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「会いたい」という期待値のコントロールこそ事務所の責任

事件そのものについては言及しません。

それは上記に書かれている通り。憶測で語ることすらどうかな、って思う。

そうじゃなくて、語られるべきはこういう事件が起きないための予防。別にアイドル事務所を運営することはないけど、近しいビジネス事例に遭遇することだってあるかもしれない。そして、こういう時こそじゃあどうしたらってそれぞれが考えをめぐらすことが大事。どういうことなんだろうで思考停止しないこと。

原因から考えれば、止めるべきは欲望の暴走。完全には止まらないけど、極力止めるためには何をすべきか。

それは「会いたい」という期待値のコントロールなのでは。それこそ機械ではできないコミュニケーションの領域。

過去だっていろいろ起きているんですよ。さらに、今はリアルで会えるのがポイント。だからこそ、期待値が上下しやすいわけで、このコントロールを間違えると、暗黙知やその他で守られたルールとかクソ喰らえで「暴走」が始まるのでは。その期待値の設計がいわゆる事務所がするべきことなのではないだろうか。イベントなどで「会える」タイミングを設計しているからこそ。

だから防犯ベルは期待値のコントロールという策になってない。

期待値をコントロールするなら、それこそオンラインメディアの活用は手段としては有効だとは思いますけどね。オンラインでも身近にいれるという体験は大きいはず。

そしてそれでも会いたいというのは存在する。であれば、ひとつは期待値を下がることを発信すること。全寮制とかね。ま、その期待値を下げすぎるとファンビジネスにならないというのはわかるし、コストもかかるとかもあるだろうけど、そういうのも込み込みでどれだけ事務所が対策打ててるのか。事故を産み出さない予防ってのが管理組織の責任としての施策のはず。それが今回見えてこないのが残念なポイントです。

ちょっと話は違うけど、上記noteにはいろんな意見があるんだろうけど、一つの見方として、期待値コントロールが事務所ではなくファンの側で結果としてやってる事例かな、と。自分もそうは言いながらも少なからずメディアに出ることもあるだけに、いろいろ考えなければな、と。

アイドルファンビジネスに詳しいわけでもなんでもないし、追っかけやってたわけでもなんでもないけど、今ある知識で考えることが大事ということで書いてみた次第です。そして誰かの考えの元になれれば幸いです。

クリエイターというわけではないですが、受けた支援は自分のモットー「みんなでしあわせになろうよ」のために使います!