセキュリティに厳しいところもあったりするし、そもそも不正をしたら制裁金ではないですが契約するときにそこまで決めているのが本来の正しいやり方だと思います」

タケ「入社してきた新卒の方の中には、『こんなに監視されてるの?』と思っている方も結構いるのでは?」

自分「そこは最初に説明するべきで、セキュリティやコンプライアンス的なことは昔に比べるとかなり上がっている」

タケ「その中で、会社がAIを使って(監視を)やっていくのは致し方ないと。民間企業だけじゃないよね?」

自分「そうですね。政府も色んなものを含めてたくさん議事録があるので、それを分かりやすい形にしてほしいと思いますね。」

タケさん「くれぐれも思うんだけど、機密の文章などでは、多くの人に開示される時は黒線がひいて重要なところは隠してありますよね。でも、AIが感知してるってことは、全てその文章を見ながら感知するので、不正をはじかれて公官庁とかに『昨日はじかれたメールです』などのようにやられてしまったら、隠しようがないし、黒線で隠しても意味がない。だから、これからの世界、ITの進歩に対して、全く真逆の方向に行ってる法律ってありますよね?」

自分「だけど、可視化される確かな流れというのは止められないと思います」

クリエイターというわけではないですが、受けた支援は自分のモットー「みんなでしあわせになろうよ」のために使います!