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ゴーン逮捕についてはどれぐらい余計な要素を差っ引いて本件みれるかどうか /2018/11/21 AbemaPrime出演まとめ

◆当日の記事

◆オンライン発言

◆放送中の発言

自分「今回のゴーンさんのことだけに焦点を当てるのではなく、ビジネスとしてのフレームワークでみるべきだと思うし……やっぱり結果出したわけですよ。

ここ最近の日本経済や企業投資やガバナンスが変わってきている中での話じゃなくて、20年前、1990年代後半、日本の企業としてなかなかうまくいかなかったものを劇的に変えた。

もちろんそれはそこだけに焦点を当てずにそのあとの経過も考慮すべきではあるけれど、先頭を切って結果を出したのは事実。

僕は、ゴーンさんが結果を出したことと、今回のこととの関連性がまだとれていないと思うんですよね。別の角度から見た話をしないと、僕はフェアじゃないかなと思います。」

小川アナ「松浦さん、日産で働かれていたことがあるんですよね?」

自分「そうです。僕はリバイバルプランに巻き込まれて、ある意味職を失った人間です。新卒1年目の1990年代後半、日産自動車で勤務することになって、1年間働きました。

宇宙開発事業部というところにいたのですが、リバイバルプランで、IHIというところに売られて、日産ではやらなくなってしまいました。

でも日産自動車の歴史をたどれば、もともと航空事業をやってきた一連の流れがあるなかで、なんで会社として頑張ってきたことを切り離してしまうんだ、そのときの新卒1年目の僕は、『まあこういうこともあるかな』とポジティブに切り替えられたんだけど、きっと当時20年前に30代後半から40代の方々は、違ったと思います。

群馬の山奥に事業所があったんですけど、ちょうど荻窪の事業所から引っ越してきたばかりだったんですよね。その1年後にそういう話が出てきてしまって、また1年ほどかけて徐々に切り替えなければならなかった。『住まいを移動させたりして、生活を仕事のために変えたのにどういうことなんだ』となったと思うんですよね。

そういった状況を経験したので、1社員として考えると、そういった(怨嗟の)声があがっても致し方ないかなと思う自分もいるのは事実ですけどね。」

堀さん「恨んでる?」

自分「恨んでる人もいると思う。僕はまったく(思ってないけど)。」

ブルボンヌさん(女装パフォーマー/ライター)「あら、いい人ねえ。」

自分「いやいや…!当時新卒で入った会社に定年までい続ける人ももちろん多いけど、90年代後半転職して人生を変えていく人が増えたのも事実。

僕はある意味、転職を強制的にやらせてもらえたので、後から振り返るとよかったかなと。もう転職9回もしている身ですし、そこは感謝しているかなと。」

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自分「(ルノーと日産のねじれ関係を解説した図を見ながら)このシナリオどおりに、ゴーンが外れるとします。でも、外れたからといって、フランス政府が株をもっているのも事実で、その割合も事実であり、逮捕したからといって、この数値がすぐに変わるわけじゃない。

変な話じゃあそのまま、ゴーンが外れたんだったら、フランス政府としては、じゃあ統合しましょうかってなるとする。それだったら、日産からしてみれば最悪のシナリオになるわけじゃないですか。

何かしら態度が変わってきたところはあったにせよ、そのバランスを取ってきた人の観点でいうと、日産のクーデター説が本当の場合、クーデターしたところで結局吸収されたら、元の木阿弥になっちゃうような気はするんですけど、そのシナリオはどうなんですかね?見方でいうと。」

堀さん「経営戦略的なものじゃないんじゃないかっていう話ですよね。指摘としては。」

ジョナサン・ソーブルさん(ジャーナリスト)「ルノーは筆頭株主で力は強いんだけれども、勝手に統合させるほどの力はない。」

▼放送後に思った話

というか、放送後から、ずーっといろんな話が出ているわけですよ。憶測も含めて。出てきた話の一つでいうと、当時の派遣切りだって経営上の手段の一つだし。ある意味切られた側の人間だけどそれは理解できるし。

どれぐらい余計な要素を差っ引いて本件みれるかどうかだと思ってます。慎重にみてます。



クリエイターというわけではないですが、受けた支援は自分のモットー「みんなでしあわせになろうよ」のために使います!