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いつだって君は

久しぶりの東京。丸の内のオフィス街で、会社員の友人とランチした。

仕事のことで悩んでいる風だったので、
大したアドバイスは出来ないだろうけれども
話を聞くくらいなら…と、2日前に急遽決まったこの時間。

わたしの結婚式以来だから、会うのは1年半ぶり。とは全く思えないほどのフランクさにお互い笑ってしまった。

話す内容も、ほんとうに他愛もないようなこと。
最近みかけたおもしろ人物のこと、SNS疲れした話、自分とその周りの人たちの近況など。

だけれど彼女は会計まぎわになって、真剣なまなざしで話しだす。

「やっぱりしげ(わたしの旧姓のあだ名)とは、久しぶりに会った感ないな。一緒にいる時間とか、距離の問題じゃない。いつもそばにいてくれるみたいな、そんな感じ。悩んでたこととか、相談しようと思ってたこととか、どーでもよくなっちゃった(笑)でもなんか、それがいいよね。」

不意打ちをくらい、お腹だけでなく胸もいっぱいになったわたしは、会計に立つふりをしてこみ上げてくる何かをごまかした。

友人、ありがとね。
次はあのお店で、いわしのコンフィを注文しようじゃないか。

***

結婚して名前が変わってから、
私は第2の人生を生きている感がある。
一回死んだつもりで、生きてる。

仕事も変わったし、住む場所も、暮らしぶりも
何もかもが変わった。

けれどもふいにこうやって、
「変わらないもの」の存在に引き戻されることで
ああ、私は生きてるんだなぁ、ってまた思いなおすことができて。

そのたびに、今まであったいろんなことのすべてに、無駄なことなんてなにひとつなかったんだなぁとか、ありがたいなぁとか、ほっこりとした気持ちにさせられている。

持つべきものは、友ですね。

https://twitter.com/naramio0512/status/1111094846880546816?s=21


久しぶりに会いたい!とか思ってくれる稀有な方
いたら、連絡まってます。
意外と東京で、ひましてます。うふふ。

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